ジャミルの友達が姐さんだったら 6
ツバキは自分の能力を正しく理解しているけれど、自分自身を平凡な人間だと思っているので、厳重な守りの中に居たくない。
守られてばかりではなく、自分だって大切なものを守りたい。
また、周囲の人間や使い魔達が優秀なこともあって、彼等が居れば大丈夫だと心の底から思っています。
だから、必要以上の守りは要らないと思っているし、あまり厳重にしておくと、返って目立ってしまうので逆効果なのでは、と考えている。
というか、この世界の人たち、そこまで悪いこと出来ないじゃないか、とも。
自分が武器持って血を流すようなものではなかったとは言え、前世は戦争やってた世界の人間だもの。人の悪意に底がない事を知っている。なので、ほんわかメルヘン夢の国の住人の悪意なんて上澄みも上澄み。かわいいもんだなぁ、と微笑みさえ浮かべてしまう。
ツイステ世界の王族やらの対応見てれば分かる。あんなザル警備でも問題ない程度の悪意、別世界線の人間なら笑って跳ね返せてしまうよね。