Levi/現パロ
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
1.
ザワザワザワ、カタカタカタ…
とあるオフィスの一室。
暖かくなってきているというのにまだまだ冷え込む季節で部屋の中は暖房がかかっており乾燥気味だ。ハンドクリームを手に塗り混んでいると名前を呼ばれた。
「ハル」
「ん?どうしたの?」
声を掛けてきたのは同期の一人。
「来月の飲み会なんだけど…」
「うん、場所も決まったし後はみんなに出席確認して人数を把握するだけ」
「そう。その事なんだけど…」
同期は視線を泳がせてソワソワしている。一体どうしたというのか。
「ハルからリヴァイ先輩に声をかけてもらってもいいかな?」
「えっ?!なんで私が?!」
同期が話し出すのを待ったが出てきた言葉はあのリヴァイ先輩。先輩はとても厳しくて怖いとみんな恐れをなしている。だから驚きのあまり大きな声が出て周囲の視線を浴び、「すみません」と謝った。そして声を潜めて同期に話しかける。
「それまたどうしてよ?」
「だってハルが一番同期の中で接点があるし何より自分たちからは怖くて声をかけにくい…」
「えぇー…」
「それにリヴァイ先輩、飲み会とか参加しないタイプらしくて。断るだろうから声をかけるだけでもいいの!お願い!」
同期は必死だ。自分が誘ったところで来てくれるとは思わないが同期の頼みだ。
「分かった。声をかけるだけかけてみる」
「ありがとう!先輩達になんとかしてリヴァイ先輩を誘えって言われてて…でも参加しないのを聞いてさ、」
「え"っ、責任重大じゃない…やっぱり私…」
「じゃあね!頼んだよ!」
「ちょ、ちょっとぉー!」
同期は逃げるようにして去ってしまった。とんでもないことを引き受けてしまったと落胆するが引き受けてしまったものは仕方がない。スマホを取り出して先日交換した連絡先を探す。
── まだ連絡したことないんだけどな
名前を見つけて小さくため息をつくと家に帰ってから連絡をとることにして仕事のためPCと向き合った。
ー3月16日ー
「リヴァイ先輩、」
19:05
「なんだ」
19:16
「お疲れ様です。
今お時間いいですか?」
19:20
「今は忙しい」
19:21
「そうですか…(´・ω・`)」
19:21
「用件はなんだ」
19:29
「今度、会社の飲み会が
あるのでお誘いに…」
19:34
「行く必要はない」
19:35
「先輩が来てくれたら
みんな喜びますよ?」
19:37
「他人を喜ばせるために
行くのか?御免だな」
19:42
「そうですよね…
すみません」
19:45
「テメェは行くのか?」
20:02
「はい。
2年目が幹事なんです」
20:08
「場所はどこだ」
20:08
「○○3丁目の
△△というお店です」
20:16
「参加」
20:16
「えっ?」
20:17
「参加する」
20:17
「でも、行かないって」
20:19
「あ?」
20:20
「なんでもないです!」
20:21
「いつの何時からだ」
20:26
「4月7日の
20時からです」
20:31
「そうか」
20:32
「リヴァイ先輩、
本当にいいんですか?」
20:35
「ああ」
20:48
「ありがとうございます!
皆さん喜びますよ!」
20:50
「テメェは」
20:51
「はい、」
20:51
「嬉しくねぇのか?」
20:53
「もちろん嬉しいですよ!」
20:54
「そうか」
20:55
「('ω')」
20:55
「先輩も顔文字とか
使うんですね(^^)」
20:56
「いつもは使わない」
20:59
「レアですね!」
21:01
「馬鹿か」
21:02
「えっ!なんでですか?!」
21:05
「なんでもねぇ」
21:06
「馬鹿…(´・ω・`)」
21:06
「冗談だ」
21:07
「おい」
21:20
「返事しやがれ」
21:24
「わわ!
先輩すみません!
