あんたの温もりがいい
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3.
「エルヴィーーーン!!!」
バターンッ!!と勢いよくノックもなしにドアを開けて入ってきたのは分隊長のハンジ。
「何をそんなに慌てている」
「リヴァイがいなくなった!!」
「はっ?」
「だから居なくなったの!行方不明!!」
「待て。何故そうなる。大方いつも言ってるクソでもしに行ってるんじゃないのか?」
「そうだと思って全部のトイレを調べたんだ!」
「まさかとは思うが…」
「大丈夫だよ!中に人がいたら見ないようにしたから!」
—— そういう問題ではないだろう
心の中で呟いたがこの状態のハンジに何を言っても意味はない。それぐらい焦って興奮している。
「それで。何故リヴァイがいなくなったんだ?」
「ちょっと新しく作ったクスリをリヴァイに試してみたくて…飲ませたら体がちっちゃくなっちゃって…」
「なに?体が小さく…だと?」
「そうなんだよ。幼児化したんだ、色々調べたかったんだけどすぐにいなくなっちゃって…って、エルヴィン?なんか物凄いオーラが出てるよ?」
—— よりによって実験にリヴァイを使うとは…
「ハンジ。彼は人類に必要な人材なのは知っているな?」
「知ってるよー!人類の希望!みんな彼に期待してるよ!彼がいれば巨人なんて怖くないっ!」
「ならば何故リヴァイを実験などに使った。言え」
眉間に皺を寄せてハンジを見る、というより睨む。
ハンジは体をビクリとさせ萎縮する。
「あははー…もしかしてまずかった?」
「当たり前だ。壁外調査が終わってすぐだからまだいいものを…次の壁外調査の日程が決まる前にリヴァイの体を元に戻せ。いいな?」
「分かってるよー!解毒剤をちゃんと用意してたのに逃げられたんだ」
また探して来るよ!、そう言って慌てて部屋を出て行った。ハンジは研究熱心だが暴走するのがたまに傷だ。何人もの兵士が酷い目にあっている。しかし巨人のことや考え方には時折脱帽するためよく話し合いをするのだが…
—— 今のハンジはリヴァイの実験のことで頭がいっぱいだろうな
ため息をつくとリヴァイの身を案じた。
ーーーーー
その頃のリヴァイは女性兵士の家でくつろいで?いた。
「そうだ。いつもなら帰ってすぐシャワー浴びるのに今日はまだだった!シャワー浴びよっか」
こっちを向いてそんなことを言うので首を横に振ろうとしたが自分も訓練後のシャワーを浴びていない。
訓練直後にあのメガネに呼び止められたからだ。
「ほら。行こう?」
女が目線を合わせて聞いてくる。
体が不衛生なのは極めて遺憾だ。
女の誘いに乗りシャワーを浴びることに。
—— まぁ、要は見なければいいだけだ
が、弟まで入るものだからややこしくなった。
弟はこの女にベッタリでその上自分の世話をすると言って引き寄せるもんだから自然と女の体が視界に入る。
「おい!こっち向けよ!頭洗えねぇだろ!」
顔を背けると弟にグリンっと動かされる。
頭を洗われるが痛い。手を払いのけると体を軽く押した。しかしここは浴室。弟が足を滑らせこけ、ビービー泣いてうるさい。
「わっ!イバイくん!だめだよ!押したら!」
めっ!と言ってこっちを見る。
心の中で舌打ちをすると弟の方を向く。
「…ぉめんな(ごめんな)」
そう言ってしゃがみ込んで泣いてる弟の頭に手を置く。ピタリと泣き止み「ぅん…」と涙を拭くと俺出る、と言って先に出て行ってしまった。
「じゃあイバイくんは私が洗ってあげる」
真正面から女の裸を見てしまい急いで顔を背けるがガッツリ見てしまってはもうそれも意味はない。
—— コイツ…意外とあるな……
「ん?どうしたの?」
この女は何も知らずにのほほんとしている。
呆れてものも言えず小さくため息をついた。
—— コイツは馬鹿だ
なんとかシャワーを終えてベッドへ潜る。
気になる部分はあり過ぎるがこの際何も言ってられない。仕方なく女と一緒にベッドに入った。
「イバイくん…家族が見つかるといいね…」
女は自分の体を抱きしめて寝ようとしている。
顔に柔らかいものがあたり確かめようと動くと「んっ…」と女から声が漏れた。
小さな手を伸ばして柔らかいものに触れると女が身じろぐ。
「んー…どうしたの?…眠れないの?」
ボーッとしながら見下ろす女。
するとふにゃっと笑ってまた抱き寄せられた。
今度はしっかり温もりが伝わるほど優しくキツく。
体をポンポンっと一定のリズムで叩いて子守唄らしきものを歌っている。
