雨宿り**
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雨宿り2
次に気が付いて目を開けると真っ暗で周囲が何も見えない。外からは雨音が聞こえまだ雨が降っているようだった。モゾッと身体を動かすとぎゅっと何かに抱きつかれる。目が暗闇に慣れて顔を上げるとリヴァイ兵長の顔が見えた。瞼は閉じられており彼からすぅすぅと寝息が微かに聞こえ眠っているようだった。
ーー兵長が寝てる…
滅多にお目にかかれないであろうこの瞬間を目に焼き付けておこうとじっと穴が空くほど見つめた。
ーー兵長って顔が小さいんだな…
あ、まつ毛は何気に長いかも
好奇心から彼に触れたくなり手を伸ばすとそっと頬に指を添えた。そのまま頭にもっていくと髪の毛をなでる。
ーーわぁ!意外と柔らかい!
髪の毛の感触が気持ちよくてすくうように彼の髪を触っているとパシッと手首を掴まれた。
「寝込みを襲うとはいい度胸じゃねぇか」
彼の鋭い眼光がこちらを見ており息を飲んでしまう。
「…っっ!ご、ごめんなさい!」
「まぁいい」
彼は掴んだ手首をそのまま口元に近づけちゅっとキスを落とす。ドキッとして思わず逃げ腰になるが彼の腕に抱き寄せられ逃げられない。
「へ、兵長?あの…離して下さい…」
「あ?黙ってろ」
たったそれだけで何も言えなくなってしまいじっとするしかなかった。まだ手首は掴まれたままで彼に触れられているそこがやけに熱を帯びている。右手を掴まれているのだが彼にじっとまた手のひらを見つめられた。
「血は止まってるな」
自分も顔を上げて右手を確認すると出血が止まっていた。もともとそんなに深い傷ではないのですぐ止まるのは当たり前だが。彼はまた右手を顔に近付けるとペロリと舐める。
「兵長っ…!もう血は止まってますから…!…んっ」
一度だけではなく何度も彼の舌が手のひらを這い、次第に指も口に含まれ舌が絡みちゅぷっと吸われる。
指先から手にかけてそこに神経が集中しているのではないかというくらい敏感に感じてしまう。
「あっ…んっ…へい、ちょ……」
「なんだ。これだけで感じてるのか?」
自分にとっては十分過ぎるほどの刺激でコクコクっと頷くことしか出来ない。もうこれ以上は恥ずかしくて泣きそうになりながら彼を見上げ目で訴えた。
「てめぇ…誘ってんのか?」
彼の眉間のシワが深く刻まれジロリと睨まれる。
ビクッと身体に緊張が走り慌てて首を振る。
「さ、誘ってなんか…!」
「だが男を誘ってるような顔をしている」
「そんな!私はやめてほしくて…!」
「ほぅ…やめてほしいのか?」
その瞬間、視界がグルリと反転し片手で両手を頭上で押さえ込まれる。彼の鋭い視線と至近距離で交わり早鐘のように心臓がうるさい。彼は顔を近付けると耳を甘噛みしキスを落とす。
「…っっ!へい、ちょ……」
「悪いがやめるつもりはない」
彼を呼べば耳元でボソッと呟かれる。
彼の呟きを聞いて一瞬で身体に緊張が走った。
「な、なんで…?」
