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【テニスコート】
授業も終わり今日は、テニス部部員よりも早くテニスコートに到着しテキパキと部活の準備を始める4人。コート整備、ネット張り、ボールの準備、タオル、ドリンクすべてを準備して部員が来るのを待っていた。
花梨「にしてもまだ誰も来ないんだね!!」
明日香「今日はレギュラーは太郎に呼び出されているから少し遅れるそうよ。」
優奈「けど、あたしたちがマネージャーしてもう2週間かー!!男子部員はほぼ働きぶりを見て納得しているみたいだけど!」
葵「まぁ、私らは太郎の約束を果たせばそれで、このテニス部とは関わらねぇだろう。」
明日香「そうね。関わりたくないわ。」
4人はベンチに座って待っていると、大人数で女子テニス部がやってきた。
前田「ちょっといいかしら??」
「あなたたちに話があるのよ!」
「私たちは女子テニス部レギュラーよ!」
「単刀直入に言うわ!」
「マネージャーをやめなさい!」
葵「おい。口の利き方には気を付けろ。」
「ひ!怖いですわ!」
明日香「大体なんであなたたちに言われなきゃ行けないのかしら?」
花梨「しかも来るなら1人で来ればいいじゃん!」
優奈「そんなに人数引き連れてださくない??てか誰??」
前田「これは失礼。私は女子テニス部部長!前田美佐子よ」
明日香「で?なんの用よ。」
葵「おら、帰れ帰れ。部活始まんぞ」
花梨「てかあたしら太郎ちゃんに言われてやってるだけだし!!」
優奈「合同合宿終わったら関わりないし!」
4人はめんどくさーっと思いながら、女子テニス部を相手にしていた。
前田「私はあなたたちに勝負を申し込みます!!」
明日香「あなたたちなんて一発で終わるわよ?」
花梨「勝負ってことはそういうことだよね!?」
優奈「わーい!血祭だぁぁ!」
葵「病院用意しとけよ。」
4人は喧嘩する気満々だが、女テニが出した条件は・・・。
前田「テニスで勝負よ!」
明日香「却下」
葵「帰れ帰れ」
花梨「やめときなよー」
優奈「拒否」
前田「もちろんハンデを上げるわよ!2対1で構わないわ!」
葵「やめとけやめけ」
「あら?負けるのが怖いのかしら?」
花梨「はぁ?」
「喧嘩しか能がないですもんね。榊先生も見る目が無いのですね」
優奈「ねぇ・・・もう一回行ってみな」
「喧嘩しか・・!!」
明日香「そのあとよ」
「先生も見る目が無いのね!」
葵「・・・・はぁ。売られた喧嘩は買う主義なんだ。いいぜ。その代わりちゃんとダブルス、シングルで来いよ」
前田「ふん!その鼻へし折ってやるわよ!10分後にテニスコートよ!」
女子テニス部はそういうと女子テニスコートに戻っていった。
明日香「結局OKしちゃったけどいいのかしら?」
葵「あ?いいんだよ。太郎の事、侮辱したくそ女だ。ぶっ飛ばしてやる」
花梨「久々テニスかー!!」
優奈「まぁ目的はあいつらをボコす!!」
明日香「そうね。着替え着ましょう。」
4人は着替えて女子テニスコートに戻った。自分のラケットとシューズを履いて。
葵「はぁ。来たぞ。」
前田「良く逃げ出さなかったわね」
明日香「誰もびびってないわよ」
「テニスの初心者だからダサいTシャツなのね」
花梨「は?アニメTシャツ馬鹿にしてんの!?」
「いいえ。お似合いですわ」
優奈「モチベーションだし!!」
前田「おしゃべりはここまでにして。最初はシングルスよ。誰が来るの?」
明日香「私が行くわよ。」
前田「こっちは○○さんよ」
「よろしくね。秒殺にしてあげるわ。」
2人ともコートに入った。いつの間にかどんどん人が見物しに来ていた。
「おいおい。青山テニスできんのかよ?」
「前田の奴、勝ち戦かよ」
「○○さんが負けるないわ!」
「頑張って!!」
ギャラリーにはレギュラー以外のテニス部が少しづつ集まっていた。
審判「○○。サービスプレイ!!」
「いくわよ!!・・・はぁ!!」
パコーン!!!!
明日香「・・・・。」
「あ、ごめんなさい。初心者相手にひどいわね。・・はぁ!!」
ラリーは続かず、一方的に○○が勝っている状態だ。ギャラリーはやっぱりなって感じで見ていた。
葵「おーい。そろそろちゃんとやれよ。明日香」
明日香「ふふ。だってあの顔見て。私に勝っているからニヤニヤしてて気持ち悪いのよ」
花梨「負けたら煙草1カートン!!」
優奈「私も!!!」
明日香「いやよ。・・・はぁしょうがないわね」
「なにしゃべってんのよ!!あんたは勝てないわよ!!」
○○はボールを高く上げサーブを打った。
明日香「ふっ!!!」
バシュ!!!
