お洗濯**
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お洗濯1.
よく晴れたこの日。
ベッドのシーツやタオル、服など綺麗にしようと洗い場に来た。シーツがあるので意外と重たく兵士宿舎から来るのに一苦労だった。
「ふぅ……やっと着いた」
しかし洗い場には既に人がおり少し残念な気持ちになる。
── 人いないと思ったんだけどなー…
さすがに服を洗ってるところとか見られたくない
特に男性なら尚更だ。
一応その人物を確認しようとそっと見ると小柄な後ろ姿が見えた。
── あの後ろ姿……
それにあの髪は……まさか…
そのまさかだった。
我が兵団の人類最強兵士、リヴァイ兵士長だ。
── 兵長だ!
うわぁー…どうしよう……
気まずい……
綺麗好きの彼と一緒に洗濯してたらなんと言われるか分からない。洗濯は諦めて戻ろうとしたら声をかけられる。そう、綺麗好きの彼に。
「いつまでそこにいる」
彼はいつから気付いていたのだろうか。
ビクリとするとシーツなどを抱えてそろりと近寄る。
「お邪魔してもいいのですか?」
「いいも悪いもないだろうが。使いたきゃ使え」
「はい…」
彼から少し距離を置いて裾と腕まくりをして水を出す。石鹸を用意しようと思って探すが見当たらない。
── えっ…まさか忘れてきたとか…?
必死に探すがやはり見当たらない。
項垂れると部屋に戻ろうと立ち上がる。
「なんだ忘れたのか」
彼がジロリとこちらを見て問いかけてきたのでコクリと頷く。すると彼は何かを投げつけてきた。受け取るとそれは石鹸だった。
「えっ!兵長のでは?!」
「もう使わなぇからそれはやる」
「でも…」
「いらねぇんなら自室まで取りに行って時間を無駄にするんだな」
「いえ!使わさせて頂きます!」
兵長から頂いた石鹸を使って洗濯しているとなんだかいい香りがすることに気付く。
「わぁ!これいい香りがする!」
「当たり前だ」
「私もこの石鹸ほしいな……どこで買ったものなんですか?」
「なんでガキなんざに教えなきゃならねぇ」
チッ、と舌打ちをしてあからさまに機嫌を悪くしている。しまった、と青ざめ急いで謝る。
「ごごご、ごめんなさい!出過ぎたことを聞きました!」
「あぁ。そのうるせぇ口を閉じとくんだな」
あぁ怒らせてしまった、と落胆して泣きそうになった。もう早くこの場から離れたくて洗濯も疎かに離れようとする。
「おい。何してやがる。なってねぇ…やり直せ」
「でも、私は…」
「あ"?いいからやれ」
「は、はぃい!」
眉間に皺がより目を細めて睨まれると彼に従うしかなかった。もう目の前にいる彼が怖くてまた怒られるんじゃないかと冷や冷やしながら洗濯を済ませていく。
「シーツはこう洗え」
彼が近くに来ると自分のシーツを使って教えてくれる。真似をして洗っていると「出来るじゃねぇか」と褒めてくれた。
「本当ですか?!よかった!」
彼に褒められるのがこんなに嬉しいとは。
「兵長のおかげで洗濯の熟練者になれそうです!」
「俺にはまだ劣るが…まぁ悪くない」
── 悪くない?
