転入編
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【放課後 部活】
竜崎「今日からマネージャーをすることになった佐藤陽菜と田中瑞稀だ。2人とも挨拶をしてくれ」
陽菜「え・・ええっと!佐藤陽菜でしゅ!!あぁ、またやっちゃいました。よろしくお願いします。」
瑞稀「田中瑞稀・・・です。」
自己紹介もを終わり各自練習に戻ったが、テニス部レギュラーは2人の前に残った。
手塚「部長の手塚だ。よろしく頼む。」
大石「副部長の大石だよ!よろしく!」
乾「3年乾だ。よろしく。」
不二「僕と英二は自己紹介したもんね」
菊丸「にゃにゃー!」
海堂「ふしゅー。2年海堂薫っす」
桃城「同じく2年の桃城武っす!!桃ちゃんって呼んでください!」
越前「・・・越前リョーマっす。」
下崎「この人たちはテニス部レギュラーなんだよぉ!じゃぁ私がマネージャー業務教えてあげるからきてねぇ!(モブ女如きが関わってんじゃねぇよ!)」
陽菜「よろしくお願いします。」
瑞稀「はじめてなものなので」
下崎は2人の腕を引っ張るとマネージャー業務を教えて行く。呑み込みが早い2人はテキパキと仕事をこなしていった。
下崎「すごおい!!2人ともはやいね!!」
陽菜「あ、いや!そんなことないです!下崎さんが丁寧に教えてくれたので。」
瑞稀「すごくわかりやすかったです。」
下崎「そんなことないよぉ!あ、じゃぁ2人は休憩しててね!私がドリンク配ってくるからねぇ!」
2人が作ったドリンクはレギュラー分だけだった。下崎がレギュラー分だけのドリンクで良いって言ったためだった。下崎は2人には休憩しててと言いながらも本当は自分が作ったことにして手柄をとろうとしていた。そんな考えは陽菜と瑞稀にはおみとおしだった。2人は「ありがとうございます」と言うと下崎はニヤッと笑いドリンクを持ってレギュラーのもとに向かった。
陽菜「おバカだね」
瑞稀「レギュラーだけに作るとか贔屓だろ。」
陽菜「ほんとだね。平部員の分作っちゃおうか。」
2人はテキパキと平部員の分もドリンクを作った。人数分できるとドリンクを持ってテニスコートに向かった。
下崎「これドリンクだよぉ!はい周助!!」
不二「ありがとう。美空が作るドリンクは美味しいからね」
菊丸「本当だにゃー!!」
下崎「きゃぁ!英二くん!抱き着いちゃめ!っよ!」
不二「ふふ可愛いね美空は。」
菊丸「ごみーん!」
陽菜「・・・・(きっも!!!)」
瑞稀「・・・・(おっえー!!!)」
その様子をたまたま見かけてしまった陽菜と瑞稀は口がひん曲がりそうだったが我慢してポーカーフェイスを保った。何もなかったようにしようとした2人は平部員に声をかけた。
陽菜「あ!あの!」
カチロー「どうしたんですか?」
イチロー「僕たちに何か御用でも・・?」
瑞稀「ほかの部員さんも頑張っているので厚かましいとおも、おもおも思いますが、ドリンク作ってきました」
堀尾「まじっすか!!??」
堀尾のマジっすか!!という声がテニスコートに響いた。視線は堀尾に自然にあつまる。堀尾はドリンクをもらうとゴクゴクと飲んだ。プハーっというと「めっちゃ美味しいっす!!」と言うとほかの平部員もあつまってきてドリンクを受けとり飲んで行った。
「まじで美味い」
「今まで1番美味いな」
下崎「(っち)」
手塚「あの2人は初日だというのに周りをよく見ているな」
大石「そうだね。気が利くから助かるよ」
乾「ふむ。」
桃城「ああいうマネージャー最高っすね!」
海堂「今まではレギュラー目当てが多かったからな。ふしゅぅ」
下崎「そ!そうだよねぇ!!(ふざけんじゃないわよ!!くそモブ顔だから私の引き立て役にしたかったのに!!むかつくわ!)」
下崎は遠くにいる陽菜と瑞稀を周りにばれないように睨んだ。しかしその表情は陽菜たちは気がついていた。
陽菜「ふふ。」
瑞稀「くっく。」
2人は周りに聞こえないように耳打ちをしていた。「酷い顔だね。予定通りだよ」と。陽菜たちはテニス部に仕事ができるところを見せて、下崎に嫉妬させると言うこと。上手い具合に事が進んでいる。瑞稀と陽菜が見えないように口角を上げると後ろから声をかけられた。
越前「俺もドリンクほしいっす」
陽菜「ど、どうぞ!!」
瑞稀「美味しいかわかりませんが・・・。」
越前「あざっす・・・。」
後ろから声をかけてきたのは越前リョーマだった。なぜか越前は下崎からもらわず陽菜たちからドリンクをもらった。そして何か言いたそうな表情で瑞稀たちを見ていた越前。「何ですか?」と言うと「なんでもないっす」そういうと練習に戻った。
陽菜「(あの子わざわざ私たちから?)」
瑞稀「(あいつ表情暗かったな。)」
2人は越前の後姿を目で追っていた。しかしすぐ視線を外しマネージャー業務に戻った。2人は黙々と仕事をしていた。その姿勢に部員たちは良いマネージャーが入ったと思っていた。
1人を除いて・・・。
下崎「(うざい。ここまで気に入られるなんて。)」
まだ初日だが下崎は陽菜と瑞稀に対して敵対心を抱いた。