ジャミルの友達が姐さんだったら






「しかし、君がロイヤルソードアカデミーに選ばれるなんてな。パンフレットを見る限り、キラキラしてるというか、寒気が走るというか。カリムみたいなのがたくさん通っていそうだよな」
「分かる。というか、私にこの白い制服が似合うとは思えないのだが」
「まぁ、似合わないことは無いと思うが。実際に見たら爆笑する自信があるから、制服を着るときは事前に連絡してくれ。覚悟を決める」
「腹筋崩壊の覚悟を決めるな。君の制服お披露目のとき、鬼子母神を初めとしたミシャグジ様など子供好きの神様から、大物主神や沼御前などの君をお気に入り認定している蛇神を喚び出すぞ」
「君にしか出来ない脅しやめろ。でも、逆の立場だったら君も盛大に笑うだろうが」
「そりゃあもう、手を叩いて遠慮無く笑うけれども」
「自分を棚上げしてものを言うな、馬鹿ツバキ」
「君と変わらない成績を保持している私を馬鹿というのは、君自身を馬鹿と言っているようなものだけど、大丈夫か?」
「お前、絶対NRCだろ。光属性に囲まれて消滅するなよ」
「私はアンデッドか。……心配は無用だ。光属性なんて知ったことか。逆に混沌の渦に叩き落としてやる」
「RSAはとんでもない奴を入学させてしまったな……」
「君が言うな」




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