Levi Ackerman
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時間よ止まれ/名前変換無し
「リヴァイ。私と取引しないか?」
お前はあの時俺を連れ出した。
空がこんなにも…
外がこれほど広く…
それらが悪くないことを初めて知った。
その背中についていこうと決めたあの日からお前と共にこの世界を見てきた。
そして遂にここまで辿り着く。
「地下室に行きたい…」
だが夢があると言ったお前。
木箱に座って項垂れる、本当のお前を見た。
これまで仲間の死を数え切れないほど経験し、悔いるがそれも一瞬のこと。
それが人類の勝利へと繋がるのだと、
俺らの行く先の道になるのならと、
後悔はしない。
それを教えてくれたのはお前だ。
だから今この瞬間も俺は選ぶ。
「…俺は選ぶぞっ!」
告げればお前は驚いたのち、
穏やかな表情を見せた。
団長として背負い抱えんできたものを俺も少しは背負えただろうか。
この選択が最悪でも、後悔はしない。
そのはずだが、この焦燥感は一体なんだ。
「…クソが、」
巨人を倒しながら吐き捨てる。
間に合え、
間に合えばお前を…
醜い巨体からの血を浴び汚かろうが、
キツかろうが、
俺はお前とこの先の道をみたい。
「…クソっ、」
また吐き捨てる。
それに自分の感情も一緒に捨てる事が出来ればどんなにいいか。
時間が惜しい。
時間よ止まれ。
そう願わずにはいられない。
あぁ…
この世界はクソみてェに残酷だ。
2019.5.21
「リヴァイ。私と取引しないか?」
お前はあの時俺を連れ出した。
空がこんなにも…
外がこれほど広く…
それらが悪くないことを初めて知った。
その背中についていこうと決めたあの日からお前と共にこの世界を見てきた。
そして遂にここまで辿り着く。
「地下室に行きたい…」
だが夢があると言ったお前。
木箱に座って項垂れる、本当のお前を見た。
これまで仲間の死を数え切れないほど経験し、悔いるがそれも一瞬のこと。
それが人類の勝利へと繋がるのだと、
俺らの行く先の道になるのならと、
後悔はしない。
それを教えてくれたのはお前だ。
だから今この瞬間も俺は選ぶ。
「…俺は選ぶぞっ!」
告げればお前は驚いたのち、
穏やかな表情を見せた。
団長として背負い抱えんできたものを俺も少しは背負えただろうか。
この選択が最悪でも、後悔はしない。
そのはずだが、この焦燥感は一体なんだ。
「…クソが、」
巨人を倒しながら吐き捨てる。
間に合え、
間に合えばお前を…
醜い巨体からの血を浴び汚かろうが、
キツかろうが、
俺はお前とこの先の道をみたい。
「…クソっ、」
また吐き捨てる。
それに自分の感情も一緒に捨てる事が出来ればどんなにいいか。
時間が惜しい。
時間よ止まれ。
そう願わずにはいられない。
あぁ…
この世界はクソみてェに残酷だ。
2019.5.21
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