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【正門前】
「おはようー!先生!」
「おはよう!!!」
「熱田先生、朝から暑苦しい!!」
「まなみちゃんおはよう!」
「ふふ。おはよぉ!」
正門前は朝の挨拶運動の為、先生たちが立って1人1人挨拶をしていた。
向日「いえーい!侑士!おはよう!!」
忍足「背中叩くなや。痛いやろ?」
向日「あはは!すまねぇ!!」
宍戸「おー!忍足、向日!おはー!」
鳳「おはようございます」
向日「相変わらず仲良しかよ!」
日吉「それを言うなら向日さんもしょう。」
向日「びっくりした!!急に出てくんなよ日吉のくせに!」
忍足「朝からテンション高すぎやで?」
跡部「おい!朝から騒がしいぞ!」
樺地「おはよう・・ございます」
宍戸「跡部おはよー」
跡部「あぁ。朝から向日はうるせぇ。慈郎なんてまだ寝てるぞ」
芥川「・・・・ZZZZ」
鳳「もう朝ですけどね!」
テニス部レギュラーは正門近くでばったりみんなと会った。そのまま一緒に歩いて行った。
榊「おはよう。みんな」
跡部「おはようございます。榊監督」
忍足「おはようございます。」
向日「監督!おはようございます!」
宍戸「おはようございます!」
鳳「おはようございます!」
日吉「おはようございます。榊監督」
樺地「おはよう・・ございます」
芥川「・・・・ZZZ」
榊「芥川はまだ寝ているのか。」
跡部「ずっとです。あ、監督。今日の部活の事なんですが・・・」
跡部が榊に部活について聞こうとすると・・・・。
ヴォン・・・ヴォン!!ヴォォォオオン!!!
向日「あー?なんの音だ??」
日吉「エンジン音・・ですかね?」
榊「(あいつら。あれほど言ったのに。)」
テニス部は周りをきょろきょろしていると、バイクの音が近づいてきた。そしてバイクが近づいてきた。
跡部「バイク通学なんて許可出てないだろ。」
忍足「ごっつい厳ついバイクやん」
宍戸「おー!かっけぇバイク!」
向日「しかも2人乗り!」
日吉「ダメだろ」
鳳「うちの生徒かな?」
樺地「だと・・・思います。」
榊「(あいつらやりやがったー!)」
バイクは正門前にピタッと止まった。
花梨「いえぇええい!!着いた着いた!!やっほーう!」
優奈「やっぱり歩くより速いね!」
葵「朝迎えに行くこっちの身にもなれよな!」
明日香「本当よ。こっちは朝早いのよ」
フルフェイスのヘルメットを花梨と優奈は取った。葵と明日香は近くのパーキングに止めるためまだヘルメットは取らず、シールドだけ開けた。
花梨「はい!ヘルメット!!」
葵「投げんな!高ぇんだぞこれ。」
明日香「はい。頂戴」
優奈「毎朝ありがとう!」
4人は周りを気にせずにしゃべっていた。この様子に熱血体育教師、熱田先生が黙っていなかった!!
「おい!!お前ら!!」
明日香「なによ。」
「バイク通学は禁止されているぞ!」
花梨「暑苦しいなぁ!熱田の周りだけ夏先取りじゃん!うざ!」
優奈「いこいこ。馬鹿は相手にしないほうがいいよ」
「まて!!お前たち!!」
花梨と優奈が熱田先生の横を通り過ぎると、熱田先生は2人の腕を掴んだ・・・・・その時。
ビュン!!!・・・・・パシ!!
