出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【テニスコート】
跡部「今日から臨時でマネージャーをやることになった4人だ。挨拶しろ」
葵「3年。桧山葵」
明日香「3年。青山明日香」
花梨「2年。夏目花梨」
優奈「2年。鳴海優奈。以上」
跡部は一時練習を中断し、部員全員集合させた。さすがに校内でも知られている4人なので回りがザワザワし始める。
「え?なんで?」
「テニス知ってんのかよ。」
「不良がするなんて怖いよな」
跡部「静かにしろ!!これは監督の命令だ!全員練習に戻れ!」
跡部の一言で部員は練習に戻った。跡部は4人に必要な物を伝えようとしたが・・・。
明日香「平気よ。わかってるから」
葵「・・・はぁ」
花梨「用意すればいいんでしょ?」
優奈「ちゃっちゃとやろう」
跡部「おい!用意する物知ってんのか?」
葵「だから、平気だって言ってるだろ」
日吉「跡部さん。行きましょう。任せた方がいいかと・・。」
跡部「お前らの行動しっかり見させてもらうからな!」
日吉と跡部は練習に向かった。4人はアイコンタクトして準備する物をテキパキと用意した。
明日香「ドリンク」
葵「倉庫整理」
花梨「洗濯とタオル準備!」
優奈「その他もろもろ!」
約30分ほどで準備が完了。仕事はかなり速い。準備したものをテニスコートに持っていった。
鳳「え?もう準備できたんですか?」
宍戸「速すぎだろ!!」
向日「しかもドリンクは200人分のボトルだぜ!」
忍足「すごいなぁ。」
跡部「あーん?早く出来ても味が不味けりゃ意味ねぇよ!」
芥川「たしかにー!」
日吉「ゴクゴク・・・うまい!」
樺地「美味しい・・です」
氷帝レギュラーからドリンクは好評。そしてボトルに名前が書いてあるのに気が付いた。
跡部「これ、もしかして全員分書いてんのか?」
明日香「そうよ。200人分全部よ」
宍戸「すごすぎだろ。いつ覚えたんだよ!」
葵「太郎に貰った部員一覧みて覚えた」
日吉「え、それさっきの話ですか?」
花梨「そうだよ!!だって記憶力良いもん」
鳳「すごい・・・。」
優奈「じゃぁ行くね。」
4人はレギュラー以外にもドリンクを渡しに行った。レギュラーは仕事が出来すぎてびっくりしていた。
明日香「ここに置いておくわ」
花梨「あとタオルもね!」
優奈「ちゃんと全員分あるから」
葵「次行くぞ。」
「まじかよ!俺たちにも!?」
「今までマネージャーやっていた子たちはレギュラーしかやらなかったし。」
「え、普通に嬉しい」
4人に対して喜ぶも人もいれば・・・。
「ちっ。不良が来てんじゃねぇーよ!」
「こんなもん飲めるか!」
「・・良いこと思いついたぜ!」
平部員はひそひそと話し込み、ニヤニヤした。そして4人が次の業務をしようとしたところ・・・。
「出て行けこの野郎!」
「出て行け―!!」
「当たれー!!」
「くそやろうー!!」
パコパコパコーン!!
跡部「あぶねぇ!!」
忍足「あかん!当たる!!」
宍戸「間に合わねぇ!!」
向日「避けろ!!」
気に食わないテニス部が4人に向かって強くボールを打った。誰も4人に当たると思い込んだ!!
葵「はぁ!!」
バコバコバコバコー!!・・・ドゴーン!!
「え・・・?」
「なんで?」
「返した!?」
「ど素人のくせに!!」
その場にいた全員驚いていた。葵はその辺に置いてあったラケットを瞬時に取って、すべての打球を1人で打ち返した。打ち返したボールはコートのライン上に入った。それも全部同じ場所。
明日香「ありがとう。葵」
葵「当たったら私がぶち切れて手を出しちまうだろ。」
花梨「おー!!怖い怖い!!」
優奈「本当に怒らせたら怖い人№1だよ!!」
4人は何事もなかったようにマネージャー業務をこなしていった。そして4人は榊に呼ばれて榊がいるところへ向かった。残されたテニス部は呆然としていた。
跡部「なんだ今の!」
忍足「全部返しよったで!」
向日「それも全部!!4球!!」
宍戸「たまたまじゃねぇのか!?」
鳳「そうですよ!たまたまですよ!」
樺地「どうでしょう・・か」
日吉「たまたまでコートのライン上に全部おんなじところに返せるか??」
芥川「うっわー!!まじまじすっげー!!」
レギュラーは葵が打った打球の跡を見ていた。全部同じところに返されていた。
跡部「・・・あいつらのこと調べてみるか?」
忍足「なんやすごいもん持っとんちゃうか?」
跡部「だな。調べてみる」
跡部は密かに4人のことを調べ始めた。
・