お風呂に行ってました!」
21:35
「それはいい
心がけだが、」
21:40
「はい、」
21:40
「行くなら
声をかけてからに
しろ」
21:41
「ごめんなさい(..)」
21:42
「分かればいい」
21:43
「さっさと寝ろ」
21:43
「はい、
おやすみなさい」
21:44
「ああ」
21:44
ザワザワザワ、カタカタカタ…
とあるオフィスの一室。
暖かくなってきているというのにまだまだ冷え込む季節で部屋の中は暖房がかかっており乾燥気味だ。ハンドクリームを手に塗り混んでいると名前を呼ばれた。
「ハル」
「ん?どうしたの?」
声を掛けてきたのは同期の一人。
「来月の飲み会なんだけど…」
「うん、場所も決まったし後はみんなに出席確認して人数を把握するだけ」
「そう。その事なんだけど…」
同期は視線を泳がせてソワソワしている。一体どうしたというのか。
「ハルからリヴァイ先輩に声をかけてもらってもいいかな?」
「えっ?!なんで私が?!」
同期が話し出すのを待ったが出てきた言葉はあのリヴァイ先輩。先輩はとても厳しくて怖いとみんな恐れをなしている。だから驚きのあまり大きな声が出て周囲の視線を浴び、「すみません」と謝った。そして声を潜めて同期に話しかける。
「それまたどうしてよ?」
「だってハルが一番同期の中で接点があるし何より自分たちからは怖くて声をかけにくい…」
「えぇー…」
「それにリヴァイ先輩、飲み会とか参加しないタイプらしくて。断るだろうから声をかけるだけでもいいの!お願い!」
同期は必死だ。自分が誘ったところで来てくれるとは思わないが同期の頼みだ。
「分かった。声をかけるだけかけてみる」
「ありがとう!先輩達になんとかしてリヴァイ先輩を誘えって言われてて…でも参加しないのを聞いてさ、」
「え"っ、責任重大じゃない…やっぱり私…」
「じゃあね!頼んだよ!」
「ちょ、ちょっとぉー!」
同期は逃げるようにして去ってしまった。とんでもないことを引き受けてしまったと落胆するが引き受けてしまったものは仕方がない。スマホを取り出して先日交換した連絡先を探す。
── まだ連絡したことないんだけどな
名前を見つけて小さくため息をつくと家に帰ってから連絡をとることにして仕事のためPCと向き合った。
ー3月16日ー
「リヴァイ先輩、」
19:05
「なんだ」
19:16
「お疲れ様です。
今お時間いいですか?」
19:20
「今は忙しい」
19:21
「そうですか…(´・ω・`)」
19:21
「用件はなんだ」
19:29
「今度、会社の飲み会が
あるのでお誘いに…」
19:34
「行く必要はない」
19:35
「先輩が来てくれたら
みんな喜びますよ?」
19:37
「他人を喜ばせるために
行くのか?御免だな」
19:42
「そうですよね…
すみません」
19:45
「テメェは行くのか?」
20:02
「はい。
2年目が幹事なんです」
20:08
「場所はどこだ」
20:08
「○○3丁目の
△△というお店です」
20:16
「参加」
20:16
「えっ?」
20:17
「参加する」
20:17
「でも、行かないって」
20:19
「あ?」
20:20
「なんでもないです!」
20:21
「いつの何時からだ」
20:26
「4月7日の
20時からです」
20:31
「そうか」
20:32
「リヴァイ先輩、
本当にいいんですか?」
20:35
「ああ」
20:48
「ありがとうございます!
皆さん喜びますよ!」
20:50
「テメェは」
20:51
「はい、」
20:51
「嬉しくねぇのか?」
20:53
「もちろん嬉しいですよ!」
20:54
「そうか」
20:55
「('ω')」
20:55
「先輩も顔文字とか
使うんですね(^^)」
20:56
「いつもは使わない」
20:59
「レアですね!」
21:01
「馬鹿か」
21:02
「えっ!なんでですか?!」
21:05
「なんでもねぇ」
21:06
「馬鹿…(´・ω・`)」
21:06
「冗談だ」
21:07
「おい」
21:20
「返事しやがれ」
21:24
「わわ!
先輩すみません!
お風呂に行ってました!」
21:35
「それはいい
心がけだが、」
21:40
「はい、」
21:40
「行くなら
声をかけてからに
しろ」
21:41
「ごめんなさい(..)」
21:42
「分かればいい」
21:43
「さっさと寝ろ」
21:43
「はい、
おやすみなさい」
21:44
「ああ」
21:44
1/3ページ