こんなことを?、そう聞きたかったが緊張で身体が強張り呼吸が上手く出来ず言葉に詰まってしまった。
「男と女がベッドの上で抱き合ってりゃ欲情する」
分かりきったことを聞くな、と彼の言葉は最もな意見だったが何故か悲しくなってしまう。それはまるで相手は誰でもいいと言ってるようなもの。
ーー私はただの性欲のはけ口に過ぎないってこと、か…
彼は優しい人なのかもと思ったが心の中で前言撤回した。もう何も話したくなくてそっぽを向いて目を閉じる。彼の唇が耳や首筋、鎖骨に触れるが声を出さないように必死に堪えた。
「……っっ…」
「声を出さないつもりか?」
「……」
「なにか喋れ」
「……」
「おい」
「……」
彼の問いかけに何も話さずにいるとチッ、と舌打ちが聞こえ彼の温もりが離れた瞬間、グッと手を引かれ身体を起こされると抱きしめられた。咄嗟に彼の胸を押して離れようとするが彼の力にはやはり敵わない。
「へいちょ…離して……」
「駄目だ」
「…兵長は誰でもいいのでしょう?だったら違う人を…」
「何を言ってやがる」
「だから兵長はこういうことをするのは誰でもいいのでしょう?って言ってるんです」
そう話すと思いきり抱き締められ呼吸が苦しくなる。
「へい、ちょ…くるし……」
「あんただからだ」
「え?」
「あんただから抱きてぇと思った」
「兵長…それってどういう……んっ!」
彼は私だから抱きたいと言っていたがそれがどういう意味か知りたかった。なのに顔を上げて声をかけた瞬間に口付けをされ最後まで言えず。
「話は後だ。まずは抱かせろ」
「いや、普通話が先で……やぁ!」
彼の唇がまた首筋に吸い付いてきて声が漏れる。
時折ちゅっと音を立てるものだから聴覚を刺激され羞恥心が煽られる。
彼が触れるたびに小さく声が漏れていたが不意に刺激が止み離れるのが分かった。目を開けて彼を見ると鋭い眼光はそのままに熱っぽい眼差しにドキリとした。
「嫌ならもっと抵抗しろ」
人類最強の彼に抱きたいと言われて果たしてNOと言う女性はいるのだろうか。答えはきっと否だ。自分もその一人で正直嬉しかった。
「あの、抱きたいって言ってもらえて嬉しかったです。兵長のお役に立てるなら…この身を捧げます」
彼を見つめてふわりと笑うと彼の瞳が一瞬揺れたような気がした。
「なら頂くまでだ。覚悟しておけ」
顎をクイッと持ち上げれると顔が近付き唇が重なった。
次に気が付いて目を開けると真っ暗で周囲が何も見えない。外からは雨音が聞こえまだ雨が降っているようだった。モゾッと身体を動かすとぎゅっと何かに抱きつかれる。目が暗闇に慣れて顔を上げるとリヴァイ兵長の顔が見えた。瞼は閉じられており彼からすぅすぅと寝息が微かに聞こえ眠っているようだった。
ーー兵長が寝てる…
滅多にお目にかかれないであろうこの瞬間を目に焼き付けておこうとじっと穴が空くほど見つめた。
ーー兵長って顔が小さいんだな…
あ、まつ毛は何気に長いかも
好奇心から彼に触れたくなり手を伸ばすとそっと頬に指を添えた。そのまま頭にもっていくと髪の毛をなでる。
ーーわぁ!意外と柔らかい!
