勘違い
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1.
「…っう…そこは、いいな…」
「んっ、いいですか…?じゃあ、もっと…」
ーーこれは何か?今…そういう最中なのか?
自分は今、エルヴィンに用事があり執務室の扉の前に来ている。ノックをしようと手を挙げたが中から艶めかしい声が二人分聴こえてきて手を下ろした。
「ふっ…団長…もっとしてほしいところはありますか…?」
「そうだな…ここも頼んでもいいか?」
「そ、そこですか?」
「駄目か?」
「いえ…だめじゃないです…」
「ならば頼む」
「はい…では…」
すると、また色っぽい声が聞こえ始めイライラが募っていく。女の方の声はアイツに違いねぇ。そもそもこんな昼間っからコイツらは何をやってるんだ?
「あっ、リヴァイ〜?そんな所で突っ立ってどうしたの〜?」
そこへ能天気な声と共に手を挙げながら近づいて来るメガネが現れた。
「おい。そこで止まれ」
「えっ?なに?どぉしたの?」
このメガネ野郎は指示通りに止まるが不思議そうにしている。
「エルヴィンに用があるなら後にしろ。今は取り込み中だ」
「どれどれぇ?」
取り込み中だと言っているのにメガネはこっそり扉に近付き聞き耳を立てている。
「ははーん。なるほどね。確かにお取り込み中だね〜」
などと、ニヤニヤしながらまだ聞き耳を立てておりその言葉と姿にイライラがピークに達する。
「てめぇにはそんな趣味があったのかクソメガネ。気持ち悪りぃな」
「なんだよリヴァイ!酷いじゃないかぁ!」
あまり大きな声ではないが反論するメガネ。
とりあえずコイツをこの部屋から引き離した方がよさそうだ。襟元を掴んで引きずるように連れ出す。
「ぐぇえ、リヴァイ…苦しい…!」
「こうでもしねぇといつまでも虫みてぇにあそこにへばりついてるだろ」
廊下を進み角を曲がったところでメガネを床に放り投げた。
「痛いじゃないか!」
「あ"?」
「うっわ、なんでそんなに機嫌が悪いのさー。あ、もしかしてエルヴィンの相手の子…」
そうかそうか、とまたニヤケ出したメガネ野郎。
「なるほどねー。まっ、気になるなら確認してみたら?」
「あっ?何をだ?」
「エルヴィンと体を重ねる仲なのか」
それを聞いてヒクリと眉を上げる。
「彼女のこと気になるんでしょっ??」
ニヤニヤするコイツを今すぐ蹴り飛ばしたい衝動に駆られるが「あ、巨人の実験に行かなきゃ♪」と言って走り去って行く。
ーー逃げやがったな
クソメガネのおかげでイライラがおさまらない。
こんな時は鍛錬するか掃除をするに限る。どっちをするか考えた後、鍛錬するために訓練場へと向かった。
ーーーー
ガチャン、ガチャン
訓練場に重りの音が響く。
ここに来て2時間程は経っただろうか。イラつきもだいぶおさまり鍛錬に使った道具を片付け汗を拭き取っていると声がした。
「あっ、兵長。ここにいらしたんですね」
そこへやってきたのは先程アイツの部屋で乳繰り合ってたハルだ。顔を見た途端一気に気持ちが淀む。
「兵長?どうされましたか?」
「いや…なんでもねぇ」
「あの、ハンジさんに兵長を探すように言われて…」
「あ?アイツがか?」
「はい。兵長も疲れてるだろうからあれをやってあげて、と…」
あれ、あれとはなんだ。
またあのメガネが変なことをさせようとしているじゃねぇだろうな。嫌な予感しかしない。
「いや。間に合ってる。アイツの考えることだ。ろくなもんじゃねぇだろ」
「そうですか?やるのは私なんですけど…」
小さく項垂れて落ち込む姿を見て少し面食らう。
ーーチッ…面倒くせぇ
「分かった。そのあれというやつをやってくれ」
「いいんですか?!了解ですっ!頑張りますっ!」
そう言って笑うコイツの笑顔を見るとまぁコイツと過ごすのも悪くないなと思いながら体の汗を拭き取っていった。
「…っう…そこは、いいな…」
「んっ、いいですか…?じゃあ、もっと…」
ーーこれは何か?今…そういう最中なのか?