「・・・え?」
サーブが返されて場はシーンと静まり帰った。
明日香「誰が初心者ですって??」
審判「ゲームセット!!6-4!!勝者、青山明日香!!」
明日香「人を見た目で判断しないことよ。」
「嘘よ!!」
ゲームに負けた○○は納得いかないようだった。負けるとは思っていなかった。
前田「次!ダブルス!!」
花梨「しゃー!!いくよ!!」
優奈「あまり暴れすぎないでよ!?」
○△「私たちに勝てるとでも??」
△○「次こそ大丈夫よ」
ダブルスの試合が始まる。そしてギャラリーはいつの間にか大勢の観客がいた。
審判「○△!!サービスプレイ!!」
○△「いくわよ!!・・はぁ!!」
花梨「・・ん!?あれぇ!!」
△○「空振りなんて恥ずかしいわ」
優奈「もう少し真面目にしてよ!!」
花梨「問題なし!!」
○△「私たちには勝てないわ!!」
どんどんラリーが続くがなかなか女子テニス部が点数を取ることが難しかった。花梨と優奈は体力があるのだ。
○△「はぁはぁ!!なんで!!」
△○「どうして点数が取れないの!?」
花梨「どうしてってねぇ!!」
優奈「え?あんたらが下手なんでしょ??」
○△「ふざけないで!!」
△○「本気出すわよ!!」
花梨「へぇ!!本気でくるんだ!!」
優奈「じゃぁこっちも!!」
花梨は右手から左手、優奈は左手から右手に持ち替えた。それをみた女子テニス部はあっけに取られていた。
前田「うそ!?」
葵「ばぁか。最初から手を抜いてんだこっちは。そろそろ決めろ。花梨、優奈!!」
花梨「了解!!」
優奈「しゃぁぁぁ!!」
審判「ゲームセット!!勝者、夏目花梨!鳴海優奈!!」
花梨「いえーい!余裕だね!」
優奈「雑魚だったね!!」
2人はいえーいとハイタッチをした。そしてシングルスの試合。
前田「私で決めるわ。」
葵「実際こっちが2-0で勝ってんだ。本当なら私らの勝んだけどな。」
前田「うるさいわね!!私が勝てばいうこと聞いてもらうわ!!」
葵「へぇ。いうこと聞くのが一番嫌いなんだ。」
前田「来なさい!!」
審判「前田!サービスプレイ!!」
前田からのサーブが始まる。その頃の男子テニス部レギュラーはというと・・??
【男子テニスコート】
跡部「はぁ。やっと終わったぜ。」
宍戸「まぁ仕方ねぇだろ!!」
忍足「ん?なんや静かやない??」
向日「本当だな!!でも女子テニは盛り上がっているみたいだぜ!!」
鳳「てか誰もいません!!」
日吉「本当だ!なんでテニスコートに誰もいないんだ!!」
芥川「あれー!!ほんとうだC~!!」
樺地「あそこに1人部員がいます。」
バタバタと駆け足で女子テニス部へ向かっている男子テニス部を引き留めて事情を聞いた。
「いや、マネージャーの桧山さん、青山さん、夏目さん、鳴海さんが女子テニス部で喧嘩をしてるって聞きました!!」
跡部「はぁ!?なにやってんだあいつら!!いくぞ!!」
忍足「面倒なことは堪忍やでぇ!」
宍戸「喧嘩なんて女子テニが勝てるわけねぇだろ!」
向日「血まみれだったり!?」
日吉「怖いこと言わないでください」
芥川「うわー!恐ろC-!!」
鳳「樺地!救急箱持っていっておこう!」
樺地「うす!!」
男子テニス部は走って女子テニス部のコートに向かった。
【女子テニス部コート】
跡部「おい!!どけ!!」
「跡部部長!!」
忍足「けが人はおるんか!?」
「それが・・!」
宍戸「手遅れか!?」
「落ち着いてください!テニスしてます!」
向日「・・・は?」
鳳「誰と誰が??」
「桧山葵さんと前田美佐子さんです!」
日吉「は!?なんでテニス?」
「実は女子テニス部があの4人にマネージャーやめろと言ったそうです!その勝負はテニスで決めようとのことです。」
跡部「葵たちは初心者だろうが!!」
「それが・・・」
忍足「跡部・・スコア見てみ!!」
跡部「はぁ!?」
レギュラーはスコアボードに目を向けた。結果はSは6-4。Dは6-0で勝っていた。そして今葵と前田は5-0だった。
宍戸「なにがどうなってやがる!!」
鳳「ここの女子テニス部は全国レベルですよ!?」
芥川「うわー!!すげぇ!!」
日吉「あの人達は初心者じゃないのか!?」
跡部「なんなんだあいつら。」
レギュラーは何がどうなっているか理解不能だった。あの4人は何者なんだと。
前田「はぁはぁ!!」
葵「もう息上がってんのかよ。だせぇな」
前田「はぁはぁ・・うるさいわね!」
葵「はは。怖い女だ!!」
前田「く!!・・はぁ!!」
葵「これで最後だ!!」
バシュ!!!
審判「ゲームセット!!勝者、桧山葵!!」
葵「もっと練習しろよ?」
花梨「さぁさぁ!!戻ろう!!!」
明日香「あら?いつの間にこんなに集まっているのかしら?」
優奈「ねぇ早く戻らないと太郎ちゃんに怒られる!!」
4人はテニスコートを後にした。後ろから前田が【テニス初心者じゃないの!?】と言った。
葵「かじったくらいだな」
明日香「まぁ少しって感じよ」
花梨「ボール持ったことあるくらい!」
優奈「ラケット持ったくらい!!」
そういうと4人はマネージャー業務に戻った。男子テニス部レギュラーはその後ろ姿を見ていた。
跡部「おもしれぇじゃねぇの!あーん?」
忍足「喧嘩だけやと思ったとったわ」
宍戸「合宿であいつらの事調べてやる!」
向日「そういえば跡部、あいつらの事調べるってい言ったけど、なんかわかったか?」
跡部「調べても一切出なかった。」
日吉「え?そんなことあります?」
鳳「跡部さんが調べてもでないってことは・・・。」
芥川「なにしても無理じゃない??」
樺地「自分も調べましたが・・なにも手掛かりは・・。」
跡部「逆にこういうのが燃えるだろうが!!はーっははは!!」
レギュラーは4人に興味を持った。そして、4人の働きぶりは評価されたので合宿のマネージャーに決まった。
合宿まであと3日。
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