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お題365

突然だが、きょーちゃんには秘密がある!
と言っても、別に隠したくて隠してるわけじゃなくて、知られるのが何となく恥ずかしい部類の小さな秘密。

「きょーか!」
「えーじ!部活は終わったー?」
「終わったよー帰ろ」
「うん!」

今日あったこととか今度の休みに出かけようとか、他愛のない話をして、一緒に帰る。
きょーちゃんはこんな毎日がとても幸せだったりするけどえーじもそうならうれしいなー。

「杏華、俺幸せものだなーって思うんだよね」
「!!今ね!きょーちゃんもそう思ってた!」
「えー!すごい!これは運命だにゃ!なんてねw」
「えーでもきょーちゃんも運命だなーって思ったよ!」

嬉しい!幸せ!
こんなに幸せでいいのかな…?って不安に思ってしまうのがえーじにも言えないきょーちゃんの秘密。
だって、なんか、恥ずかしいよね、幸せすぎて不安だなんて。

「ね、杏華」
「んー?」

ぎゅっと手を握られる。

「…んーやっぱやめるにゃ」
「えー??何々??」
「運命だし幸せならいっかなーって」
「??きょーちゃんとっても幸せだよ!えーじも幸せだといいなーってずっと思ってる」
「俺も…ちょっと恥ずかしいけど、こう言うのって言わないと通じないもんね!」

こんななんでもない幸せがずっと、続きますようにって。
ロマンティックなことを考えちゃうのはえーじに会えたからなんだよ。
……これもまた秘密!
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