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『やっこさんとうとう姿を現しやがった。』
『下手に騒いで感づかれたら厄介だ。お前もまずは一旦屯所に戻ってこい。』
そんな電話が副長から掛かってきたのはほんの数秒前。
コンビニのレジで丁度会計をしてもらっていた私は、通話ボタンを切ると、財布を片手にそわそわそわそわ会計が終わるのを今か今かと待ち続けていた。
「ストローはお付けしますか」
「いえ、いいです」
「お箸お付けしますか」
「結構です」
ピッピッ
「………」
「………」
「スプーンお付けしますか」
「いえ、」
「ではフォークを」
「結構です」
「ナイフ」
「結構ですってば…!」
なんだこの店員しつこいな…!!
急いでるんだよ私は!今は一刻を争う事態なんだよンなもんいいから早く会計しろよ!
ったくこんなことするのはどこのどいつだ、と相手の顔を確認すべく何気なく顔を上げた時だ。
「え、」
「当店只今キャンペーンをやっておりまして」
「おまっ…!」
「んまい棒コーンポタージュ味、お付けしておきますね。」
カッ
目もくらむほどの一瞬の眩い閃光の後、私は買ったばかりの商品共々猛烈な爆風によって店の端まで吹き飛ばされていた。
聞こえてきたのはにっくきあの男の高らかな笑い声。
「ふはははははまた会ったな幕府の狗め!」
「…ッカーツラァアアアアアア!!!」
ごめんなさい土方さん、そっちへ着くのちょっと遅れます!
2011.8.2
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「よし、全員揃ったか」
「…?あいつがいねぇようですが」
「………またかよ」
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