転入編
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美空「あんたなんて死んじゃえばいいの!」
桜乃「や・・やめて!」
ドン!!
桜乃「きゃぁぁああ!!」
【神宮寺病院】
陽菜「桜乃は!!??」
瑞稀「桜乃!!!!」
桜乃「あ・・二人とも。久しぶり。ご・・・ごめんね。忙しいのに来て貰っちゃって・・・。」
2人はバタバタと廊下を走りながら桜乃のいる病室に入った。入ってきた2人を見て桜乃のすごく辛そうな笑顔を向けた。
陽菜「大丈夫なの!?」
瑞稀「スミレのばあさんから連絡貰ってびっくりだぜ!!」
陽菜「そうだよ!!ケガしたって聞いたんだから!!」
桜乃「はは・・。おばあちゃん大げさだよ。私が間違って階段から滑り落ちちゃったんだもん。」
桜乃はシーツをキュッと掴んだ。その手は震えていた。その震えていた手に2人は桜乃の手を握った。
陽菜「怪我治るまで安静にしてね!」
瑞稀「そうしたほうがよさそうだ。怪我ちゃんと直してからまた会おうぜ!」
桜乃「ありがとう!2人とも」
陽菜「ここは私の家が経営している病院に入院してて!」
瑞稀「先生も2週間ほどで退院できるって!!」
桜乃「それならよかった。ありがとう」
陽菜と瑞稀は桜乃をぎゅっと抱きしめると病室から出た。
陽菜「ねぇ。瑞稀」
瑞稀「あぁ。見えたか?」
陽菜「ばっちし!!・・・つら。」
瑞稀「桜乃のお腹とか見えないところに痣がたくさんあったな。」
陽菜「ふざけんな!!誰だし!!」
瑞稀「落ち着け。あたしだってムカついてるよ」
陽菜「転んで出来たんじゃない!あれは意図的にされてる!」
瑞稀「じゃなきゃあんな痣出来ねぇだろ!」
陽菜「調べよう!!」
瑞稀「あぁ。ぜってぇ許さねぇ。」
2人は廊下を歩きだした。外に出ると・・・。
平等院「辛気臭ぇ顔してんじゃねぇよ」
ディーク「竜崎さんはどうでしたかな?」
種ヶ島「あんまええ話じゃなさそうやな。」
入江「彼女、青学から運ばれたんだって。」
徳川「そのようだな。」
遠野「ヒャーハッハッハ!!君島が調べあげたぜ!!」
大曲「しっかりしろし。」
鬼「ここにすべてが書かれてんぞ。」
毛利「そない顔せんね」
越知「辛かっただろう。」
外に出るとU-17のメンバーがいた。このメンバーとは幼いころからの縁だ。
陽菜「ねぇ、きみちゃん!さっきの見せて!」
瑞稀「調べてくれたんだ!ありがとう!」
君島「どうぞ。見てください。」
2人はペラペラと紙を捲って、君島が集めた情報に目を通した。
平等院「主犯は下崎美空。」
デューク「青春学園3年テニス部マネージャーですな」
君島「この下崎という人が竜崎さんをずっと虐めている見たです。いじめられた理由は・・・。」
種ヶ島「気にくわんちゅー理由だけや」
大曲「竜崎のばあさんの孫だろ?だから余計にだし。」
入江「なにそれ。気持ち悪いね」
徳川「テニス部と仲良くしているところがムカついたそうだ。」
鬼「どうしようもねぇ野郎だ」
遠野「誰も味方はいねぇーってよ!!」
越知「竜崎先生は虐められていること気が付かなかったと。」
毛利「最低なやつや!」
陽菜「・・・。」
瑞稀「・・・。」
陽菜と瑞稀は拳をぎゅっとした。爪が食い込んで血が出るくらいに。
越知「瑞稀。」
瑞稀「あぁ・・・ごめん。」
毛利「陽菜も手痛くなるで」
陽菜「ごめんね。寿三郎くん」
