合宿編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
凛:あーぢー!!なんで今日はこんな暑いのさ!倒れちゃうよ!
莉子:ほんとそれな!なんでこんなあっちーんだよ!アイス食べたくなるわぼけ!
2人はマネージャー業をしつつもしっかりと仕事はこなす。今日はこの2人は水分補給係である。先生からは今日は猛暑日だから大量にスポーツドリンクを作るようにいわれていた。ちなみに今日は練習試合を中心とした練習だった。
乾:二人とも大丈夫か?
柳:今日は36°って天気予報がいってたからちゃんと水分補給はするんだぞ。
凛:あー、乾じゃん!大丈夫だよ!みんなの方が過酷なのに!
莉子:柳さあーん!スポーツドリンクっす!これ飲んで練習試合頑張ってください!
柳:すまないな。だが、体調が悪くなったりしたら俺たちにすぐに言うんだぞ。
凛:了解!大丈夫だよ!乾も柳も次試合でしょ?私らこれ作ったらスコア係だから試合頑張ってよね!
乾:凛が褒美をくれるならさらに頑張れるんだけどな。
凛:なーにいってんだか!ほれがんばっといで!
柳:莉子は俺に何か褒美くれるんだろう?
莉子:いやいや!なんでそうなったんすか!!けど応援はしますから!
柳:それは頼もしいな。そうだ、できたドリンク俺たちが運んでおくから。
乾:そうだな。ついでにで持っていくよ
凛:ありがとう!けどこれは私らが持っていくよ!台車あるから平気!
莉子:そうっすよ!先輩たちのサポートは私らがちゃんとやるんで練習に集中してくださいっス!
乾:頼もしいな。それじゃ、いってくるよ
柳:頼んだ
柳と乾は一言そう告げるとコートの方へ戻っていった。それと入れ替わりに幸村がやってきた。
莉子:幸村ぶちょ?どうしたんすか?
幸村:いいや。なんか頭がぼーっとするんだよね。ドリンクもらえないかな?
莉子:大丈夫っすか?これどうぞ
莉子は幸村にドリンクを渡し、幸村はそれを受け取り飲んだ。
凛:確かに幸ちゃん顔色悪くない?へーき?
幸村:まぁ大丈夫だよ。ありがとう
幸村は片手にドリンクを持ってコートにもどっていった。
莉子:大丈夫かなぁ?
莉子:あれは顔色悪すぎだろ。ちょっと注意してみておくわ。
凛:お願いね!じゃ、私らも次の仕事いこう!
凛と莉子は、スコア表と作ったドリンクをもってコートに向かった。
切原:うをー!!
越前:まだまだだね!
忍足:あまいわ
跡部:はぁ!
各コート練習試合が繰り広げられている。マネージャーたちはスコアを付けていた。
凛:ふむふむ。
莉子:・・・。
凛は黙々と仕事をしていたが、莉子は幸村が試合をしているコートでスコアを付けていた。
凛:(どう?幸村)
莉子:(さっきよりも顔色悪いな)
2人はアイコンタクトをながら幸村の様子を伺っていた
幸村:はぁはぁ・・・っ!
・・・どさ。
不二:幸村!?
莉子:!!
不二と試合をしていた幸村は試合中に倒れた。幸村が倒れたと同時に莉子は走って幸村のところまで走った
莉子:幸村さん!幸村部長!
真田:幸村!!
ジャッカル:どうした!?
全員試合を中断して幸村のいたコートに集まった
莉子:幸村部長!?
結花は顔を幸村の鼻の近くに寄せる
結花:(息はしている。胸も膨らんでるから呼吸は問題ない。脈もとれる。そして体が熱い。もしかしてこれは…熱中症か?)
手塚:莉子!幸村の様子はどうだ?
莉子:息はしてますし、脈も正常です。ただ体が十分に熱がこもっているので熱中症かと思います!早急に幸村部長は練習を中止して部屋で療養すべきと判断します!樺地!幸村部長を部屋まで運んで!
樺地:うす!!
樺地は幸村を抱きかかえると急いで部屋に運んだ。
跡部:何かほかに用意するものはあるか?
莉子:水・氷枕・うちわ・氷を入れた袋を何個かお願いします。私はこのまま幸村部長の看病に回ります!凛!あとはここ頼んだぜ!
凛:了解!!
莉子:跡部部長!準備の方だけお願いします!
