出会い編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【氷帝学園高等部 屋上】
結花「ふわぁあ。くそねみぃな。」
美桜「大きなあくびね」
芽依「あたしも眠たいよ!!けどお腹も空いた!」
陽菜「皆、自由だね!」
屋上のフェンスに寄りかかって大きなあくびをするのが、佐久間結花。煙草に火をつけてふーっと煙を出す。
美桜「私も一本くれるかしら?」
結花「はいよ。」
美桜「ありがとう。」
結花から煙草を貰い隣に寄りかかったのは葛西美桜。綺麗なロングヘアで見た目は不良には見えない。
芽依「本当に、結花と美桜は良く煙草を吸うよね!肺が真っ黒になるよ!」
陽菜「それを言うなら私らもだよ!よく吸うじゃん!」
芽依「あ!そうだった!」
陽菜「本当にお馬鹿ちゃん!」
ベンチに座りお弁当をもぐもぐと食べているのが芽依。その隣で一緒にお弁当を食べてるのが陽菜。
結花「あー。誰か来るぞ。」
芽依「え!?誰だ誰だ!?」
陽菜「結花は本当に耳が良いね!」
美桜「まぁ誰が来ても構わないわ」
結花の言った通り屋上のドアがガチャッと空いた。
忍足「なんや。先客かいな。」
向日「くそくそ!侑士!急に立ち止まるんじゃねぇよ!」
宍戸「後ろ詰まってんだよ!」
忍足「堪忍なぁ。」
鳳「あれ?誰かいますね」
日吉「お前がでかすぎて見えない」
ぞろぞろと氷帝学園テニス部レギュラーが続々と屋上に来た。
芽依「ふあぁんでほほに(なんでここに)。もぐもぐ」
美桜「汚いわね。」
陽菜「ばっちいよ!」
芽依「すいません!!」
跡部「おい。ここは禁煙だ。学生が煙草なんて吸ってんじゃねぇよ。」
後ろから来た跡部が結花の吸っていた煙草を取り上げた。
美桜「あら。知らないわよ」
芽依「結花怒るよ」
陽菜「ひぃぃ。」
結花「おい。それ返せよ。くそボンボンが。」
跡部「・・・!!」
宍戸「跡部!!」
結花はギロッと跡部を睨み付けると胸倉を掴んだ。
樺地「跡部さん」
胸倉を掴まれた跡部を離そうと樺地が結花の腕を掴んだが樺地の力でもビクともしない握力だった。
向日「おいおい!離せよ|!!」
忍足「はよ離さんかい」
結花「・・・。」
跡部「ごほごほ!」
芽依「自業自得っしょ!」
陽菜「結花を怒らせないほうがいいよ!」
芽依「気分悪くなったわ」
日吉「跡部さん!!」
捕まれていた胸倉を離され尻餅をつく跡部。それに駆けつける日吉。
結花「ちっ。行くぞ」
美桜「そうね。行きましょう」
芽依「まだ食べ途中なのに!!」
陽菜「後でにしなよ!」
4人はテニス部レギュラーの横をするりと通り、屋上を後にした。
跡部「あいつら。」
鳳「律儀に吸い殻は持って帰るんですね」
日吉「そういう問題じゃないだろ」
忍足「あの子らなんか?噂の」
宍戸「だろうな。」
跡部「なんでも中学では4人ともまともな生徒だったみたいだな」
向日「でもあれだろ?中学の途中からあんな感じなんだろ!」
鳳「謎が多いですね」
跡部「まぁ俺様達には関係ねぇだろ。なぁ樺地」
樺地「うす!」
氷帝レギュラーは昼を食べ始めた。
結花「なんだよ。あの跡部とか言うやつ。ムカつくぜ」
美桜「煙草取り上げられるのが一番嫌いなのにね。ふふ」
結花「笑ってんじゃねぇよ」
芽依「早く帰ろうよ!!もう学校いいでしょ!」
陽菜「あたしクレープ食べに行きたい!」
結花「しゃぁねぇな!おら、乗れよ」
美桜「こっちも乗りなさい」
芽依「わーい!あたし結花の後ろ!」
陽菜「私は美桜の後ろ!」
2人はそれぞれバイクの後ろにまたがった。結花は黒のビッグスクーターで美桜は白のビックスクーター。エンジンをふかし、学校を出た。
次回へ続く。