夏休み編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
莉子:くそ。マジでどこだよ。あいつ
凛がいなくなって夜が明けた。時刻は朝8時になっていた。莉子はふらふらになりながらも探していた。途中で幸村と跡部とは逸れた。莉子ががむしゃらに探していて置いて来てしまった。
莉子:どこいったんだよ。あの馬鹿。
街に探しに来ていた莉子。当然あてもないのですぐに見つかることはなかった。
莉子:あれは・・・・仁王先輩⁇
仁王:なんじゃ。莉子か。
街中で見つけたのは仁王だった。
莉子:なにしてんすか⁇
仁王:あれじゃ。ちょうど見つけたんじゃ。
仁王が指差したのは・・・
莉子:あんにゃろう!!
仁王:待ちんしゃい。ここであいつを逃がすわけにもいかんじゃろ。おとなしく尾行するのがこちらとしてもいいぜよ。
莉子:・・・す。
仁王と莉子はばれないように尾行をした。
陸:ただいまー。凛、おとなしくお留守番してた⁇
凛:・・・。
陸:ねぇ、おかえりなさいとか言えないの⁇
凛:お・・おかえりなさい。
陸は自宅マンションに入り、凛と会話をした。仁王と莉子が玄関で盗み聞きをしているとは知らずに。
仁王:凛がここに確実にいるのはわかったぜよ。
莉子:なら今すぐ助けだすっす!!
仁王:陸を確実に警察に引き渡すようにするぜよ。そうすれば凛も怖がらずに外を歩けるようになるはずじゃ。
莉子:どうするんすか。
仁王:ここはいったん引く。
莉子:ここまで来たのにっすか!?
仁王:大きな声をだすんじゃなか。これは立派な監禁じゃ。作戦を考えるんじゃ。
莉子:くそ・・。
仁王と莉子はいったん引いた。跡部の自宅に向かった。
跡部:お前ら、どこ行ってたんだ!!
仁王:そう怒りなさんな。凛の居場所がわかったぜよ。
真田:それは本当か仁王!?
仁王:あぁ、陸の家じゃ。ここから30分のところじゃ。案外近いぜよ。中の様子は明確には分からん。凛を助けるために何か考えないといかんじゃろ。
幸村:そうだな。場所もわかったんだ。
氷帝と立海は救出作戦を立てた。
莉子:少し危険かもしれません。だけど、あいつを助けるためっす。
忍足:せやな。やるしかないやろ。
柳:救出はお前にかかっているぞ。仁王
仁王:任せんしゃい。必ず俺が助けるぜよ。
そして、作戦決行の日。
跡部:準備は良いか。俺様はここから指示をする。全員聞こえるか⁇
跡部は車の中から無線機で、指示を伝える役割だ。跡部の車の中には刑事が5人待機していた。
莉子:うぃす。
仁王:聞こえるぜよ。
柳:問題ない。
幸村:こっちもだ。
作戦を実行するのはこの4人だ。柳は陸の動きを監視する役割。救出は仁王と莉子と幸村だった。
跡部:じゃぁ、行くぞ。決行だ!!
陸:じゃぁ俺は出かけてくるからねー。
凛:はい・・・。
陸はどこかへ出かけるた。マンションの外でサラリーマン風に変装した柳が陸を追跡した。
柳:ここから20分先の本屋へ向かった。今なら大丈夫だ。
跡部:わかった。莉子、幸村頼んだ。
莉子:了解っす!!
幸村:わかった。
幸村と莉子は急いでマンションの中に入り、陸の家まで急いだ。
幸村:跡部、ついた。
跡部:よし、柳。あいつはどうだ?
柳:まだ本屋にいる。
跡部:よし。幸村頼む
幸村:あぁ。
幸村は莉子に向かって頷くと、ドアをたたいた。
莉子:凛!?いるんだろ!!私だ!!
ドンドンとドアを叩くと、中から声がした。
凛:莉子!?ここだよ!!私はここ!!
縛られているが、脚は動かせるため玄関まで向かった。
凛:莉子!!
莉子:くそ!!玄関開けられるか!?
凛:後ろで手縛られてるから難しいけど、開けてみる!!
幸村:凛、落ち着いてやるんだよ。
凛:幸ちゃん。
凛は鍵を開けようとするがなかなか開けられなかった。
そこに・・・・。
陸:人の家の前でなにしてんの??妹ちゃん⁇
莉子てめぇ。姉ちゃんを返せ。
陸:無理だよ。だって凛から俺の家に来たんだから・・ね??
運悪く陸が帰ってきてしまった。陸は尾行されているのに気がつき、柳の尾行を振り払い帰ってきたのだった。
莉子:まじでてめぇふざけんじゃねー!!
陸:ふざけてないよ⁇いいから早く帰れよ!!
陸は莉子の腕を掴み、壁に投げつけた。
幸村:莉子!!
莉子:姉ちゃんを返しやがれくそ野郎!!
陸:だーかーら、無理だってば。じゃぁばいばいーーい。
陸は家の鍵を開け、家の中に入ろうとしドアを開けたが・・・・。
陸:お前!!誰だよ!!
陸は凛しかいないはずの部屋なのに怒鳴った。
仁王:わるいのぉ。凛は返して貰うぜよ。
凛を抱えて窓から降りようとしていたのは仁王だった。
凛:仁王・・・。
仁王:安心せぇ。俺が助けだすぜよ。
抱えている手にギュっと力が入る。
陸:こんなことしていいのかよ!!不法侵入で訴えるぞ!!
仁王:訴えてみるんじゃな。その前におまんも終わりじゃよ。
陸:俺は何もしちゃいねぇ!!
仁王:監禁罪・・。これは立派な犯罪。許されるとでも思っちょるんか⁇
陸:くそ!!
陸は仁王に殴りかかろうとしたが、後ろから誰かに拳を掴まれ阻止された。
刑事:長谷川陸、お前を監禁罪で現行犯逮捕する。
跡部の車の中に待機していた刑事が陸を現行犯逮捕した。この刑事たちは跡部の父が手配した刑事であり、事情も説明していたため、仁王は厳重注意で終わった。そして陸はそのまま警察へ連れて行かれた。
莉子:凛!!!!
凛:莉子!!!
2人は抱き合った。凛は安心したのかたくさん泣いた。
凛は特に外傷はなかったが、心に大きな傷を負った。強姦されたことは誰にも言えなかった。
跡部の家に帰宅した5人は部屋の前で会話をしていた。
跡部:ひさびさにみんなと会うんじゃねーの⁇あーん⁇
凛:うん!!早く会いたいよ!!
幸村:助けられてよかった。
柳:俺がしっかりしていれば、陸とは鉢合わせしなかったはずなのだが。
莉子:いつ何が起こるかわかりません!!柳先輩も協力ありがとうございました!!
仁王:ほれ、凛、みんな中で待ってるぜよ。はいりんしゃい。
仁王は背中を押してあげた。そしてドアを開けると・・・。
忍足:凛!!無事やったんやな!!
向日:くそくそ!!心配したぜ!!
鳳:おかえりなさい!!
宍戸:激ダサだな!!
慈郎:宍戸それよくわかんないC-!!
日吉:おかえりなさい凛さん。
真田:心配かけさせるな!!馬鹿もん!!
切原:とか言っちゃってー!!副部長ずーっとそわそわしてたじゃないですかー!!
柳生:おかえりなさい。
丸井:菓子食おうぜぃ!!
ジャッカル:あほか。
凛:みんな・・・!!ただいまー!!
凛は無事に救出され、みんなと会えてうれしかったのかまた泣き出した。
・