髪の毛の感触が気持ちよくてすくうように彼の髪を触っているとパシッと手首を掴まれた。
「寝込みを襲うとはいい度胸じゃねぇか」
彼の鋭い眼光がこちらを見ており息を飲んでしまう。
「…っっ!ご、ごめんなさい!」
「まぁいい」
彼は掴んだ手首をそのまま口元に近づけちゅっとキスを落とす。ドキッとして思わず逃げ腰になるが彼の腕に抱き寄せられ逃げられない。
「へ、兵長?あの…離して下さい…」
「あ?黙ってろ」
たったそれだけで何も言えなくなってしまいじっとするしかなかった。まだ手首は掴まれたままで彼に触れられているそこがやけに熱を帯びている。右手を掴まれているのだが彼にじっとまた手のひらを見つめられた。
「血は止まってるな」
自分も顔を上げて右手を確認すると出血が止まっていた。もともとそんなに深い傷ではないのですぐ止まるのは当たり前だが。彼はまた右手を顔に近付けるとペロリと舐める。
「兵長っ…!もう血は止まってますから…!…んっ」
一度だけではなく何度も彼の舌が手のひらを這い、次第に指も口に含まれ舌が絡みちゅぷっと吸われる。
指先から手にかけてそこに神経が集中しているのではないかというくらい敏感に感じてしまう。
「あっ…んっ…へい、ちょ……」
「なんだ。これだけで感じてるのか?」
自分にとっては十分過ぎるほどの刺激でコクコクっと頷くことしか出来ない。もうこれ以上は恥ずかしくて泣きそうになりながら彼を見上げ目で訴えた。
「てめぇ…誘ってんのか?」
彼の眉間のシワが深く刻まれジロリと睨まれる。
ビクッと身体に緊張が走り慌てて首を振る。
「さ、誘ってなんか…!」
「だが男を誘ってるような顔をしている」
「そんな!私はやめてほしくて…!」
「ほぅ…やめてほしいのか?」
その瞬間、視界がグルリと反転し片手で両手を頭上で押さえ込まれる。彼の鋭い視線と至近距離で交わり早鐘のように心臓がうるさい。彼は顔を近付けると耳を甘噛みしキスを落とす。
「…っっ!へい、ちょ……」
「悪いがやめるつもりはない」
彼を呼べば耳元でボソッと呟かれる。
彼の呟きを聞いて一瞬で身体に緊張が走った。
「な、なんで…?」
こんなことを?、そう聞きたかったが緊張で身体が強張り呼吸が上手く出来ず言葉に詰まってしまった。
「男と女がベッドの上で抱き合ってりゃ欲情する」
分かりきったことを聞くな、と彼の言葉は最もな意見だったが何故か悲しくなってしまう。それはまるで相手は誰でもいいと言ってるようなもの。
ーー私はただの性欲のはけ口に過ぎないってこと、か…
彼は優しい人なのかもと思ったが心の中で前言撤回した。もう何も話したくなくてそっぽを向いて目を閉じる。彼の唇が耳や首筋、鎖骨に触れるが声を出さないように必死に堪えた。
「……っっ…」
「声を出さないつもりか?」
「……」
「なにか喋れ」
「……」
「おい」
「……」
彼の問いかけに何も話さずにいるとチッ、と舌打ちが聞こえ彼の温もりが離れた瞬間、グッと手を引かれ身体を起こされると抱きしめられた。咄嗟に彼の胸を押して離れようとするが彼の力にはやはり敵わない。
「へいちょ…離して……」
「駄目だ」
「…兵長は誰でもいいのでしょう?だったら違う人を…」
「何を言ってやがる」
「だから兵長はこういうことをするのは誰でもいいのでしょう?って言ってるんです」
そう話すと思いきり抱き締められ呼吸が苦しくなる。
「へい、ちょ…くるし……」
「あんただからだ」
「え?」
「あんただから抱きてぇと思った」
「兵長…それってどういう……んっ!」
彼は私だから抱きたいと言っていたがそれがどういう意味か知りたかった。なのに顔を上げて声をかけた瞬間に口付けをされ最後まで言えず。
「話は後だ。まずは抱かせろ」
「いや、普通話が先で……やぁ!」
彼の唇がまた首筋に吸い付いてきて声が漏れる。
時折ちゅっと音を立てるものだから聴覚を刺激され羞恥心が煽られる。
彼が触れるたびに小さく声が漏れていたが不意に刺激が止み離れるのが分かった。目を開けて彼を見ると鋭い眼光はそのままに熱っぽい眼差しにドキリとした。
「嫌ならもっと抵抗しろ」
人類最強の彼に抱きたいと言われて果たしてNOと言う女性はいるのだろうか。答えはきっと否だ。自分もその一人で正直嬉しかった。
「あの、抱きたいって言ってもらえて嬉しかったです。兵長のお役に立てるなら…この身を捧げます」
彼を見つめてふわりと笑うと彼の瞳が一瞬揺れたような気がした。
「なら頂くまでだ。覚悟しておけ」
顎をクイッと持ち上げれると顔が近付き唇が重なった。