葵「おい。てめぇ。誰の手触ってんだ。さっさと離せ。」
熱田「あ・・・あ。」
熱田先生が2人の腕を掴んだ瞬間、葵は持っていたヘルメットを先生の顔に向かって投げた。勿論、顔ギリギリを狙った。そして投げたヘルメットは花梨が受け止めた。
「はぁ・・・・・。」
榊「お前たちはバイクを早く置いてくるように」
葵「・・・。」
明日香「いくわよ。葵」
熱田先生は何も言えなかった。榊先生はこれ以上騒ぎが大きくならないように2人にバイクを止めてくるように言った。花梨と優奈は先に校舎に入った。
その光景を見ていたテニス部はというと。
向日「いや!こええよ!」
忍足「殺気やばすぎやろ」
跡部「あれが桧山葵。」
宍戸「熱セン(熱田先生)が黙っちゃったぜ。」
日吉「あんな人たち関わらないほうがいいですよ」
鳳「本当だね。怖いよ」
樺地「うす。」
4人の雰囲気に圧倒されていた。そして榊先生に教室に早く行くようにうながされた。
そして授業が開始された。4人の様子は・・・?
【跡部・忍足・宍戸クラス】
「それでは今日は、難しい計算を解いていきたいと思います。」
跡部、忍足、宍戸のクラスは数学だった。
跡部「余裕だな。」
忍足「俺もなんとか解けるでこんなん。」
宍戸「いやー。」
跡部と忍足は数学が得意。宍戸は少し時間がかかった。
跡部「(そういえば、桧山葵が授業に参加するなんて珍しいらしいな。なにしてんだあいつは?)」
跡部はチラッと窓際に座っている葵を見た。
葵「・・・・ZZZ」
跡部「(寝てやがる!!)」
忍足「あぁ、寝てるやん。」
宍戸「大丈夫かよ」
葵はグーグー寝ていた。それを見た数学の先生がムッとした。
「桧山さん!桧山さん!!起きてこれを解いてみてください!!」
数学の先生が葵の肩を触ろうとすると・・・・。
バシっ!!!
葵「ちっ。触ろうとしてんじゃねぇよ。」
葵は触られる前に数学の先生の手を振り払った。そしてガタッと席を立ち黒板に向かった。カっカッカッと長く複雑な計算問題をあっさりと解いてしまった。
「せ・・・正解よ。」
数学の先生は悔しそうだった。跡部と忍足と宍戸はびっくりしていた。
【向日・芥川クラス】
「hello!!」
向日と芥川のクラスの授業は英語だった。
向日「おい!慈郎起きろ!寝るな!」
芥川「うえー俺もう眠いC-・・・ZZ」
向日「こらー!」
向日はなんとか芥川を起こそうとするが、芥川は寝てしまった。
明日香「ふぅ・・・退屈ね。」
「ピクッ・・・・退屈なの?」
明日香の退屈というのは授業のレベルが低すぎて退屈のとのことだった。
「じゃぁ英語ですべての会話のして!!」
明日香「はぁ?」
「あなたはこれから全部英語で・・!!」
明日香「noisy…(うるさい)」
向日「(うわー!英語だ!!)」
英語でうるさいと言った明日香に英語の先生はビビった。
明日香「Did you think i was stupid???(私の事馬鹿だと思った⁇)」
「え・・・?」
明日香「Unfortunately I can speak English,Garman,French and Spanish(私は英語とドイツ語とフランス語、スペイン語が話せるのよ)」
「えっと、あの・・・。」
明日香「Das ist dumm(ドイツ語で馬鹿ね)」
言いたいこと言うと明日香は教室から出て行った。
向日「あいつすげえー!!」
向日は明日香をすごい人と思った。
【鳳・樺地クラス】
鳳「樺地!!」
樺地「ばぁぁう!!」
「気合でボールを取れ!!」
花梨「げぇぇ!授業、熱センじゃん!だる!!」
鳳と樺地のクラスは体育でドッチボールをしていた。
花梨「めんどくさいから見てよーっと!!」
花梨は腰かけると参加はせず見ていた。その様子を見た熱田先生はズンズンと花梨に近寄った。
「夏目やるんだぞ!」
花梨「はぁ?うるさいんだけど!!きっしょ!!」
「俺はお前らみたいな不良は嫌いだ!!根性叩き直してやる!!俺と勝負だ!!」
花梨「あたしが勝ったら二度と文句禁止だからね!!」
「望むところだ!!」
熱田と花梨は100m走で勝負をすることになった。スターターは樺地。タイムは鳳。
鳳「なんだか大変なことになったね。」
樺地「そう・・・ですね」
鳳「しょうがないね!」
樺地「うす」
樺地と鳳は自分の持ち場に着いた。
樺地「位置に・・・ついて・・・よーい・・・」
パン!!!!