悪くないってことは…
「兵長!ありがとうございます!」
彼の悪くないはいいということ。
その話は聞いていて覚えていたので満面の笑みで彼にお礼を伝えた。
「てめぇには教える価値がありそうだ。声をかけた時はこれに付き合え」
正しい洗い方を仕込んでやる、彼はそう言うので嬉しいような面倒くさいことになってしまったような複雑な気持ちになった。
それから時折洗濯の度に彼は声をかけて私用の物からたまたま目にした物まで幅広くお洗濯の教示を受けた。
「やりゃ出来るじゃねぇか」
「ありがとうございます!兵長の教え方がいいんです!」
「当たり前だ」
洗い場に腕まくりとズボンの裾を捲り上げ腕組みをして立っている彼が見下ろしながら話す。
自分は洗い物をしているのでしゃがみ込んでいるが話しかけられて彼を見上げると近くに座り込んでほっぺに手が添えられ撫でられる。
「てめぇまで洗われてどうする」
どうやら頬に泡がついていたようだが近距離に彼の顔があり尚且つほっぺを触られて顔が赤くなって固まってしまう。
「そんな顔を他の奴らの前でしてみろ。襲われるぞ」
「だ、誰も私なんか襲いませんよ!」
「ほぅ…」
自分が話した途端彼の瞳が小さく揺れ洗い物をしていた手を掴むと腕をペロリと舐められた。
「へ、兵長?!何を?!」
「あ?てめぇが誰も襲わないと言うから俺が襲ってるまでだが?」
「まっ!ちょっ…きゃあ!」
彼から逃れようと掴まれた手を振り払ったが勢い余って尻餅をついて転げてしまい、更には手元にあった水の入った桶に手をつっこんだおかげで服が濡れる。
「…てめぇは馬鹿か」
「うっ…返す言葉もございません…」
彼は立ち上がり離れるとまた何かを持って戻ってきた。頭にふわりとタオルがかけられゴシゴシと水滴を取ってくれる。
慌てて自分でやると言うものの「動くな」と命令されて大人しくじっとする。タオルの隙間からチラリと彼を見上げると動きを止めてこちらを見る。
彼は床に片手をつけるともう片手は自分の頭に回され、気付いた時には唇が重なっていた。
驚きのあまり彼の胸を押すがびくりともしない。
頭に乗せられたタオルと洗い場に漂う石鹸のいい香りが鼻をくすぐり、彼との口付けをより扇情的なものに変えていく。
長い口付けが終わり離れるが彼の顔はまだ近い。
困惑するように見つめていると眉間に皺が寄るのが見えた。
「脱げ」
「えっ!?」
いきなりそんな事を言われ戸惑う。
「風邪引くだろうが」
「いえ!着替えはないので後で…って!兵長!」
喋っている途中でシャツのボタンに手をかける彼を止めるが舌打ちをされるとまた唇が塞がれる。その隙にどんどんボタンが外されるのが分かり離れようとするが出来ない。
「んぅー!」
声を出そうにも塞がれているため上手く出せず。ボタンが全て外れると前が開いて肌が外気に触れ少しだけひんやりする。唇が離れ彼と視線が交錯するとじっと睨むように見つめられ体が萎縮する。
「…汚ぇな」
そう言ってシャツに手をかける彼を止める事が出来ずされるがままになってしまった。
よく晴れたこの日。
ベッドのシーツやタオル、服など綺麗にしようと洗い場に来た。シーツがあるので意外と重たく兵士宿舎から来るのに一苦労だった。
「ふぅ……やっと着いた」
しかし洗い場には既に人がおり少し残念な気持ちになる。
── 人いないと思ったんだけどなー…
さすがに服を洗ってるところとか見られたくない
特に男性なら尚更だ。
一応その人物を確認しようとそっと見ると小柄な後ろ姿が見えた。
── あの後ろ姿……
それにあの髪は……まさか…
そのまさかだった。
我が兵団の人類最強兵士、リヴァイ兵士長だ。
── 兵長だ!
うわぁー…どうしよう……
気まずい……
綺麗好きの彼と一緒に洗濯してたらなんと言われるか分からない。洗濯は諦めて戻ろうとしたら声をかけられる。そう、綺麗好きの彼に。
「いつまでそこにいる」
彼はいつから気付いていたのだろうか。
ビクリとするとシーツなどを抱えてそろりと近寄る。
「お邪魔してもいいのですか?」
「いいも悪いもないだろうが。使いたきゃ使え」
「はい…」
彼から少し距離を置いて裾と腕まくりをして水を出す。石鹸を用意しようと思って探すが見当たらない。
── えっ…まさか忘れてきたとか…?
