あんたの温もりがいい
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4.*
眠りから覚め瞼を開けると目の前に女の顔があった。
—— あ?さっきはコイツの体が前に…っ!?
そこで位置を確かめようと下を見ると体が大きくなっている。つまりは元に戻っており言うならば全裸だ。
外を見ればまだ暗い。舌打ちをして目の前にいる女を起こす。
「おい。起きろ」
「んぅー…もうちょっと…」
「チッ…おい。起きやがれ」
体を揺すると女が目をこすりながら目を開ける。
「あれ?イバイくん…なんか声が…って、えっ?!」
女が叫びそうになる口元を手で覆い人差し指を立てる。
「騒ぐな。静かにしろ」
前にいる女はコクコクと頷いている。
「いいか。これは誰にも言うな」
「えっと…なんで兵長がここに…?」
「馬鹿か?今まで一緒に居ただろうが」
「えっ…じゃあ…もしかして、イバイ、くん…?」
「あぁ」
視線だけで女を見るとみふみる顔が真っ赤になっている。
「じゃ、じゃあ…シャワーの時…」
「見た。不本意だが」
「なっ…?!」
女が叫ぼうとしたその時、横で寝ている弟がムクッと起き上り目をこすっているため見つからないように体を横にして女の影に隠れる。
「ごめんね。起こしちゃった?まだ夜だから寝ていいよ」
うん、と弟は横になり女は体をポンポンッと叩いてまたあの子守唄を歌っている。
それを目を閉じて聞いているとほとんど記憶にない母親の温もりを感じたような気がした。
歌が終わると女も横になってこちらを向いた。が、距離が近かったのか離れている。
「近いですよね…すみません…」
女は萎縮しておりビクついているのが分かった。
じっと女を見つめると声をかけた。
「…すまねぇな…こんなことになっちまって…」
「いえ!そんな!兵長も大変ですね…でもなんで?」
「あのメガネ野郎の仕業だ」
「メガネ…あ、ハンジさん?」
そうだ、と言うと納得している女。
「ここにいることはハンジさんや団長はご存知で?」
「いや」
「すみません…私が勝手に連れて来てしまったから…」
「謝るな。俺もその方がいいと思った」
だから大丈夫だ、そう言うと女はふわりと笑っている。その顔を見た瞬間女を引き寄せ自分の腕の中におさめた。シャワー室での光景を思い出してしまい体が疼く。しかもベッドの上で女と寝て自分は全裸だ。
「へ、兵長?」
「声は出すな」
「へっ?」
「今から声を抑えろと言ってる」
「は、はい!」
「静かにしろ」
コクコクと頷く女。
そして少し体を離すと顔を近づけて耳を甘噛みした。
腕の中で体が強張るのが分かった。尚も耳を噛み舌で舐めれば彼女から声が小さく漏れている。
「んッ、ふっ……」
我慢している彼女の声が耳を刺激して欲情を煽った。
首筋に唇を這わせれば体が小さく震えている。
「へ、へいちょ……んッ…」
顔を見れば思い切り目を閉じている。
—— コイツ初めてか…
「悪い」
「い、いえ…驚いただけです…」
「初めてなんだろ。大事にしろ」
「初めてではないです」
「あ?なら抱いてほしいのか?」
「ち、ちがっ!」
「うるせぇ」
彼女の口元をまた手で覆う。
大人しくなったのを見て手を離すと彼女と視線が交わった。
「まさか兵長とこんなことになるとは…」
「同感だ。こんなガキと過ごすはめになるとはな」
「ムッ。私はガキではないですよ」
「体は、な」
「……兵長って意地悪ですね…」
「あ?思ったこと言ってるだけだろうが」
「じゃあ、乙女心が分かってないんです」
「…言いたいことはそれだけか…?」
ジロリと彼女を見ると体を強張らせている。
「えっと…ご、ごめんなさい…」
「いや。だめだ」
「そ、そんな…!」
「きっちり払ってもらう」
「兵長…ほんとにごめんなさい!」
「まぁ今は何もしねぇが…」
グッと頭を引き寄せると耳元で囁く。
"次は覚悟しておくんだな"
顔を離して見れば顔を真っ赤にしている。
—— ガキだな
だが、何故か気持ちは穏やかで彼女に見えないように小さく笑う。
「寝るぞ」
そう言ってまた目を閉じる。
しばらくすると隣から寝息が聞こえ目を開けると彼女が目を閉じて眠っていた。
手を伸ばして頭に置くとひと撫でする。
するとふわりと笑いまたすぅすぅと眠っているのを見て自分も瞼が重くなってきた。
—— いつもは浅い眠りだが…
こんな日も悪くねぇ、そう思い瞼を閉じた。
眠りから覚め瞼を開けると目の前に女の顔があった。
—— あ?さっきはコイツの体が前に…っ!?
