勘違い
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3.
「おい。何をやってる」
「えっ?何って…こうしないと出来ないですよ?」
コイツの言うあれをするために何故か自室に来た。
そして言われた通りにジャケットを脱いでベッドに座ったのだが…コイツもジャケットやブーツ、ベルトまで取り楽な服装になってベッドに乗ってきた。
あれ、とはやはりそういうことなのか?
ギシッと二人分の重みでベッドが軋む。
「それよりお前の体は綺麗なんだろうな?」
「へっ?」
「泥や汗で汚れてねぇのかって聞いてんだ」
「大丈夫です。兵長にお会いする前にシャワー浴びてきましたから」
汗かいちゃって…と少し照れながら話すコイツは恐らくエルヴィンとのことを言ってるのだと想像でき腹が立つ。心の中で舌打ちをすると彼女の腕を引っ張りベッドに押し倒した。
「わっ、兵長?」
「ならもう一度ここで汗をかけばいい。俺が相手してやる」
「だ、だめです!兵長にそんなことはさせません!私にやらせて下さいっ!」
慌てて起き上がり自分をベッドに寝かせようとするコイツ。
「なんだ?そんなにヤりてぇのか(えっちを)?」
「はい!ぜひやらせて下さい(マッサージを)!」
「そうか…覚悟は出来てんだろうな?」
「兵長こそ…気持ちよすぎてヤバいと思いますよ?」
「はっ。言うじゃねぇか…なら早速始めるとするか」
「はいっ!任せて下さいっ!」
コンコンコン
その時ちょうどタイミングよくノックがしてお預けになる。
ーーチッ。こんな時に邪魔が入るとは…
どうせエルヴィンかメガネだろうと扉に近づいて開けると奴が立っていた。
「リヴァイすまない。早急に頼みたいことがあるのだが…ハル?」
エルヴィンがアイツの姿を見つけ声をかけている。何故自分の部屋にいるのか疑問に思っているようだ。
「悪いが今はそれどころじゃない。後で行く」
「何をするつもりだ…?」
「はっ。何言ってやがる。てめぇもコイツとさっきまでヤッてたんだろうが」
目の前にいる上司を睨みつけながら言うと小さく笑ってやがる。
「あぁ…あれはいいものだった。ハルまた頼む」
「えっ、あ、はい…私で良ければ…」
そんなにコイツとのそれはいいものなのかと疑問に思う。それに恥ずかしげもなくコイツも私でよければと言ってやがるところを見るとこの二人はそういう仲だということだ。
ーー胸糞悪い…
「今から兵長にもするんですよ?」
黙っているとコイツは堂々と上司に今から(えっちを)ヤると言っている。そんなに度胸のある女だったか?とまた疑問が頭に浮かぶ。
「そうか。君も癒されるといい…気持ちがいいぞ」
エルヴィンがそんなことを言うのが癪でまた舌打ちをする。
「邪魔したな」
彼がそう言って去っていくのを見届けてからドアを閉めた。
「おいお前」
「はい?」
「よくもまぁ上司の前でヤるなんて言えたな」
「ん?やる?でも先程団長にもしましたし…」
ヤるという言葉を理解していないようだ。しかし顔を赤くするタイミングが合わないような気がしてコイツは一体何なのだと不思議に思う。さっきからどうも違和感しか感じない。
「なぁ…アイツと何をしたんだ?」
ベッド脇に立ってるコイツと視線を合わせる。同じぐらいの身長で見上げなくて済むのはありがたい。
そう思うのは情けねぇが…
「何って…それは…」
バターン!
