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今年度、春。全員進級しました。
【掲示板前】
新学期になり、始業式も終わり、学生たちは掲示板前に集まっていた。
「あたしA組だ!」
「俺、D組!!」
「きゃー!また一緒だね!!」
続々と自分のクラスを確認し盛り上がる生徒たち。その中に氷帝テニス部レギュラーも集まっていた。
跡部「ふん。俺様はA組か。」
忍足「なんや跡部。俺と同じやないか。」
跡部「また忍足と一緒か。なんだ宍戸も一緒か。」
宍戸「おー!初めて忍足と一緒だな!」
向日「俺は・・・っと慈郎と一緒だ!!やったな!慈郎!」
芥川「んー・・・なぁーにぃ??・・・ZZZ」
向日「こいつ寝やがった!!」
樺地「自分が・・・抱えます。」
日吉「樺地も大変だな。」
鳳「樺地と俺は同じだね!日吉は隣のクラスだ!」
樺地「うす・・・。」
日吉「鳳と別々で助かった。すぐ休み時間俺の席に来るんだ。」
鳳「ひどいなぁ。日吉としゃべりたいんだもん!」
テニス部もクラスが決まった。
「うわ、俺と同じクラスに桧山がいるぞ!終わったー!最悪!」
「げぇ!あたしのクラスに青山だよ!殺されるよ!」
「うちら2年のクラスに夏目がいんじゃん!!」
「それなら俺のクラスに鳴海が同じだよ!くそー!」
クラス替えの紙がある掲示板の前で、ざわざわ騒いでいた人がいた。誰かと同じクラスで嫌な人がいた。・・・・嫌な人というよりも、最恐の人たち。
跡部「あーん?あいつら何騒いでやがる。」
忍足「なんや跡部。知らんのか?」
宍戸「さっき名前が挙がった4人やばいやつなんだよ。噂ではやばいことばっかしているとかでよ!」
向日「桧山葵、青山明日香、夏目花梨、鳴海優奈はこの学校では不良なんだよ。女子だけど結構喧嘩馬鹿強ぇらしいぜ!!煙草も普通に吸っているし!」
日吉「授業もほとんど出ないらしいですよ。」
鳳「だけど桧山さんと青山さんは成績優秀だよね?いつ勉強しているんだろうね」
樺地「・・・。」
跡部「は!俺様の知ったこっちゃねぇよ!行くぞ!樺地!」
樺地「うす!!」
跡部は指パッチンすると樺地を引き連れて教室に向かった。
鳳「樺地はこっちだろ!」
各自クラス替えした教室に向かった。
【跡部・忍足・宍戸クラス】
「今日から担任になった佐藤真由子です!よろしくお願いね!」
担任の自己紹介が終わり、担任が1人1人名前を呼び出席を取っていた。
「えーっと。桧山葵さん!」
・・・・・・・・シーン。
「あれ?いないのかしら?」
「先生!あの人なら1年の時から見かけないから気にしないで大丈夫だと思います!」
「あら?そうなの?困った子ね」
桧山は高校生になってから姿は見かけられなかった。本当に本当にたまーにしか姿を見せない。
跡部「おい忍足。なんで桧山は留年しないんだよ?」
忍足「あれやろな。いつも学年1位やねん。それやから留年せえへんのや。」
宍戸「授業出てねぇのにな!」
葵は結局、出席取るときは姿を現さなかった。
【向日・芥川クラス】
「俺が今日からこのクラスの担任になった!!熱田大地だ!!よろしく頼むぜ!!」
熱血体育教師、熱田先生が向日と芥川の担任となった。
「よーし!!出席取るぞ!!!まずはー・・・青山明日香!!」
・・・・・・・シーン。
「なぬ!?いないのか!!??青山ぁぁ!!」
「せんせーい!!青山さんは来ないと思いまーす」
「くそ!!根性叩き直してくれるわぁ!!」
「負けるからやめた方がいいよー!」
向日「しょっぱなから無断欠席とかやばすぎだろ!」
