Marco 生誕祭
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“Ich bin verliebt in dich.”(君に恋してるんだ。)
なけなしの勇気を出してそう伝えたけど、慣れないことをしたから恥ずかしくなって、返事は今度でいいと言い逃げしてしまった。答えをもらえないまま会えなくなるのなら、あの時すぐに返事をもらうべきだった。
君が泣いている。僕の名を呼んで。
初めて知ったんだ、君の本心を。
(Ich werde dich immer lieben.)
(ずっと君を愛し続けるから。)
だから、待っていて、いつか君を見つけ出すから。
今度こそ聞かせて、生きている僕に。
あの日から何年経っただろう。僕は今でも君を見つけられずにいる。
世界は、残酷だ。僕は今でも君を想っているのに。もう、諦めた方がいいんだろうか…。
そう思った時だった。
—— あの子は、もしかして!
そう思うと同時に駆け出した。
“Entschuldigung.”(すみません。)
僕の呼びかけにその人は振り返って、驚いた顔で僕を見つめている。
——ああ、やっぱり!諦めなくてよかった!
“Lange nicht gesehen!”(久しぶり。)
僕がそう言うと、君は僕に抱きついた。
ねえ、期待しても、いいのかな?
君があの言葉を覚えているって。
君も僕と同じ気持ちだって。
“Ich möchte mit dir alt werden, willst du meine Frau werden?”
(君と一緒に歳をとりたいんだ、結婚してくれる?)
今度こそ、君を幸せにするから。
“Ja, gern!”(もちろん、喜んで!)
そう言って笑う君は、あの頃僕が好きになった愛らしい君のままだった。
愛しい君へ
Egal was kommt, ich werde dich nie verlassen…
(何があっても君を離しはしないから)
イメージは6月16日の誕生花、ナツツバキ(花言葉:儚い美しさ、愛らしさ)
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