夏休み編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
六角と海で出会ったその日の帰り道みんな電車でぐったりしていた。
凛:あれだけ暴れれば疲れもでるよね!!
莉子:まじでやべぇよ!!樹さん鼻息やっべーからな!!
電車の座席に座りながら今日の事を振り返る2人だった。
忍足:俺は凛の水着姿さえ見れればそれだけで満足や!!
莉子:変な目でおねーたま見てんじゃねぇよ!!
莉子は目の前に立っていた忍足の脚を蹴った!!
忍足:このどあほ!!痛いやん
莉子:・・・・。
忍足:無視やん
向日:でも侑士きもいぜ
慈郎:おっしーきもいC-!!
忍足は脚を蹴られ痛そうにしていた。
跡部:やっと着いたな。たまにはでんしゃもいいじゃねぇの。あーん?
日吉:電車使うの初めてなくせに何言ってるんですか。
跡部:うるせえ//
ジャッカル:跡部には車があるからな
幸村:1台くれよ
跡部:ざけんな
駅に着いたところで帰ろうとするが・・・
??:あれ、お前美凛か⁇
不意に声を後ろから掛けられ、振り向くとそこには
凛:・・・陸。
仁王:・・ピク。
陸という言葉に反応した仁王はその顔を確かめるために陸という男の顔をみた
仁王:・・・(こいつが陸かのぉ)
陸は顔はかっこよくて、背も高かった。髪色は茶髪で軽くパーマをかけた男だった。
莉子:てめぇ、くそ野郎。なんのようだ。
陸:あれー??妹ちゃん⁇
莉子:質問に答えろ。
陸:別になんもないんだけどなーー⁇ただたまたま通りかかったら凛を見つけただけ。ね・・凛。
凛:!!
凛はびくっと肩を上げ振るわせていた。
状況が全く飲み込めない氷帝と立海。しかし、莉子だけは陸をめちゃくちゃ睨んでいる。
陸:ねぇ、凛。また仲良くやろーよ。ゲームだったけどそのあと本気だったんだよ?
凛:やだ・・。
陸:そんなこといわないでさー?いいじゃん?
莉子:てめぇいい加減にしやがれ!!
陸:俺は妹ちゃんに用はない。凛に用がある。
陸は凛の手首をつかもうとするが・・
仁王:もうええじゃろ?
仁王が陸の手を掴んだ。
凛:仁王・・・。
陸:あ?お前誰だよ。
仁王:誰でもええじゃろ⁇ええんか?人がたくさん見てるぜよ?
仁王という通り、いつの間にか人だかりができていた。
陸:ちっ。じゃぁね凛ちゃん♡
陸は不敵な笑みをするとその場から立ち去った。
凛は震えたままだった。莉子はその肩を抱き落ち着かせた。落ち着いたところで跡部の家に帰宅した。
凛は部屋から出てこなかった。談話室には凛以外が集まっていた。
跡部:おい、莉子。さっきの男は誰だ??
莉子:直球だな。跡部ぶちょ。
真田:どうして凛はあんなにも震えているんだ?
話題はやはり先ほどの男の話題だった。
莉子:あいつは・・・凛と少し前付き合っていたんす。
凛:りーくくん!!早くきてよー!!
陸:まってよー!!
凛:早く早くー!!
陸は2つ年上のお兄さん的存在だった。凛が小学校6年生で、陸は中学2年だった。陸と知り合ったのは公園でよく会うことから仲良くなり、頻繁に遊ぶようになったのがきっかけ。
凛:陸くん!!今日は妹連れてきたの!!
莉子:どーも、莉子っす。
陸:はは、凛とは性格が少し違うね!!
莉子が小学校5年生の時に陸と知り合った。それから3人で遊ぶようになった。しかし・・・。
陸:凛・・僕と付き合ってほしい。
凛:私でよければお願いします//
2人は付き合うことになった。理由は陸の一目ぼれから始まったこと。凛は陸と遊んでるうちに惚れたのであった。
ところが・・・。
凛:今日も陸くんと遊ぶのー!!行ってきまーす!!