「リヴァ〜イっ!いる?!あっ!また君もいたの?」
コイツから話を聞き出そうとした矢先、今度はノックもなしに豪快に扉が開きメガネが立っていた。
「おい。クソメガネ…てめぇは礼儀ってもんを知れねぇのか…」
またおあずけをくらって機嫌が益々悪くなる。
「あっ。今からやってもらうところだったんだね〜」
エルヴィンも気持ちよさそうだったし、と俺の言ったことには何も触れず腕を組んでうんうんと頷いてるコイツは一体なんの話をしているのか。
「ハンジ。ここに居たのか」
そこへまたさっき部屋から去って行ったエルヴィンが戻ってきた。
「なになに〜?エルヴィンも癒されにきたの?」
「いや。私は君を探しに来たんだ」
「なら話は早い。早くそのメガネを連れて出て行け」
「何言ってるの!エルヴィンは君達のことが気になってまた戻って来たんだよ〜」
ね?エルヴィン?、とニヤケ顔で聞いてるこのメガネは一体何がしたいのか。
「…あのー?」
そこへすっかり存在を忘れていたコイツの声がして視線を向ける。
「どうしたらいいですか?」
それを聞きたいのはこっちの方だ。
「あ!どうせならエルヴィンも一緒にいいんじゃなーい?」
ということで失礼しましたー!、と慌しく部屋を出て行ったクソメガネ。本当に一体何しに来やがったんだ。綺麗にした部屋もアイツが来たことで汚れたような気がしてイライラが増す。
「私もいいのか?」
「あっ?」
何を言ってるんだコイツは。一緒にってことは三人で(えっちを)ヤるってことか?それもありだが…気にいらねぇな。
イライラしながら考えを巡らせていると女が喋り出した。
「団長は先程しましたので兵長からですね」
「別に俺からじゃなくてもいいんだが…」
「そんな遠慮なさらずに!」
「気持ちがいいから体験するといい」
気持ちがいい、その言葉にピクリと反応するがやはりエルヴィンに見られるのは癪だ。
「おい…やっぱり部屋から出ろ。見られてちゃ集中できねぇだろうが」
「兵長?リラックスして頂いていいのですよ?」
「リヴァイ。そういうことだ。身を委ねるといい」
エルヴィンはさっきから顔が小さくにやけてるような気がする。今コイツは絶対この瞬間を楽しんでいる。それが分かるとますます気に入らない。
「兵長。(マッサージ)始めますよ?」
「…コイツの前で(えっちを)するのか?」
そうですけど、と不思議そうにしている女。それを面白そうに見ているエルヴィン。
「リヴァイ。君は私が居てはいけない理由でもあるのか?」
「あ?てめぇにはそんな趣味があったのか。気持ち悪いな」
「趣味、か…生憎そんなものは持ち合わせていないが君がどんな反応をするのかは見てみたい」
なんだコイツは…変人を通り越して気持ち悪くて反吐が出そうな勢いだ。怪訝に奴を見れば小さく笑ったままで余裕たっぷりそうな顔をしている。
「俺もてめぇに晒すようなことはしたくねぇ」
「減るものではないだろ?」
「何言ってやがる…頭おかしいんじゃねぇのか?」
「私は至って冷静だ」
「そうかよ。なら早く出て行くんだな」
「何故だ?」
「何故、だ?よくよく考えてみろ。人に見られちゃ勃つもんも勃たねえだろうが」
「えっ?」
「やはり…」
「……?」
勃つ話をした途端、女からは間抜けな声がしてエルヴィンは納得したような顔をしている。二人の反応を見て自分は何か思い違いをしていると判断に至る。
「兵長?たつもんもたたないって…何がですが?」
女はマジマジとこちらを見て聞いてくるところからしてやはり自分は勘違いをしていたのだと悟った。
「なんでもねぇ」
「でも気になります」
「リヴァイは男女でする行為を想像していたようだよ」
エルヴィンがすかさず割り込むので睨みつける。
「えっ?!あの…違います!」
「あぁ。分かってる」
「君が勘違いをするとはな」
「…てめぇも紛らわしい言い方をするからだろうが」
「気付いたか。楽しませてもらったよ」
「なら、一層の事もっと楽しんでみるか?」
「そうだな…それもありかもしれないな」
いい事を思いついたと言わんばかりにエルヴィンと顔を見合わせると同意するので目配せした後二人で同じ部屋にいる彼女を見る。