音が鳴ると熱田先生は全力でダッシュした!!!
「ふはっは!!遅いじゃないか!!これは俺の勝ちだ!!!」
樺地「走らな・・・いんですか?」
花梨「はは!!ハンデだよハンデ!!」
花梨はまだスタートしていなかった。よいしょ、よいしょと膝の屈伸運動をして・・・・走り出した。熱田先生との距離30m
鳳「無理だよ!!熱田先生のが早いよ!」
「ほんとだよ」
「熱田先生が勝つんじゃん」
勝負を見ていた生徒全員がそう思った・・・・が。
花梨「余裕じゃーん!!遅すぎでしょ!!ほらほらほら!」
「えぇぇぇ!!」
花梨「ゴール!!!あたしの勝ち!!」
距離はかなりあったが、勝負は花梨の勝ち。いえーいと言いながらそのまま走って授業放棄した花梨。
【日吉のクラス】
「戦国時代は・・・うんたらかんたら・・・」
日吉「こういう話は俺は結構好きだな」
日吉のクラスは歴史の授業のようだ。日吉はこういう話が好きなのでのめり込んで受けていた。
優奈「昔の人に感謝ですぅぅ。」
日吉「は?」
優奈「だって昔の人がいなければ今の世の中じゃないでしょ?私が尊敬するのは津田梅子さんなの。だって日本初の女性留学者だし、しかも大学まで作ってその名前をずっと語り続けられるのってすごいじゃん。」
優奈はぶつぶつとスマホで津田梅子さんの写真を見ながら語り始めた。
日吉「・・・。」
「うるさいわよ。鳴海さん」
優奈「は?うざ。私は今、津田梅子さんに対して尊敬していたのに!!邪魔しないで!!」
優奈は訳わからないこと言いながら教室を出て行った。日吉は変なやつだと思った。・・・・そして放課後。
【下駄箱】
葵「あーだりだり。早くバイク乗りた」
明日香「やっぱり授業なんて出なくてもいいわね」
花梨「明日香なんて英語の授業必要ないでしょ!!」
優奈「ほんとね!!ちょっと今日時間あるし寄り道しようよー!!」
葵「はいはい。バイク持ってくるから待ってろ」
葵たちは授業が終わり、下駄箱で靴に履き替えていた。葵と明日香はバイクを取りに行ったので花梨と優奈はゆっくり履き替えていた。
跡部「おい。お前ら!」
忍足「バイク通学はあかんでぇ」
宍戸「バイク見てみてぇな!」
向日「急に止まるなよ!!宍戸!」
鳳「大丈夫ですか??」
日吉「身長が低いんで大丈夫だろ」
ぞろぞろと部活に向かおうとしていたテニス部に花梨と優奈が遭遇。
花梨「え、だる!!誰だし!!」
優奈「いやー私も知らないかな!」
鳳「同じクラスでしょ!」
日吉「それな」
2人がテニス部に絡まれていると、遠くからバイクの音がしてきた。
葵「おい。なにしてんだよ。」
明日香「早く来なさい」
バイクに乗ってきた2人が来た。フルフェイスのシールドを上げ、テニス部を睨む2人。ポイポイポーイとヘルメット花梨と優奈に投げた。投げたヘルメットを受け取り装着するとバイクの後ろに跨った。
葵「・・・・ち。行くぞ」
葵はテニス部を睨むとバイクを走らせ、その後に続くように明日香もバイクを走らせた。
テニス部は徐々に彼女たちに興味を持ち始めた。
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