出会い
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学校終了後、放課後4人は都内に遊びに来ていた。なんでも、美味しいケーキのカフェがあるとの事で。勿論バイクで移動。
【街中】
花梨「やば!迷ったかも!?」
葵「おいふざけんな!」
明日香「花梨に道案内させたの失敗だったわ。」
優奈「いやー最悪だね!」
花梨「え!?みんなひどくない!?」
葵「おら、貸せよ。あたしが見る」
花梨「最初からそうすればいいじゃん!」
明日香「さぁ、行きましょう」
優奈「ケーキ楽しみ!!」
花梨「みんなドシカトじゃん!!」
葵は地図が読めるのでスイスイ迷うことなく目的地に向かっていた。
桜乃「待ってよー!朋ちゃん!」
朋香「もー!桜乃!!早く早く!!」
桜乃「あ!待ってぇ・・あぁ!!」
ドチャー!!!
桜乃「こ、・・・転んじゃった。恥ずかしい・・」
桜乃が恥ずかしそうに俯いていた時・・・・。
ッス・・・・。
桜乃「え・・・!」
葵「おい、大丈夫か?」
桜乃「え・・・!!あ!ありがとうございます。」
葵「じゃぁな」
桜乃「え、あ!!あの!!」
桜乃は不意に葵を呼び止めてしまった。まだ話すこと考えてないけど。
葵「ん?」
明日香「何してるのよ葵。行くわよ」
花梨「なに油売ってんのー!?」
優奈「油は売れないよ!!」
明日香「馬鹿がばれるから黙りなさい」
桜乃「(あわわ!やっぱりこの前助けてくれた人たちだ!!)」
桜乃は緊張して顔を伏せてしまった。それを覗き込むように葵は顔の傾げた。周りから見たら不良がか弱そうな女の子に絡んでいるように見える。
朋香「桜乃ー!!遅い!!はやくー・・ってえええ!!??あの時のイケメン!!!」
桜乃「朋ちゃん失礼だよ。」
明日香「あら?あなたたちはこの前の・・」
花梨「あー!!あれだテニスコートの子!」
優奈「またあったねー!」
葵「あぁ。この前の子か。」
朋ちゃんと桜乃のセットで思い出したようだ。朋ちゃんは関係なくグイグイ話していく。
朋香「これからどっか行かれるんですかー!?」
明日香「(めんどくさいけど、悪い子じゃなさそうね)・・・。これからカフェに行こうと思っててね。」
桜乃「あ、ここのカフェSNSで有名ですよね」
葵「へーそうなんだ。尚更行きてぇな。」
朋香「良かったら案内しましょうか!?(イケメンと美女とお供できるチャンス!!)」
桜乃「朋ちゃん・・迷惑だよ!」
朋香は案内したい。桜乃は恥ずかしくて、迷惑かなと申し訳なさそう。
花梨「(・・・。)じゃぁ一緒に来る?」
朋香「お供させてください!!」
桜乃「すみません。」
葵「あん?こういうときはありがとうって言え。」
桜乃「あ、ありがとうございます。」
優奈「よーし!行こう!!(葵と明日香が行くって言うのは珍しいけど、あのツインテールの子がぐいぐいだから諦めたのかな??)」
6人はカフェに向かって歩いて行った。10分ほど歩いてようやく到着した。
【カフェ】
店員「ご注文はお決まりですか??(やばーい!顔面偏差値高い集団!)」
葵「あたし、イチゴのフルーツタルトとベイクドチーズケーキとレアチーズケーキとバスクチーズケーキとニューヨークチーズケーキと、あとロールケーキ。ドリンクはブラックコーヒーホットで。」
明日香「相変わらずの甘党ね。私はフルーツタルト1つで。ドリンクはアールグレイティーホットで。」
花梨「あたしはねぇー!プリンとショートケーキとガトーショコラ!飲み物はアップルジュース!!」
優奈「じゃぁあたしはこれかな!ミルクレープ1つで、飲み物はダージリンティーホットで!」
朋香「皆さんよく食べるんですね!私はショートケーキで!飲み物はミルクティーで!」
桜乃「あ、えっとあの、私は・・・チョコレートケーキで、飲み物は紅茶のストレートホットでお願いします。」
店員「かしこまりました!少々お待ちください!」
店員はるんるん気分で厨房に戻っていった。店員同士でイケメンと美女がいるわよーという話で持ち切り。その店員の声が聞こえた桜乃。
桜乃「(店員さんが言ってるの私も同じ考えだなぁ・・。だって女の人なのにすごくかっこいいもん。・・・綺麗な人達。周りの人チラチラ見てるよ・・。)」
桜乃はこう考えているのに、中身は・・・。
花梨「いやー、ここ煙草吸えないかなー??」
葵「さっき奥見たら喫煙所あったぞ。行くか?」
花梨「いく!!!じゃぁまっててねー!!」
明日香「はいはい。行ってらっしゃい」
優奈「ばいばい!」
煙草吸う場所探すやんちゃガールズ。
朋香「この前は助けてくれてありがとうございます!」
明日香「別に気にしなくていいのよ。見てて腹が立ったから殺っちゃったわね」
優奈「それは同感!!うざかったねぇ!」
桜乃「こ・・怖くないんですか・・?」
明日香「怖い物なんてないわよ・・・」
桜乃「・・・?」
少し明日香の表情が一瞬曇ったが桜乃はその理由はわからない。そう少し話していると葵と花梨が煙草から戻ってきた。そして丁度いいタイミングでケーキとドリンクが来た。
明日香「いつ見ても胸焼けするわ。葵の食べる量ひどいわね。」
葵「はぁ?これが私の普通だしよ」
明日香「おえって感じね」
花梨「まぁまぁいつもの事じゃん!早く食べよう!」
優奈「そうだね!」
朋香「ケーキ美味しそうね!」
桜乃「そうだね!朋ちゃん!」
6人が食べようとすると・・・・・。
ガシャーン!!!ガラガラ・・!!