跡部:あぁ!任せろ
莉子は、走って幸村のいる部屋にいき、跡部は莉子にいわれたものを準備しに宿舎にもどった。
真田:あとは莉子と跡部に任せて俺たちは練習に戻るぞ
手塚:そうだな。莉子がついていれば大丈夫だろう
仁王:しかし、莉子の冷静な判断はすごいのぉ。俺だったらあんな冷静に脈とったり、呼吸を確認したりはできんぜよ
柳生:それはそうですね。私にもできません
丸井:あとで幸村君の様子見に行こうぜ
柳:そうだな。今は練習に戻るぞ
またしてもみんな練習を再開し始めた。その頃の莉子は・・・。
幸村:・・・ん。
莉子:まだ目が覚めないな。相当しんどかったんだな。私があの時止めていればこんなことにはなんなかったのによ・・。くそ
幸村のベッドの横で看病しながらつぶやく莉子。跡部が持ってきてくれた氷枕を幸村の枕元にいれる。
跡部:お前のせいじゃねぇーよ。誰もが予測できない状態だ。
莉子:跡部さん。ありがとうございます。もう私一人で平気なんで練習に戻ってください
跡部:頼んだぜ
跡部は一言そう告げると部屋から出ていった
莉子:汗・・やばいな。
莉子は幸村の額にかいた汗をタオルで服取った。
幸村:・・・ん。・・・莉子?
莉子:幸村さん!?大丈夫ですか?気分は?
幸村:もう大丈夫だよ。・・・もしかしてつきっきりで看病してくれたの?
莉子:マネージャーですから、当然の事を下までです
幸村:ありがとう。なんだか迷惑かけちゃったな
莉子:いいえ、むしろ迷惑かけて貰って構わないです
幸村:ありがとう。ふふ
莉子:なに笑ってんすか?
幸村:莉子が看病してくれたことがうれしくてね
莉子:こっちはひやひやしましたよ。・・・幸村部長が倒れた時本当に心配しました。
幸村:莉子・・。心配してくれてありがとう。早く対応してくれたおかげで俺楽になったよ。
ぎゅっ。
莉子:ぶちょ!?
幸村:ん?
莉子:いや!ん?じゃなくて手!手!手!手握ってる!!
幸村:いいじゃん。少しこのままでいさせてくれないか。
莉子:・・少しだけっす//
幸村:その照れた顔・・俺だけにしてよね
莉子:意味わかんないっす
幸村:そのうちわかるよ。さて、そろそろ練習に戻ろうかな。
莉子:しばきますよ?病み上がりの人がなーにいってんすか!今日はここで1日休んでください。じゃないと夕飯なしですからね
幸村:それは困ったな。1日おとなしくしているよ。
莉子:夕飯の時には迎えに来ますからゆっくり寝ててください。私そろそろコートに戻ります。
幸村:ふふ、ありがとうね
莉子:・・す。
莉子は幸村を横に寝かせてから部屋を静かに出た。幸村は横になり布団をかぶると少しうれしそうに笑った。
凛:どうだった?幸ちゃん?
莉子:あぁ。すこし落ち着いてきたよ。練習行くわって言われたときガチで馬鹿だなって思ったけどよ。
凛:じゃぁ幸ちゃんとりあえず部屋で寝てるんだね!よかった!
真田:莉子。幸村は?
莉子:冗談も言えてるんで大丈夫っす
柳:それは良かった。
切原:ひやひやしたっす!
ジャッカル:幸村は夕飯どうするって?
莉子:夕飯の時になったら私が迎えに行く。
凛:結花は今日一日幸村見ててね!
莉子:そうする。じゃねーと勝手に練習されてまた体壊されても困るからな。
仁王:案外厳しいんじゃな
莉子:もちろんすよ。立海のテニス部を幸村部長は背負ってるんでそこはフォローしたいっす。
凛:真面目ね!!良い子!将来が楽しみよ!
莉子:うるせー!頭撫でるなおねーたま!とりあえず手塚さんと跡部さんにも状況を報告してくるわ!凛は夕飯の準備に取り掛かれよ!
凛:いえっさー!!
莉子:やれやれ。あ、跡部ぶちょーー!!手塚ぶちょーー!!
莉子は状況の報告をしにいき、凛は夕飯づくりに向かった。
幸村は夕飯もしっかり食べられたようで、体力も回復して、明日から練習に参加できるようになりました。
・