合宿編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【合宿 朝】
結花「うし。終わった」
美桜「こっちも終わったわ」
芽依「こっちも!!」
陽菜「私も!!」
4人はテキパキと業務を終わらせていく。
大石「すごい。仕事が早いな」
忍足「ほんま仕事早すぎやわ」
幸村「助かるよね」
切原「お陰で練習に集中できるっす!!」
日吉「ほんとだな」
海堂「ドリンクも1人1人中身が違うみたいだ」
本人の目の前で言うと怒られるので、静かに褒めていた。内心、マネージャーに欲しいとまで思っている。
丸井「はぁ!?いなくなっいた!?」
ざわざわ・・・。
練習を休憩していた丸井が電話をしていたが、突然大きな声を出した。
桑原「どうした?急に大きな声出して。」
柳生「何かあったのですか?」
丸井「弟たちが・・・。弟たちがいなくなった!!」
真田「なに!?まだ小さいのにか!?」
丸井「なぁどうしよう!親が今探しているんだけど見つからないって!!」
母親からの電話にパニックになっている丸井。
手塚「焦ってもしかたない。探しに行くぞ」
跡部「俺様もミカエルに言って捜索してもらうぜ」
丸井「助かる!」
柳「親はなんて言っていたんだ?」
丸井「夏休み中だから家にいたらしいんだけど、合宿で家にいない俺に会いたがっていたらしい。」
美桜「話は聞こえたわよ。探しましょう」
芽依「皆で探せば早いと思う!!」
宍戸「そうだな!全員で探した方が早いな!行くぞ!」
全員練習を中断し、丸井の弟たちを探し始めた。跡部はミカエルに連絡し、捜索を開始させた。
結花「あたしらも探すぞ」
芽依「そうだね!まだ小さいんだよね!?」
丸井「おう。まだ小学生と幼稚園の年長さんなんだよ」
陽菜「行くよ!」
全員丸井から弟の写真をスマホに送ってもらい、探し始めた。捜査は難航していた。丸井はまた親から連絡があり、丸井が合宿に行くときに弟たちに場所を書いた紙がなくなっていると。
丸井「もしかして・・・。こっちに向かっているのかよぃ」
桑原「ブン太の次男。確かしっかりしてるからもしかして・・。」
丸井「あぁ!行くぜぃ!」
丸井とジャッカルはまた走り出した。
結花「最近の小学生はスマホも使い慣れているからな。」
美桜「早く探しましょう」
芽依「しゃー!!」
陽菜「私、正面玄関行ってみる!!」
4人も再び走りだした。
【合宿所 正門】
女1「おいおいおい。おめぇがぶつかってきたんだろぉが!謝れよ」
「ご、ごめんな・・ぐす。ごめんなさい。ぐす」
女2「泣いてんじゃねぇぞ!」
「うわぁぁん!怖いよぉ!」
女3「うるせぇな!!」
女は以前結花に負けた黒川高校の女たちだ。合宿所を荒らしに来たが正門でブン太の弟と2人と遭遇し、ブン太の弟たちがぶつかってしまったのだ。
女4「だからガキは嫌いなんだよ!!」
「うわぁぁん!ごべんださぁい!」
女がブン太の弟、次男の胸倉を掴んだ。身長差があるので弟は宙に浮いている状態だった。
陽菜「見つけた!!離しなよ!!」
女6「なんだお前か!!」
陽菜「みっともないよ。高校生が小さい子を虐めているなんて。許さないから」
正門に向かっていた陽菜が弟2人を見つけた。
女1「ガキがいればお前は手も足も出ないだろうな!!」
女2「ガキ守りながら喧嘩できんのかよ!」
陽菜「できるよ!」
陽菜は弟2人を隅っこに寄せて喧嘩を始めた。
女3「おらぁ!!」
陽菜「弱すぎじゃない?」
ドカ!!バキ!!