店員「すみません!すみません!」
男A「おいおいおい!すいませんじゃねぇよ!!早く拾えよ!!」
男B「おねーさんさぁ、ちゃんと仕事してよ!」
店員「本当に申し訳ございませんでした。」
何やら奥で揉めているようだ。他の客から聞こえた情報だと、男が女性店員のお尻を触ってびっくりした店員がおぼんに乗せていた物を落としたみたいだ。
明日香「胸糞悪いわね。」
花梨「まぁここはあたしら気にしないで食べよう!」
朋香「え!いいんですか?」
桜乃「朋ちゃん危ないよ!」
優奈「大丈夫だよ。もう行ってる。ほら」
優奈が指差す先は、チャラついている男たちの席だった。そこにはいつの間に行ったんだと言わんばかりの葵。1人のチャラ男の顔面を掴みアイアンクロ―をしていた。掴まれた男は脚が地面についておらず浮いていた。
葵「おい・・・。私が丁度ケーキ来た時に胸糞悪ぃことしてんじゃねぇぞ。てめぇら。」
男A「ずみばぜん!!!」
男B「おお・・!!行くぞ!!」
男たちはさっさと逃げてしまった。葵は自分が甘い物食べるときに邪魔されるとめちゃくちゃぶち切れる人だった。
明日香「ね?気にしなくてでしょう?」
朋香「やっぱ、かっこいいです!」
花梨「そう??・・・あ、おかえり!!」
葵「くそ、一番美味しい時間逃した。」
優奈「いや、一番嫌いだよね。甘い物食べるとき邪魔されるの!」
明日香「昔からじゃない。」
ケーキを食べ終えた後はお会計は全部葵と明日香が出した。お会計を終えた6人は店の外に出ていた。
朋香「悪いですよ!!これお金です!」
桜乃「これ、私の分です!」
桜乃と朋香は自分が食べた分のお金を差し出した。周りから見たら恐喝している見たいだ。明日香と葵はバイクを取りに行ったのでその場にいない。
越前「ねぇ、なにやってんの?」
桜乃「え・・?リョーマ君!?」
朋香「きゃぁー!リョーマさまぁ!!」
越前がたまたま通りかかり怪しいと思い声をかけたのだった。越前の後ろからぞろぞろと何人か集まってきた。
手塚「どうした?越前」
不二「あれ?竜崎先生のお孫さん?」
大石「え・・・?お金出してる?」
菊丸「もしかして恐喝かにゃー!?」
乾「絡まれている確率100%」
河村「こっちおいで!」
桃城「ばぁさんの孫に手を出すなんてゆるせねーなぁ!ゆるさねーよ!」
海堂「やんのか、ごらぁ!」
花梨「めんど。やってもいいけどあんたら負けるから!!」
優奈「あたしら強いけど??」
桃城「上等じゃねぇか!」
今にも喧嘩が始まりそうな雰囲気。朋香と桜乃はどうしようどうしようとわたわたしていた。
明日香「何してんのよ?」
葵「はぁーめんどくせぇ」
乾「仲間がいたか。」
バイクを取りに行っていた2人が戻ってきた。険悪な雰囲気と察知はしていた。
越前「何って、竜崎がお金をアンタ等に渡そうとしてたから声かけただけだけど?」
明日香「誤解じゃないかしら?」
菊丸「俺さっき見たもん!!この人達にお金渡そうとしてたよね!?恐喝じゃないかにゃ!?」
花梨「そんでさっきこのツンツン頭とバンダナ野郎に喧嘩売られたから買おうとしてたとこ!!」
葵「ははは。勝てる喧嘩買うんじゃねぇよ。おら、帰んぞ。」
桃城「んだとごるぁ!!」
海堂「俺らが負けるとでも思ってんのか!?」
優奈「うん。負けるよ?ズタボロに!」
明日香「そういうことよ。」
葵「もういい加減帰ぞ。」
花梨と優奈はバイクに乗った。
葵「あぁ、誤解解いておいてくれよな。じゃぁな」
明日香「さようなら」
花梨「ばいびー!!」
優奈「アデュー!!」
4人は帰ってしまった。残された桜乃と朋香は青学テニス部に説明をしていた。
手塚「氷帝の制服・・・バイク・・」
不二「氷帝バイク通学ダメでしょ?」
越前「跡部さんに聞けばわかるんじゃないっすか?」
まさかまた4人は青学テニス部と会うことになるとは思っていなかった。
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