自分は今、エルヴィンに用事があり執務室の扉の前に来ている。ノックをしようと手を挙げたが中から艶めかしい声が二人分聴こえてきて手を下ろした。
「ふっ…団長…もっとしてほしいところはありますか…?」
「そうだな…ここも頼んでもいいか?」
「そ、そこですか?」
「駄目か?」
「いえ…だめじゃないです…」
「ならば頼む」
「はい…では…」
すると、また色っぽい声が聞こえ始めイライラが募っていく。女の方の声はアイツに違いねぇ。そもそもこんな昼間っからコイツらは何をやってるんだ?
「あっ、リヴァイ〜?そんな所で突っ立ってどうしたの〜?」
そこへ能天気な声と共に手を挙げながら近づいて来るメガネが現れた。
「おい。そこで止まれ」
「えっ?なに?どぉしたの?」
このメガネ野郎は指示通りに止まるが不思議そうにしている。
「エルヴィンに用があるなら後にしろ。今は取り込み中だ」
「どれどれぇ?」
取り込み中だと言っているのにメガネはこっそり扉に近付き聞き耳を立てている。
「ははーん。なるほどね。確かにお取り込み中だね〜」
などと、ニヤニヤしながらまだ聞き耳を立てておりその言葉と姿にイライラがピークに達する。
「てめぇにはそんな趣味があったのかクソメガネ。気持ち悪りぃな」
「なんだよリヴァイ!酷いじゃないかぁ!」
あまり大きな声ではないが反論するメガネ。
とりあえずコイツをこの部屋から引き離した方がよさそうだ。襟元を掴んで引きずるように連れ出す。
「ぐぇえ、リヴァイ…苦しい…!」
「こうでもしねぇといつまでも虫みてぇにあそこにへばりついてるだろ」
廊下を進み角を曲がったところでメガネを床に放り投げた。
「痛いじゃないか!」
「あ"?」
「うっわ、なんでそんなに機嫌が悪いのさー。あ、もしかしてエルヴィンの相手の子…」
そうかそうか、とまたニヤケ出したメガネ野郎。
「なるほどねー。まっ、気になるなら確認してみたら?」
「あっ?何をだ?」
「エルヴィンと体を重ねる仲なのか」
それを聞いてヒクリと眉を上げる。
「彼女のこと気になるんでしょっ??」
ニヤニヤするコイツを今すぐ蹴り飛ばしたい衝動に駆られるが「あ、巨人の実験に行かなきゃ♪」と言って走り去って行く。
ーー逃げやがったな
クソメガネのおかげでイライラがおさまらない。
こんな時は鍛錬するか掃除をするに限る。どっちをするか考えた後、鍛錬するために訓練場へと向かった。
ーーーー
ガチャン、ガチャン
訓練場に重りの音が響く。
ここに来て2時間程は経っただろうか。イラつきもだいぶおさまり鍛錬に使った道具を片付け汗を拭き取っていると声がした。
「あっ、兵長。ここにいらしたんですね」
そこへやってきたのは先程アイツの部屋で乳繰り合ってたハルだ。顔を見た途端一気に気持ちが淀む。
「兵長?どうされましたか?」
「いや…なんでもねぇ」
「あの、ハンジさんに兵長を探すように言われて…」
「あ?アイツがか?」
「はい。兵長も疲れてるだろうからあれをやってあげて、と…」
あれ、あれとはなんだ。
またあのメガネが変なことをさせようとしているじゃねぇだろうな。嫌な予感しかしない。
「いや。間に合ってる。アイツの考えることだ。ろくなもんじゃねぇだろ」
「そうですか?やるのは私なんですけど…」
小さく項垂れて落ち込む姿を見て少し面食らう。
ーーチッ…面倒くせぇ
「分かった。そのあれというやつをやってくれ」
「いいんですか?!了解ですっ!頑張りますっ!」
そう言って笑うコイツの笑顔を見るとまぁコイツと過ごすのも悪くないなと思いながら体の汗を拭き取っていった。
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