女4「くそぉ!」
陽菜「雑魚だよ!弱すぎ!」
どんどん女を殴っていく陽菜。ことは順調に行くと思ったが。
女5「おい!お前が手を出すとこいつらに被害がでるぜ!」
「怖いよぉ。」
「にいじゃぁぁん」
陽菜「相変わらずやることがせこいね!!」
陽菜は弟2人を守るように覆う。守っている為相手に手が出せない状況になってる。
女4「これで形勢逆転!!」
女3「やれ」
陽菜「がはぁ!」
「おねいちゃん!」
女1「ガキがいればお前は手が出ないだろうな」
陽菜「うぐぅ!・・がは!!」
陽菜は弟たちを守っている為、手が出ず。顔面も腕も脚もボコボコに殴られるが守ることをやめない。やがて口から血を吐いた。グラッと陽菜は地面に倒れ込んでしまった。
女1「とどめ指すか」
女1が陽菜の頭に足を置いた。そのまま頭を地面に踏みつぶそうとした時・・・・。
結花「おうおう。ずいぶんと陽菜を可愛がってくれてるじゃねぇか。おい。お前等の顔面跡形もなくぶっ飛ばしてやるよ。」
美桜「陽菜!?随分とやられた見たいね」
芽依「これはこれは!!もうぶっ飛ばすしかないよねぇ!!」
陽菜「・・・みんな。」
陽菜は力尽きて、3人が来たことに緊張が取れたのか気を失った。美桜が弟2人と陽菜を回収した。
結花「ここは芽依とあたしに任せろ。美桜はその3人を頼む。」
美桜「任せたわよ。・・・・。あ、もしもし。手塚?弟たち見つかったわよ。・・・ええ。跡部にも伝えて。今から医務室に向かうわ。ええ。よろしく」
美桜は手塚に電話し、弟が見つかったことを報告した。電話を切り、残りは2人に任せ、医務室に向かった。
芽依「じゃぁ!行きますか!!」
結花「仕方ねぇ・・・行くぞ!」
女1「こっちもいくぜ!!」
女2「しゃぁぁ!!」
黒川高校の女たちと結花と芽依は喧嘩を始めた。
結花「おら!お前もぶっ飛ばす!!」
女4「ぐは!!いってぇ!!」
結花「まだまだ!!」
結花は胸倉を掴み女4に何発も頭突きを食らわす。結花はかなりの石頭だ。頭突きされた女は鼻が折れ、血が出ていた。
芽依「おらおらおらおらぁあぁぁ!!」
女5「ひやっぁぁぁぁぁ!!」
芽依「もっと回るよぉぉぉ!!そぉれぇ!!」
女5「うわぁぁぁ!!」
芽依は女5の脚を掴みジャイアントスイングをしていた。思いっきり振り回した後、木に向かって投げつけた。力が強い。
数分後・・・。
結花「ハイ終了。くそ雑魚じゃん?」
芽依「あたしら2人無傷だけど?」
結花「さ、陽菜が心配だ。早く行くぞ」
芽依「ほいほーい!!」
結花と芽依は女たちをゴミ置き場に捨てたことを跡部に電話で伝え、医務室に向かった。
【医務室】
「にいちゃぁん!!」
「こわがっだよぉぉ!!」
丸井「馬鹿野郎!心配したじゃねぇか!」
仁王「無事で何よりじゃ・・といいたいが」
陽菜「・・・・。」
鳳「陽菜さん。」
丸井「陽菜・・・。申し訳ねぇよ。弟たち庇ったから。」
美桜「今は気を失っているわ。そっとしておいて。」
桃城「だけど。」
美桜「いいから!」
跡部「陽菜は医者に診てもらったが、骨は折れていないようだ。頭も異常はないそうだ。」
幸村「良かった。」
真田「無茶ばっかりだ。」
医師の診察を受け特に問題はないとの事。テニス部は安堵していた。
芽依「やっほぉ♪」
結花「こっちも終わった。雑魚すぎたな。」
美桜「お疲れさま。余裕だったみたいね」
結花「当たり前だ。血は浴びちまったけど。汚ねぇ」
芽依「陽菜はまだ起きないね」
結花と芽依が喧嘩を終えて帰ってきた。
不二「芽依!?大丈夫!?」
芽依「平気だよ!汚れるから近くに寄らないで!」
跡部「無傷でも心配させんじゃねぇよ。」
結花「うるせぇ。怪我してないからいいんだよ。」
美桜「ここは私が見ているから、みんな練習に戻っていいわ」
丸井「俺が見てる。」
美桜「あなたは弟がいるでしょ。」
丸井「・・・わりぃ。」
美桜以外は医務室から出て行った。
その夜。
【合宿所 医務室】
陽菜「いてて。結構傷ついたなぁ。」
美桜「目が覚めたのね。」
陽菜「久々にこんなやられちゃったよ。」
美桜「無茶して・・。まったく」
コンコン。
美桜「はい。・・・あら。陽菜意識戻ったわよ。2人で話して平気よ」
丸井「すまねぇ。」
美桜は医務室に来た丸井を部屋に招きいれ、美桜は部屋から出て行った。
丸井「本当に申し訳ない!!」
丸井は深く頭を下げた。
陽菜「弟たちは?」
丸井「さっき母親が迎えにきて帰った。陽菜こそ大丈夫か?」
陽菜「こんなの慣れているよ!」
丸井「慣れちゃダメだろぃ!・・・ごめん。でも無茶だけはしないでくれ。」
丸井はそういうと部屋から出て行った。
陽菜「なんなのよ。」
陽菜はまた横になり寝た。陽菜は久しぶりに人に心配され少し戸惑った。慣れていないから。
・