「兵長?団長?どうしたんですか?」
オロオロとしているコイツを虐めるのもありだな。そんなことを思いつつ手を引いて横抱きに抱える。ベッドに乗ると彼女を自分の前に来るように座らせその前にはエルヴィンがきた。
「えっ?あの…何を…?」
「何ってそりゃあ…あれをするんだ」
「あれ、ですか…?」
「私が先程してあげただろう?」
「うっ…ダメです!」
「ダメじゃない。君はあんなに気持ちよさそうにしていたじゃないか」
「それは団長の手つきが…!」
「ほぅ…エルヴィンに気持ちよくしてもらったのか」
「ち、ちがっ!」
耳が赤くなってるのを見てたまらず甘噛みをする。
「ひぁっ、兵長…?!何を?!」
「何ってあれだ」
「では私も」
エルヴィンはそう言って脚を持ち上げると撫で始め足先を曝け出すと口に含んでいる。
「やっ、だんちょ…やめっ!」
「シャワーを浴びたんだな。石鹸の香りがするよ」
「そんな、ことより…二人とも…やめて下さいっ!」
「ほぅ。上官に逆らうとはいい度胸だな。そもそもこうなったのはてめぇの責任だ。違うか?」
「うぅー…」
今にも泣き出しそうな声が聞こえてくるがお構い無しに耳をしゃぶる。
「俺達で癒してやる。そこで大人しくしてるんだな」
「私達でハルを満足させるとしよう」
「やっ、間に合ってます!だ、誰かぁ〜!!」
最初は抵抗していたコイツも俺とエルヴィンの施しによりまぁ腰を抜かすことになるのだが…結果として勘違いしてよかったのかもしれないと小さく笑った。
「それで。結局あれとはなんだ」
この後ハルが頬を膨らませながらも説明をしてくれた。マッサージだと納得しつつもそんなことで昼間っからあんな声を出すなと二人に注意しておいた。そして自分もまたコイツからのマッサージを受けてみたいと思ったのだった。
ーーー
「ハンジさんっ!ここにいらしたんですか?!」
「モブリット!しーっ!今いいところなんだ!リヴァイが勘違いをして面白いんだよ!どんな反応が起きるのか見届けないと!」
「そんな所にへばりついてると捕まります!兵長の反応よりもあなたには溜まってる仕事がたくさんあるんです!」
また(団長に)怒られますよ?!、リヴァイの部屋の前で聞き耳を立てていたハンジさんはモブリットさんに連れて行かれ書類業務に追われて散々だったと聞かされた。
勘違い
fin.
2019.3.18
「おい。何をやってる」
「えっ?何って…こうしないと出来ないですよ?」
コイツの言うあれをするために何故か自室に来た。
そして言われた通りにジャケットを脱いでベッドに座ったのだが…コイツもジャケットやブーツ、ベルトまで取り楽な服装になってベッドに乗ってきた。
あれ、とはやはりそういうことなのか?
ギシッと二人分の重みでベッドが軋む。
「それよりお前の体は綺麗なんだろうな?」
「へっ?」
「泥や汗で汚れてねぇのかって聞いてんだ」
「大丈夫です。兵長にお会いする前にシャワー浴びてきましたから」
汗かいちゃって…と少し照れながら話すコイツは恐らくエルヴィンとのことを言ってるのだと想像でき腹が立つ。心の中で舌打ちをすると彼女の腕を引っ張りベッドに押し倒した。
「わっ、兵長?」
「ならもう一度ここで汗をかけばいい。俺が相手してやる」
「だ、だめです!兵長にそんなことはさせません!私にやらせて下さいっ!」
慌てて起き上がり自分をベッドに寝かせようとするコイツ。
「なんだ?そんなにヤりてぇのか(えっちを)?」
「はい!ぜひやらせて下さい(マッサージを)!」
「そうか…覚悟は出来てんだろうな?」
「兵長こそ…気持ちよすぎてヤバいと思いますよ?」
「はっ。言うじゃねぇか…なら早速始めるとするか」
「はいっ!任せて下さいっ!」
コンコンコン
その時ちょうどタイミングよくノックがしてお預けになる。
ーーチッ。こんな時に邪魔が入るとは…
どうせエルヴィンかメガネだろうと扉に近づいて開けると奴が立っていた。
「リヴァイすまない。早急に頼みたいことがあるのだが…ハル?」