そこで位置を確かめようと下を見ると体が大きくなっている。つまりは元に戻っており言うならば全裸だ。
外を見ればまだ暗い。舌打ちをして目の前にいる女を起こす。
「おい。起きろ」
「んぅー…もうちょっと…」
「チッ…おい。起きやがれ」
体を揺すると女が目をこすりながら目を開ける。
「あれ?イバイくん…なんか声が…って、えっ?!」
女が叫びそうになる口元を手で覆い人差し指を立てる。
「騒ぐな。静かにしろ」
前にいる女はコクコクと頷いている。
「いいか。これは誰にも言うな」
「えっと…なんで兵長がここに…?」
「馬鹿か?今まで一緒に居ただろうが」
「えっ…じゃあ…もしかして、イバイ、くん…?」
「あぁ」
視線だけで女を見るとみふみる顔が真っ赤になっている。
「じゃ、じゃあ…シャワーの時…」
「見た。不本意だが」
「なっ…?!」
女が叫ぼうとしたその時、横で寝ている弟がムクッと起き上り目をこすっているため見つからないように体を横にして女の影に隠れる。
「ごめんね。起こしちゃった?まだ夜だから寝ていいよ」
うん、と弟は横になり女は体をポンポンッと叩いてまたあの子守唄を歌っている。
それを目を閉じて聞いているとほとんど記憶にない母親の温もりを感じたような気がした。
歌が終わると女も横になってこちらを向いた。が、距離が近かったのか離れている。
「近いですよね…すみません…」
女は萎縮しておりビクついているのが分かった。
じっと女を見つめると声をかけた。
「…すまねぇな…こんなことになっちまって…」
「いえ!そんな!兵長も大変ですね…でもなんで?」
「あのメガネ野郎の仕業だ」
「メガネ…あ、ハンジさん?」
そうだ、と言うと納得している女。
「ここにいることはハンジさんや団長はご存知で?」
「いや」
「すみません…私が勝手に連れて来てしまったから…」
「謝るな。俺もその方がいいと思った」
だから大丈夫だ、そう言うと女はふわりと笑っている。その顔を見た瞬間女を引き寄せ自分の腕の中におさめた。シャワー室での光景を思い出してしまい体が疼く。しかもベッドの上で女と寝て自分は全裸だ。
「へ、兵長?」
「声は出すな」
「へっ?」
「今から声を抑えろと言ってる」
「は、はい!」
「静かにしろ」
コクコクと頷く女。
そして少し体を離すと顔を近づけて耳を甘噛みした。
腕の中で体が強張るのが分かった。尚も耳を噛み舌で舐めれば彼女から声が小さく漏れている。
「んッ、ふっ……」
我慢している彼女の声が耳を刺激して欲情を煽った。
首筋に唇を這わせれば体が小さく震えている。
「へ、へいちょ……んッ…」
顔を見れば思い切り目を閉じている。
—— コイツ初めてか…
「悪い」
「い、いえ…驚いただけです…」
「初めてなんだろ。大事にしろ」
「初めてではないです」
「あ?なら抱いてほしいのか?」
「ち、ちがっ!」
「うるせぇ」
彼女の口元をまた手で覆う。
大人しくなったのを見て手を離すと彼女と視線が交わった。
「まさか兵長とこんなことになるとは…」
「同感だ。こんなガキと過ごすはめになるとはな」
「ムッ。私はガキではないですよ」
「体は、な」
「……兵長って意地悪ですね…」
「あ?思ったこと言ってるだけだろうが」
「じゃあ、乙女心が分かってないんです」
「…言いたいことはそれだけか…?」
ジロリと彼女を見ると体を強張らせている。
「えっと…ご、ごめんなさい…」
「いや。だめだ」
「そ、そんな…!」
「きっちり払ってもらう」
「兵長…ほんとにごめんなさい!」
「まぁ今は何もしねぇが…」
グッと頭を引き寄せると耳元で囁く。
"次は覚悟しておくんだな"
顔を離して見れば顔を真っ赤にしている。
—— ガキだな
だが、何故か気持ちは穏やかで彼女に見えないように小さく笑う。
「寝るぞ」
そう言ってまた目を閉じる。
しばらくすると隣から寝息が聞こえ目を開けると彼女が目を閉じて眠っていた。
手を伸ばして頭に置くとひと撫でする。
するとふわりと笑いまたすぅすぅと眠っているのを見て自分も瞼が重くなってきた。
—— いつもは浅い眠りだが…
こんな日も悪くねぇ、そう思い瞼を閉じた。