それを聞いていると段々と瞼が重たくなり気が付けば眠りに落ちていた。
「エルヴィーーーン!!!」
バターンッ!!と勢いよくノックもなしにドアを開けて入ってきたのは分隊長のハンジ。
「何をそんなに慌てている」
「リヴァイがいなくなった!!」
「はっ?」
「だから居なくなったの!行方不明!!」
「待て。何故そうなる。大方いつも言ってるクソでもしに行ってるんじゃないのか?」
「そうだと思って全部のトイレを調べたんだ!」
「まさかとは思うが…」
「大丈夫だよ!中に人がいたら見ないようにしたから!」
—— そういう問題ではないだろう
心の中で呟いたがこの状態のハンジに何を言っても意味はない。それぐらい焦って興奮している。
「それで。何故リヴァイがいなくなったんだ?」
「ちょっと新しく作ったクスリをリヴァイに試してみたくて…飲ませたら体がちっちゃくなっちゃって…」
「なに?体が小さく…だと?」
「そうなんだよ。幼児化したんだ、色々調べたかったんだけどすぐにいなくなっちゃって…って、エルヴィン?なんか物凄いオーラが出てるよ?」
—— よりによって実験にリヴァイを使うとは…
「ハンジ。彼は人類に必要な人材なのは知っているな?」
「知ってるよー!人類の希望!みんな彼に期待してるよ!彼がいれば巨人なんて怖くないっ!」
「ならば何故リヴァイを実験などに使った。言え」
眉間に皺を寄せてハンジを見る、というより睨む。
ハンジは体をビクリとさせ萎縮する。
「あははー…もしかしてまずかった?」
「当たり前だ。壁外調査が終わってすぐだからまだいいものを…次の壁外調査の日程が決まる前にリヴァイの体を元に戻せ。いいな?」
「分かってるよー!解毒剤をちゃんと用意してたのに逃げられたんだ」
また探して来るよ!、そう言って慌てて部屋を出て行った。ハンジは研究熱心だが暴走するのがたまに傷だ。何人もの兵士が酷い目にあっている。しかし巨人のことや考え方には時折脱帽するためよく話し合いをするのだが…
—— 今のハンジはリヴァイの実験のことで頭がいっぱいだろうな
ため息をつくとリヴァイの身を案じた。
ーーーーー
その頃のリヴァイは女性兵士の家でくつろいで?いた。
「そうだ。いつもなら帰ってすぐシャワー浴びるのに今日はまだだった!シャワー浴びよっか」
こっちを向いてそんなことを言うので首を横に振ろうとしたが自分も訓練後のシャワーを浴びていない。
訓練直後にあのメガネに呼び止められたからだ。
「ほら。行こう?」
女が目線を合わせて聞いてくる。
体が不衛生なのは極めて遺憾だ。
女の誘いに乗りシャワーを浴びることに。
—— まぁ、要は見なければいいだけだ
が、弟まで入るものだからややこしくなった。
弟はこの女にベッタリでその上自分の世話をすると言って引き寄せるもんだから自然と女の体が視界に入る。
「おい!こっち向けよ!頭洗えねぇだろ!」
顔を背けると弟にグリンっと動かされる。
頭を洗われるが痛い。手を払いのけると体を軽く押した。しかしここは浴室。弟が足を滑らせこけ、ビービー泣いてうるさい。
「わっ!イバイくん!だめだよ!押したら!」
めっ!と言ってこっちを見る。
心の中で舌打ちをすると弟の方を向く。
「…ぉめんな(ごめんな)」
そう言ってしゃがみ込んで泣いてる弟の頭に手を置く。ピタリと泣き止み「ぅん…」と涙を拭くと俺出る、と言って先に出て行ってしまった。
「じゃあイバイくんは私が洗ってあげる」
真正面から女の裸を見てしまい急いで顔を背けるがガッツリ見てしまってはもうそれも意味はない。
—— コイツ…意外とあるな……
「ん?どうしたの?」
この女は何も知らずにのほほんとしている。
呆れてものも言えず小さくため息をついた。
—— コイツは馬鹿だ
なんとかシャワーを終えてベッドへ潜る。
気になる部分はあり過ぎるがこの際何も言ってられない。仕方なく女と一緒にベッドに入った。
「イバイくん…家族が見つかるといいね…」
女は自分の体を抱きしめて寝ようとしている。
顔に柔らかいものがあたり確かめようと動くと「んっ…」と女から声が漏れた。
小さな手を伸ばして柔らかいものに触れると女が身じろぐ。
「んー…どうしたの?…眠れないの?」
ボーッとしながら見下ろす女。
するとふにゃっと笑ってまた抱き寄せられた。
今度はしっかり温もりが伝わるほど優しくキツく。
体をポンポンっと一定のリズムで叩いて子守唄らしきものを歌っている。
それを聞いていると段々と瞼が重たくなり気が付けば眠りに落ちていた。