エルヴィンがアイツの姿を見つけ声をかけている。何故自分の部屋にいるのか疑問に思っているようだ。
「悪いが今はそれどころじゃない。後で行く」
「何をするつもりだ…?」
「はっ。何言ってやがる。てめぇもコイツとさっきまでヤッてたんだろうが」
目の前にいる上司を睨みつけながら言うと小さく笑ってやがる。
「あぁ…あれはいいものだった。ハルまた頼む」
「えっ、あ、はい…私で良ければ…」
そんなにコイツとのそれはいいものなのかと疑問に思う。それに恥ずかしげもなくコイツも私でよければと言ってやがるところを見るとこの二人はそういう仲だということだ。
ーー胸糞悪い…
「今から兵長にもするんですよ?」
黙っているとコイツは堂々と上司に今から(えっちを)ヤると言っている。そんなに度胸のある女だったか?とまた疑問が頭に浮かぶ。
「そうか。君も癒されるといい…気持ちがいいぞ」
エルヴィンがそんなことを言うのが癪でまた舌打ちをする。
「邪魔したな」
彼がそう言って去っていくのを見届けてからドアを閉めた。
「おいお前」
「はい?」
「よくもまぁ上司の前でヤるなんて言えたな」
「ん?やる?でも先程団長にもしましたし…」
ヤるという言葉を理解していないようだ。しかし顔を赤くするタイミングが合わないような気がしてコイツは一体何なのだと不思議に思う。さっきからどうも違和感しか感じない。
「なぁ…アイツと何をしたんだ?」
ベッド脇に立ってるコイツと視線を合わせる。同じぐらいの身長で見上げなくて済むのはありがたい。
そう思うのは情けねぇが…
「何って…それは…」
バターン!
「リヴァ〜イっ!いる?!あっ!また君もいたの?」
コイツから話を聞き出そうとした矢先、今度はノックもなしに豪快に扉が開きメガネが立っていた。
「おい。クソメガネ…てめぇは礼儀ってもんを知れねぇのか…」
またおあずけをくらって機嫌が益々悪くなる。
「あっ。今からやってもらうところだったんだね〜」
エルヴィンも気持ちよさそうだったし、と俺の言ったことには何も触れず腕を組んでうんうんと頷いてるコイツは一体なんの話をしているのか。
「ハンジ。ここに居たのか」
そこへまたさっき部屋から去って行ったエルヴィンが戻ってきた。
「なになに〜?エルヴィンも癒されにきたの?」
「いや。私は君を探しに来たんだ」
「なら話は早い。早くそのメガネを連れて出て行け」
「何言ってるの!エルヴィンは君達のことが気になってまた戻って来たんだよ〜」
ね?エルヴィン?、とニヤケ顔で聞いてるこのメガネは一体何がしたいのか。
「…あのー?」
そこへすっかり存在を忘れていたコイツの声がして視線を向ける。
「どうしたらいいですか?」
それを聞きたいのはこっちの方だ。
「あ!どうせならエルヴィンも一緒にいいんじゃなーい?」
ということで失礼しましたー!、と慌しく部屋を出て行ったクソメガネ。本当に一体何しに来やがったんだ。綺麗にした部屋もアイツが来たことで汚れたような気がしてイライラが増す。
「私もいいのか?」
「あっ?」
何を言ってるんだコイツは。一緒にってことは三人で(えっちを)ヤるってことか?それもありだが…気にいらねぇな。
イライラしながら考えを巡らせていると女が喋り出した。
「団長は先程しましたので兵長からですね」
「別に俺からじゃなくてもいいんだが…」
「そんな遠慮なさらずに!」
「気持ちがいいから体験するといい」
気持ちがいい、その言葉にピクリと反応するがやはりエルヴィンに見られるのは癪だ。
「おい…やっぱり部屋から出ろ。見られてちゃ集中できねぇだろうが」
「兵長?リラックスして頂いていいのですよ?」
「リヴァイ。そういうことだ。身を委ねるといい」
エルヴィンはさっきから顔が小さくにやけてるような気がする。今コイツは絶対この瞬間を楽しんでいる。それが分かるとますます気に入らない。
「兵長。(マッサージ)始めますよ?」
「…コイツの前で(えっちを)するのか?」
そうですけど、と不思議そうにしている女。それを面白そうに見ているエルヴィン。
「リヴァイ。君は私が居てはいけない理由でもあるのか?」
「あ?てめぇにはそんな趣味があったのか。気持ち悪いな」
