楽園には行かない






ネタ語り
ちょこっとだけ牛島×天童と青城×天童あり


・青葉城西入学
バレー部にマネージャーとして入部。
背が高いこともあり、マネージャーなんてもったいないと言われながらも選手にはならない。
しかし、人数が奇数なため、二人一組で行う練習なんかには参加している。
その時のレベルの高さから、監督たちからももったいないと言われるが、それでも選手にはならない。
なので、マネージャー兼練習相手として練習に参加することに。

・初めての練習試合
新入生の実力を見るために練習試合が行われる。相手は天童の通っていた中学の生徒が大勢進学する高校。
天童と同じ中学出身の選手が、天童に気づく。そして天童がマネージャーをしていると知り、天童があまりにもチームの和を乱すから選手としておいてもらえなかったのだろう、などと言う。
それを聞いた及川たちが切れる。
そして、何となく中学時代の天童の不遇を察し、天童に対して過保護になる。

・牛島と天童の出会い
牛島が高校生になり、白鳥沢学園高等部出バレーをやるようになってから、常に喪失感の様な、何か物足りなさを感じる。それを及川がいないからだと勘違い。
そして、青葉城西と会うたび、牛島は及川に声を掛ける。その時に天童と出会う。
天童と関わっていくうちに、天童と話しているときだけ、喪失感の様なものを感じないことに気付き、天童こそ、何故白鳥沢にいないのだろう?と疑問を持ち始める。
疑問を解消できなかった牛島が、天童を白鳥沢に連れ帰って、一緒にバレーをする。それが驚くほどしっくりきて、そこからは及川ではなく天童に声を掛けるようになる。

・白鳥沢と合同合宿
自主練の時間に、牛島が天童に練習に付き合って欲しいと声を掛ける。それを見た及川たちが迷惑だ!いい加減にしろ!と阻止しようとするも、牛島が反論。
「しかし、天童は楽しそうだったぞ」
「俺たちとバレーをしていて、楽しそうだった」
「本当はバレーをしたいんじゃないのか? 自分が自由に飛べるチームで」
「うちでなら、それが可能だぞ、天童」
その言葉に、及川たちが悔しそうにする。
天童のゲスブロックは個人技。青城はコンビネーション重視。天童のゲスブロックはそれを乱すことに繋がりかねない。
けれど、個の力を重視する白鳥沢でなら、天童も自由に飛ぶことが出来る。白鳥沢は点が取れるならば、どんな選手でも構わないのだから。
「確かに白鳥沢でなら、俺の気持ちの良いバレーが出来ると思ったよ」
「でも、それはたった3年間のことでしかない」
「期間限定の、いつか必ず終わりが来る楽園」
「その楽園にいる幸福を知っちゃったら、知らなかった頃には戻れない。失うと分かっていて、それでもなお、その楽園に足を踏み入れられるほど、俺は強くない」
「失う辛さを知るくらいなら、最初から知らない方が、きっとずっと、楽で居られる」
「だから、ごめんね?」
そう言って断ると、牛島が残念そうに「そうか」と呟く。
落ち込んだ姿に心苦しくなった天童が牛島に近寄る。
「で、でもね、そうやって俺を評価して、一緒にバレーやりたいって思ってくれらの、凄く嬉しかったヨ? ありがとネ、若利君」
「……バレー選手としてのお前は諦める」
「へ?」
バレー選手としての俺?と首をかしげると、牛島が天童を抱きしめる。
「だが、お前個人を諦めるつもりは毛頭ない」
そう宣言し、及川たちに宣戦布告してその場を去る。
青城激怒。天童大混乱。

・烏野との練習試合
日向が目を瞑ってスパイクを打っていることに気付いて、驚く。
(決勝で当たった時も無茶苦茶だとは思ったけど、最初はその比じゃなかったのかよ!)

・甘党男子
国見がお腹をすかせていたときに、偶然持っていたキャラメルをあげたら国見に懐かれる。
二人で甘いものを食べに行ったりしているのを知って、及川たちが悔しがる。




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