ジャミルの友達が姐さんだったら 7.5
刀剣男士のことはジャミルにも言っていなかったツバキ。
いつか言いたいとは思っていたけれど、なかなか言い出しづらくて言えないまま来てしまった。
別に言わなくても良いことだし、必ずしも言わなければならないことではないけれど、ジャミルにはいつか聞いて欲しかった。
シルバーに先に知られてしまって、ちょっと残念。
でも、「いつか聞いて欲しいことがある」と伝えられたのは良かったと思っている。
ちなみに、シルバーについては「名前を知っているナイトレイブンカレッジの一生徒」という認識。
髪留めを貰ったときの反応で、確信はないけれど、「あれ?」とはなっている。
そのうちシルバー本人より先に気付いて、「どうしてそうなった???」と本気で首をかしげることになる。
ジャミルも「何でや」となってる。「こいつで良いんか」と。
あ、あと、加護についてなのですが、ガチ妖精のマレウスとリリアは祝福的な加護。
シルバーとセベクは防衛魔法を掛けたもの、と思っていただければ。
後者はともかく、前者は割とやべぇ代物。
ツバキの夢についてなのですが、シルバーが今後夢に迷い込むことはないです。
夢は記憶を整理するために見るものとされているので、その概念を利用して本丸を作り上げていました。
ちょっとした異界みたいな場所を作って、その中で記憶を再生している感じ。
厳密に言えば夢とはちょっと違うんですよね。
なので、ツバキが見ようとしなければ見ないようにすることも可能。
記憶があるのなら、見ないようにしていても、夢として勝手に見てしまうのではないか、と思われるかもしれません。
でも、それは起こり得ません。
だってあの記憶は、ツイステッドワンダーランドに存在しないもの。
“ツバキ”の体験したことではなく、その肉体が経験したことのないことを夢に見ることはない。
いつか、どこかに存在した“椿”の欠片を、どこからか拾い上げているだけなのだから。