越知と毛利が2人の手にばんそうこうを張った。陽菜は毛利と、瑞稀は越知と付き合っているから。
陽菜「決めた!!!私、転校する!!」
瑞稀「あたしも!てか同じ考えだろ!?」
陽菜「一緒に言おうよ!」
瑞稀「おっけぇー!せーの!」
陽菜・瑞稀「青学に転校する!!!」
大曲「まじかよ!何する気だし。」
種ヶ島「危ないやろ!」
入江「ダメでしょ!」
平等院「おい。お前らあの2人どうにかしろ」
越知「無理だ。」
毛利「えー!!青学行ってなにするつもりやねん!!」
鬼「なんか嫌な予感が・・・。」
君島「本当ですよ」
2人は急に転校すると言い出した。メンバーは止めるがいうことを聞かなかった。
陽菜「わかるでしょ?」
瑞稀「あたしらぶちぎれてんだよ」
陽菜「桜乃をあんなにした女許さない!」
瑞稀「あぁ!あのくそ女ぶっと飛ばしてやる!!」
越知「これは止めても無駄だろう。」
毛利「ですね!」
遠野「そういえばよぉ!あと2週間くらいで確か合宿あるよなぁ?」
デューク「あぁ。あれですな。中学高校合同合宿。」
陽菜「え!?マジで!?」
瑞稀「学校!誰来るの!?」
入江「青学・氷帝・立海・四天宝寺・比嘉・山吹・ルドルフ・六角かな」
徳川「結構な人数がいるだ。」
陽菜「ちなみにその学校の中で桜乃をかばった人はいるの?」
平等院「わからねぇ。ただ1人はいたそうだ」
瑞稀「誰だよ」
種ヶ島「俺たちにもわからん!まだ会ったことないしな!」
陽菜「そっか。」
瑞稀「はぁ・・・。あ、もしもし?」
瑞稀はどこかに電話をかけた。
瑞稀「そうそう・・・あぁ。頼んだぜ。」
ピッ
陽菜「誰に電話したの?」
瑞稀「あぁ。私の使用人だ。」
越知「何を伝えたんだ?」
瑞稀「明日から青学行くからあたしと陽菜の制服の用意。それと桜乃のばぁさんにからあたしらがテニス部マネージャなるように伝えてもらった。」
毛利「もうほんまに行くつもりなん?」
陽菜「あたりまえーー!!寿三郎くん止めないでね!」
瑞稀「あたしも止めんなよ!月光くん!!」
越知「あぁ。気を付けろ。」
平等院「ふん。お前らと会うのは次は合宿だな。」
陽菜「そうだね!」
瑞稀「楽しみにしてるし!!」
大曲「まぁ。気を付けろし」
入江「何かあったらすぐ電話して。」
種ヶ島「気ぃつけや!」
デューク「無理せずに」
徳川「怪我するなよ」
鬼「無茶すんじゃねぇぞ!」
越知「気を付けろ」
毛利「気を付けんせーね!」
君島「いつでも駆けつけますから」
陽菜「うん!!じゃぁね!」
瑞稀「あんがとね!!じゃぁなぁ!!」
2人は手を振り、自宅に帰った。残ったメンバーは・・・。
平等院「越知と毛利。あいつらに何かあってもすぐにぶちきれるなよ。」
越知「と、いうと?」
毛利「どういうことですぅ?」
大曲「あー。あれだろ。えーとなー」
種ヶ島「あの2人が殴られてもなにもするなちゅーことやろ?」
平等院「そうだ。」
越知「無理だ。」
毛利「俺もむりでっせー!」
君島「下崎は自分で手を下しませんからね」
遠野「卑怯なやつだな。」
平等院「あいつらが助けを求めたら手を出す。それまでは我慢しろ」
デューク「我慢ですか。」
入江「ふふ。僕は我慢できなかったらどうしようか。」
平等院「とにかくだ。あいつらの事は常に見てるようにするんだ。」
平等院たちは常に目を光らせ、2人のサポートをすると決めた。
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