莉子:いってらー
凛は陸と会うために公園に向かった。
陸:あっはは!!賭けは俺の勝ちな!!凛と付き合ったから!!
友達:ざけんなよー!!負けたー!
陸:次の賭けはあいつが中学に上がったら一発やるわ。したら金倍にくれよ⁇
友達:やれたらな!!
陸:余裕でやれるから。
陸は友達からお金を受け取りながら次の賭けの事を考えていた。
陸:凛可愛いから、はやくやりてーなー。はやく中学はいれよー。
友達:性欲溜まりすぎだろ!!笑
陸:うるせーよ!っは。
凛:え・・・どういうこと・・⁇
陸:あん?
後ろを振り向くと凛がいた。
凛:どうして友達からお金受け取ってるの?
陸:なんでって賭けに勝ったからだよ。
凛:・・・私と付き合えるかどうかって?
陸:もちろん。あ、そーだ!今からやらない??そしたら俺賭けに勝ったら金もらえるんだよ!やろーよ!男と女がすること!
凛:さいてーー!!
凛は陸の顔を思いっきりビンタして泣きながら帰ってきた。泣いてる事情を聞いたら賭けの対象にされたとすごく泣いていた。結構好きだったから凛のショックは大きかった。
莉子:あれ以来凛は恋愛しなくなった。裏切られる。賭けの対象にされる。普段はあんな感じだけど、実際は結構つらいんだと思う。あいつは好きなやつができても自分で自分の感情を押し殺してしまうんだ。私はそんな凛を見ているのが今でもつらいんだ。
跡部:そんなことがあったとはな。
向日:なんか俺ら一緒にいるのにあいつの事よく分かってやれてないよな。
鳳:おれもです。
莉子:そんなこと思わないでください。あいつは家でいつもみんなと会えて心が軽くなった。っていつもいっている。だから気にしないでください。自分、凛の様子見てきます。
莉子は様子を見に行くため、部屋をでた。取り残されたレギュラーはすこし考えていた。
仁王:・・・・(凛)
仁王は頭の中で小さくつぶやいた。
バタバタバタバタ!!!
莉子:ぶちょー!!!凛が!!凛が!!
幸村:落ち着け!!どうしたんだ!!
莉子:いないんす!!凛が!!
忍足:なんやて⁇もうこんな遅いのにどこにおるんや。
切原:家に帰ったとか⁇
莉子:あいつは馬鹿だけど勝手に帰るようなことはしない!!・・・・・くそ!
柳:心当たりは?
結花:・・・・あいつを探しに行きます!!
莉子は家を飛び出そうとしたが日吉がそれを止めた。
莉子:ふざけんじゃねぇー!!離せ!!若!!
日吉:冷静になれ!!馬鹿野郎。
莉子:あたしはいつでも冷静だ!!離せ!!
真田:ばかもん!!冷静ならなぜそんな感情を取り乱す必要がある!!少しは頭を冷やさんか!!
真田の一言で莉子は少しずつ冷静に戻っていった
莉子:すんません副部長。取り乱しました。もう大丈夫です。でも、凛を探しに行かせてください。
真田:お前だけではだめだ。全員で探しに行くんだ。俺たちだってあいつのことが心配なんだ。
莉子:副部長・・・。
真田:うぬ。探しに行くぞ!!
夜、凛を探しに全員家からでた。そして少人数でグループを作りばらばらに探した。莉子は跡部と幸村と一緒に。
陸:来てくれると思ったよ。凛なら
凛:あんたがあんな電話をよこすからでしょ。
陸:まぁ、妹ちゃんに何もしてほしくなければ来るしかないよねー。
陸はニコニコしながら言った。凛が今いるところは陸の家だった。
凛:私がここに来れば、莉子には本当になにもしないんだよね?
陸:約束するよ。さぁ、おいで凛。
ベッドに座り手を広げる陸のもとへ美花は一歩一歩歩み寄っていった。
陸:ふふ、良い子だね。
凛:ん・・・
陸は凛にキスをした。そして徐々に深くしていき、そのまま美花をベッドへ押し倒した。凛は好きでもない人に抱かれてしまった。
・