必死に探すがやはり見当たらない。
項垂れると部屋に戻ろうと立ち上がる。
「なんだ忘れたのか」
彼がジロリとこちらを見て問いかけてきたのでコクリと頷く。すると彼は何かを投げつけてきた。受け取るとそれは石鹸だった。
「えっ!兵長のでは?!」
「もう使わなぇからそれはやる」
「でも…」
「いらねぇんなら自室まで取りに行って時間を無駄にするんだな」
「いえ!使わさせて頂きます!」
兵長から頂いた石鹸を使って洗濯しているとなんだかいい香りがすることに気付く。
「わぁ!これいい香りがする!」
「当たり前だ」
「私もこの石鹸ほしいな……どこで買ったものなんですか?」
「なんでガキなんざに教えなきゃならねぇ」
チッ、と舌打ちをしてあからさまに機嫌を悪くしている。しまった、と青ざめ急いで謝る。
「ごごご、ごめんなさい!出過ぎたことを聞きました!」
「あぁ。そのうるせぇ口を閉じとくんだな」
あぁ怒らせてしまった、と落胆して泣きそうになった。もう早くこの場から離れたくて洗濯も疎かに離れようとする。
「おい。何してやがる。なってねぇ…やり直せ」
「でも、私は…」
「あ"?いいからやれ」
「は、はぃい!」
眉間に皺がより目を細めて睨まれると彼に従うしかなかった。もう目の前にいる彼が怖くてまた怒られるんじゃないかと冷や冷やしながら洗濯を済ませていく。
「シーツはこう洗え」
彼が近くに来ると自分のシーツを使って教えてくれる。真似をして洗っていると「出来るじゃねぇか」と褒めてくれた。
「本当ですか?!よかった!」
彼に褒められるのがこんなに嬉しいとは。
「兵長のおかげで洗濯の熟練者になれそうです!」
「俺にはまだ劣るが…まぁ悪くない」
── 悪くない?
悪くないってことは…
「兵長!ありがとうございます!」
彼の悪くないはいいということ。
その話は聞いていて覚えていたので満面の笑みで彼にお礼を伝えた。
「てめぇには教える価値がありそうだ。声をかけた時はこれに付き合え」
正しい洗い方を仕込んでやる、彼はそう言うので嬉しいような面倒くさいことになってしまったような複雑な気持ちになった。
それから時折洗濯の度に彼は声をかけて私用の物からたまたま目にした物まで幅広くお洗濯の教示を受けた。
「やりゃ出来るじゃねぇか」
「ありがとうございます!兵長の教え方がいいんです!」
「当たり前だ」
洗い場に腕まくりとズボンの裾を捲り上げ腕組みをして立っている彼が見下ろしながら話す。
自分は洗い物をしているのでしゃがみ込んでいるが話しかけられて彼を見上げると近くに座り込んでほっぺに手が添えられ撫でられる。
「てめぇまで洗われてどうする」
どうやら頬に泡がついていたようだが近距離に彼の顔があり尚且つほっぺを触られて顔が赤くなって固まってしまう。
「そんな顔を他の奴らの前でしてみろ。襲われるぞ」
「だ、誰も私なんか襲いませんよ!」
「ほぅ…」
自分が話した途端彼の瞳が小さく揺れ洗い物をしていた手を掴むと腕をペロリと舐められた。
「へ、兵長?!何を?!」
「あ?てめぇが誰も襲わないと言うから俺が襲ってるまでだが?」
「まっ!ちょっ…きゃあ!」
彼から逃れようと掴まれた手を振り払ったが勢い余って尻餅をついて転げてしまい、更には手元にあった水の入った桶に手をつっこんだおかげで服が濡れる。
「…てめぇは馬鹿か」
「うっ…返す言葉もございません…」
彼は立ち上がり離れるとまた何かを持って戻ってきた。頭にふわりとタオルがかけられゴシゴシと水滴を取ってくれる。
慌てて自分でやると言うものの「動くな」と命令されて大人しくじっとする。タオルの隙間からチラリと彼を見上げると動きを止めてこちらを見る。
彼は床に片手をつけるともう片手は自分の頭に回され、気付いた時には唇が重なっていた。
驚きのあまり彼の胸を押すがびくりともしない。
頭に乗せられたタオルと洗い場に漂う石鹸のいい香りが鼻をくすぐり、彼との口付けをより扇情的なものに変えていく。
長い口付けが終わり離れるが彼の顔はまだ近い。
困惑するように見つめていると眉間に皺が寄るのが見えた。
「脱げ」
「えっ!?」
いきなりそんな事を言われ戸惑う。
「風邪引くだろうが」
「いえ!着替えはないので後で…って!兵長!」
喋っている途中でシャツのボタンに手をかける彼を止めるが舌打ちをされるとまた唇が塞がれる。その隙にどんどんボタンが外されるのが分かり離れようとするが出来ない。
「んぅー!」
声を出そうにも塞がれているため上手く出せず。ボタンが全て外れると前が開いて肌が外気に触れ少しだけひんやりする。唇が離れ彼と視線が交錯するとじっと睨むように見つめられ体が萎縮する。
「…汚ぇな」
そう言ってシャツに手をかける彼を止める事が出来ずされるがままになってしまった。
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