芥川「すげぇーよね!根性あるC!!」
結局、明日香は姿を現さなかった。
【鳳・樺地クラス】
「えっとぉ。今日から担任になる鮎川まなみですぅ!よろしくね!」
鳳と樺地の担任はぶりっ子で有名な鮎川まなみだった。
「いいぞー!まなみちゃーん!!」
「まなみちゃんで助かったー!!」
「可愛いよー!!!」
まなみ先生は男子生徒から人気だった。鳳と樺地は興味持ってない。
「じゃぁあ!出席取るよー!!」
「えーっとぉ、夏目花梨ちゃんーん??」
・・・・・・・・シーン。
「あれれぇ?いないのかな?」
「まなみちゃん!夏目さんは出席したことないから気にしないで!」
「そうなんだぁ!出てきて欲しいなぁ!」
鳳「度胸ありすぎじゃない?」
樺地「うっす!」
結局、花梨も姿を現さなかった。
【日吉クラス】
「えー・・・今日から担任の山田太郎です。よろしく」
日吉の担任は地味で真面目な山田先生になった。
「うわー!山田かー!!」
「携帯いじってんのばれたら怖いぞ!」
「厳しいよなぁ!」
日吉「(俺は山田先生でよかった。真面目だし)」
「じゃぁ出席とります。」
「はい。鳴海優奈さん」
「山田せんせーい。鳴海さんはいませーん」
「てか始業式からいませーん!」
「まじか」
日吉「(不真面目すぎだろ)」
結局、優奈も姿を現さなかった。
その頃の4人は・・・・??
【屋上】
葵「ふわぁあ。始業式とかクラス替えとかダルすぎ。めんどくせぇ」
明日香「今までも出なかったじゃない。」
花梨「担任誰だろーね!!!気にならないけど!!」
優奈「てか授業でないから知らなくても平気でしょ!」
4人は出席せず屋上のベンチに座って煙草を吸っていた。
葵「ふーっ。煙草がうめぇ。」
明日香「私ももう1本吸おうかしら。」
葵「おー吸え吸え。」
花梨「2人は私らよりめっちゃめっちゃ煙草吸うもんね!!」
優奈「てか、吸うペース早くない!!??」
葵「うるせぇ!」
明日香「今日は始業式とクラスの出席確認だけだから出る意味ないわね。成績に含まれないし。」
花梨「2人は意外と頭いいんだよねぇ!!」
優奈「だって桧山財閥と青山財閥の娘だもんね!」
葵「おい、ここで言うんじゃねぇ。」
明日香「ぶっ飛ばすわよ??」
優奈「ごめんー!顔が怖いよー!!」
4人がわちゃわちゃしていると・・・・。
榊「お前たち。またここで煙草吸っているのか」
花梨「あー!!太郎ちゃんーん!!」
榊「榊先生といいなさい。」
優奈「ごめんごめん。・・・・太郎ちゃん!!」
榊「困った生徒だ」
葵「そんな面倒を見ている太郎も大変だな。」
榊「今更だろう」
優奈「太郎も一緒に吸う?」
榊「学校ではやめておこう。明日から授業だからしっかsり出るように」
葵「気が向いたらな」
明日香「そうね。気が向いたら」
花梨「太郎ちゃんが甘い物おごってくれたらね!!??」
優奈「太郎ちゃんいぇーい!!」
榊「お前たちは・・・まったく。」
氷帝学園高等部テニス部顧問。榊太郎がなぜこんなにも4人と普通に話せるのはなぜか・・・。4人は榊太郎に恩があるからである。
榊「今日はもう特にやることないなら帰れ。明日は授業に出るように。以上。いって良し!」
行って良しといいながら、榊は屋上を後にした。
葵「まぁ今日は帰ろうぜ。疲れた」
明日香「そうね。明日だけ授業出てあげようかしら?」
花梨「まぁ太郎ちゃんに言われたからね!!」
優奈「まぁ寝ちゃうかもだけど!」
4人はケラケラ笑いながら屋上から出て、バイクで自宅に帰宅した。
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