転入編
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【職員室】
陽菜「あ、あのあのあの!今日、今日から転校してきた佐藤陽菜でしゅ!・・あ、すみません!お願いいたします。」
瑞稀「わ、わわたしも!今日からです。田中瑞稀です。よろよろしくおねがいます!」
担任「おいおい!そんなに緊張しなくていいぞ!ちょうど2つ机が開いてんだ!」
陽菜と瑞稀は3-6組のクラスとなった。
陽菜「(あいつらね。菊丸英二、不二周助。一番ムカつくやつだね)・・・緊張します。」
瑞稀「(下崎にベタぼれ野郎どもか。)・・・ふぅ。」
2人は担任に連れられ3-6組までやってきた。
担任「おはよう!HRの前に転校生だ!!」
「おー!!転校生!!」
「男!?女!?」
「はやくはやくー!!」
担任「そう慌てるな!よーし!入って来い!」
ガラガラ。
陽菜「・・・。」
瑞稀「・・・。」
「え?地味じゃない?」
「眼鏡女子かよ」
「つまんなー」
「あーあー。」
入ってきた瞬間急にがっくりした人たち。洞察力がある2人はそんなの見てわかった。
担任「今日からこのクラスに編入になった佐藤陽菜と田中瑞稀だ!みんな仲良くな!じゃぁ自己紹介しようか!」
陽菜「え、あ。佐藤陽菜でしゅ!、、、すみません。よろしくお願いします。」
瑞稀「・・・。田中[#dn=2]です。お、おねがいします。」
瑞稀は挨拶を簡潔に済ませ、グッとみた相手は・・・。
下崎「えぇ!転校生だってぇ!!」
桜乃の虐めた本人。下崎美空。
陽菜「ちょっと。」
瑞稀「わり。」
2人は小声で話し、担任に席を教えて貰った。
不二「よろしくね。」
陽菜「はい。よろしくお願いします。(話かけんな。くそ細目)」
陽菜の隣は不二。
菊丸「へへーん!わからないことあったら聞いてにゃ!」
瑞稀「ありがとうございます(月光くんのが1000倍かっこいいし。)」
瑞稀の脳内はほぼ越知月光。
【昼休み】
下崎「ねぇ二人とも一緒に食べよぉ?」
陽菜「え・・ええ。いいんですか?(きっしょ!おっえー!)」
瑞稀「でもこんな地味で冴えない私達が・・。(うんこ見たいな顔だな)」
下崎「いいんだよぉ!一緒に食べよぉ!(この地味な女たちを私の周りに置いておけば私の可愛さがまたあ目立つってことよ!)」
不二「美空は優しいね」
菊丸「ほんとほんとう!可愛いにゃぁ!!」
下崎「そんなことないよぉ!」
昼休みになり下崎から2人に声をかけてきた。不二も菊丸も一緒だ。他愛のない会話をしながら教室でお昼を頂いた。
下崎「もー!二人と話してると楽しいよぉ!」
陽菜「あ、ありがとうございます。(こっちは楽しくないわ!!)」
瑞稀「私も・・嬉しいです。(月光くんと話してる方が最高だ。月光くんに会いたいなー。)」
下崎「ねぇねぇ!2人とも部活まだでしょぉ?よかったらテニス部のマネージャーやろうよぉ!」
不二「大丈夫なのかい?」
菊丸「またあんなことあったら俺!耐えられないにゃー!」
陽菜「あの・・・あれとは?」
不二「あぁ。竜崎桜乃って子がいたんだけど。その子がひどい子でね。美空を虐めていたんだ。今は来なくなって清々しているけど。」
菊丸「美空の事殴るし!蹴るし!か弱そうに見えてこわいにゃぁ!」
下崎「もうそれはいいのぉ。大丈夫だよよx!」
不二「僕たちは心配だよ」
菊丸「そうだよ!心配だから言ってんだからね!」
下崎「2人とも大好き!ありがとぉ!」
陽菜「それはお辛いことですね(なにことくそ茶番)」
瑞稀「私たちは・・・そんなことしません。(あー。ぶっ殺してぇ。)」
下崎「2人は今日初めて会ったけどとぉっても優しい子って思ったよぉ!!」
手を顔に持っていきぶりっ子ポーズをする下崎。それを見て不二と菊丸は可愛いっと言っていたが陽菜と瑞稀にとっても吐き気がした。
不二「先生には僕たちが言っておこうか?」
陽菜「だ・・だっだ!大丈夫です!自分でいいます。」
瑞稀「顧問のせ・・先生の名前教えてもらえますか?」
下崎「竜崎スミレ先生だよぉ!」
菊丸「昼休み終わっちゃうから先生のところ行って来たら!?」
陽菜「そうですね・・そうしましゅ!あ、かんじゃいました」
不二「ふふ。可愛らしいね」
下崎「そ、そうだねぇ!(どこが可愛いのよ!!私のが100倍可愛いわよ!!こんな陰キャラ!!)」
瑞稀「・・・・。(おうおう。ひでぇ顔だな。きも)」
不二が陽菜を可愛いと言ったことに対して下崎はギロッと陽菜を睨んだ。もちろん不二と菊丸は気が付かないが瑞稀はその様子に気がついていた。昼休みも終わり陽菜と瑞稀は職員室に行くふりして屋上に向かった。
陽菜はどこかに電話をかけた。
陽菜「・・・。あ、もしもしスミレちゃん??」
竜崎『どうしたんじゃ?』
陽菜「やだなー。私たちがここに来たの知っているでしょ?」
竜崎『・・・で要件はなんだい?』
陽菜「私と瑞稀をテニス部マネージャーにしてよ。」
竜崎『それは認めん!』
陽菜「残念でしたー!もう下崎と会ってマネージャーやるって言ったからやるからねー!じゃぁばいばい!!」
竜崎『おい!陽菜!!』
ピッと電話を切った陽菜は瑞稀と顔を見合わせるとニヤリと笑った。これから徹底的に下崎美空を追い込む。