「趣味、か…生憎そんなものは持ち合わせていないが君がどんな反応をするのかは見てみたい」
なんだコイツは…変人を通り越して気持ち悪くて反吐が出そうな勢いだ。怪訝に奴を見れば小さく笑ったままで余裕たっぷりそうな顔をしている。
「俺もてめぇに晒すようなことはしたくねぇ」
「減るものではないだろ?」
「何言ってやがる…頭おかしいんじゃねぇのか?」
「私は至って冷静だ」
「そうかよ。なら早く出て行くんだな」
「何故だ?」
「何故、だ?よくよく考えてみろ。人に見られちゃ勃つもんも勃たねえだろうが」
「えっ?」
「やはり…」
「……?」
勃つ話をした途端、女からは間抜けな声がしてエルヴィンは納得したような顔をしている。二人の反応を見て自分は何か思い違いをしていると判断に至る。
「兵長?たつもんもたたないって…何がですが?」
女はマジマジとこちらを見て聞いてくるところからしてやはり自分は勘違いをしていたのだと悟った。
「なんでもねぇ」
「でも気になります」
「リヴァイは男女でする行為を想像していたようだよ」
エルヴィンがすかさず割り込むので睨みつける。
「えっ?!あの…違います!」
「あぁ。分かってる」
「君が勘違いをするとはな」
「…てめぇも紛らわしい言い方をするからだろうが」
「気付いたか。楽しませてもらったよ」
「なら、一層の事もっと楽しんでみるか?」
「そうだな…それもありかもしれないな」
いい事を思いついたと言わんばかりにエルヴィンと顔を見合わせると同意するので目配せした後二人で同じ部屋にいる彼女を見る。
「兵長?団長?どうしたんですか?」
オロオロとしているコイツを虐めるのもありだな。そんなことを思いつつ手を引いて横抱きに抱える。ベッドに乗ると彼女を自分の前に来るように座らせその前にはエルヴィンがきた。
「えっ?あの…何を…?」
「何ってそりゃあ…あれをするんだ」
「あれ、ですか…?」
「私が先程してあげただろう?」
「うっ…ダメです!」
「ダメじゃない。君はあんなに気持ちよさそうにしていたじゃないか」
「それは団長の手つきが…!」
「ほぅ…エルヴィンに気持ちよくしてもらったのか」
「ち、ちがっ!」
耳が赤くなってるのを見てたまらず甘噛みをする。
「ひぁっ、兵長…?!何を?!」
「何ってあれだ」
「では私も」
エルヴィンはそう言って脚を持ち上げると撫で始め足先を曝け出すと口に含んでいる。
「やっ、だんちょ…やめっ!」
「シャワーを浴びたんだな。石鹸の香りがするよ」
「そんな、ことより…二人とも…やめて下さいっ!」
「ほぅ。上官に逆らうとはいい度胸だな。そもそもこうなったのはてめぇの責任だ。違うか?」
「うぅー…」
今にも泣き出しそうな声が聞こえてくるがお構い無しに耳をしゃぶる。
「俺達で癒してやる。そこで大人しくしてるんだな」
「私達でハルを満足させるとしよう」
「やっ、間に合ってます!だ、誰かぁ〜!!」
最初は抵抗していたコイツも俺とエルヴィンの施しによりまぁ腰を抜かすことになるのだが…結果として勘違いしてよかったのかもしれないと小さく笑った。
「それで。結局あれとはなんだ」
この後ハルが頬を膨らませながらも説明をしてくれた。マッサージだと納得しつつもそんなことで昼間っからあんな声を出すなと二人に注意しておいた。そして自分もまたコイツからのマッサージを受けてみたいと思ったのだった。
ーーー
「ハンジさんっ!ここにいらしたんですか?!」
「モブリット!しーっ!今いいところなんだ!リヴァイが勘違いをして面白いんだよ!どんな反応が起きるのか見届けないと!」
「そんな所にへばりついてると捕まります!兵長の反応よりもあなたには溜まってる仕事がたくさんあるんです!」
また(団長に)怒られますよ?!、リヴァイの部屋の前で聞き耳を立てていたハンジさんはモブリットさんに連れて行かれ書類業務に追われて散々だったと聞かされた。
勘違い
fin.
2019.3.18
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