ジャミルの友達が姐さんだったら 小ネタ
ツバキ「神前の誓いだから、反故にしないように」
ラギー「しんぜんのちかい?」
ツバキ「読んで字のごとく、神様の前で約束したと言うことだ。反故にしたら死が向こうから迎えに来るぞ」
ラギー「ひぇ」
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ツバキ「神とか王とか、天上の生き物は人を解するようにデザインされていないんだ。相互理解が及ばないもの無理はない」
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クルーウェル「おい、待て。東方の国は惨劇のピタゴラスイッチが軽率に起こる激やばカントリーだぞ。サニワ殿の言うことをきちんと聞け」
カリム「クルーウェル先生、大分東方の国に詳しくなってきたな~」
ジャミル「まぁ、悪いことじゃないだろ。何事も、命には代えられない」
ツバキ「いや、私の情報だけを鵜呑みにしないで欲しいんだが。情報になかった大物が現れるなんてザラにあるし」
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カリム「そ、そう言えばツバキが、オカルト案件でも掲示板は繋がることが多いって言ってた! 不特定多数の人に見て貰えるから、存在証明にも使えるって!」
「「「それだ!!!」」」
ジャミル「でかした、カリム!」
フロイド「ラッコちゃん偉い!!!」
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ツバキ「“人間って人口多いから二、三人減らしても大丈夫、バレないバレない”と思っているのが神々だぞ。一人一人が誰かにとって大切な人であると言うことなど、そもそも範疇にない」
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ツバキ「君のところの神は“おれのかんがえたさいきょうのかみがみ”って感じだけどな」
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レオナのユニ魔見て
ツバキ「えっ、いいな、その魔法」
レオナ「は?」
ツバキ「うち、災害大国なんですよ。毎年のように台風や大雨で水害が起こるんです。その上地震も頻繁に起こって、その影響で建物が倒壊したり、津波が押し寄せてきて……」
レオナ「お前の国、ただでさえとんでもねぇのに、自然災害までとんでもねぇな???」
ツバキ「それを押してでも離れがたい国ですよ。ところで、レオナ殿下、うちの国の救助隊とか興味ありませんか?」
レオナ「…………はぁ?」
ツバキ「いや、割と本気で言っています。レオナ殿下のユニーク魔法は、何万人もの人々の命を救える魔法です」
レオナ「殿下殿下って仰々しく呼びやがるから理解してんのかと思ってたが……。お前、俺が王子って忘れてんな?」
ツバキ「いえ、忘れてはいませんが。何年もNRCで留年するより、うちの国に留学とかどうですか? ご実家も我が祖国に興味がおありのようですし、反対はされないと思うのですが。それに、レオナ殿下にとっても、十分な学びを得ることが出来ると思うんです」
レオナ「学び……?」
ツバキ「全く同じとは言えませんが。スラムの現状を変えたいとお考えなら、実際のスラムや被災地に赴くことは必須。救助隊に入隊すれば、彼らには何が必要で、現場では何が不足しているのかを知ることが出来ます。まぁ、現場は命の危険があるので、強引に勧誘することは出来ません」
レオナ「………………」
ツバキ「少し考えてみて、興味が沸いてきたらご一報ください。話を聞いてみたい、だけでも構いませんから」
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フロイド「オレまだジェイドにお別れ言ってない!!!」
ジェイド「フロイド! 僕を置いて逝かないでください!!!」
ツバキ「うん、麗しき兄弟愛だな」
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ツバキ「助けを求める覚悟が大切なんだ」
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ツバキ「こちとら化かし合い、騙し合いのプロを相手にしているんだぞ。素人の稚拙な変装なんぞ、お遊戯会のコスプレにしか見えんわ」
ツバキ「変身薬レベルでないと話にならん。たまに間抜けなのもいるが、そのレベルの変化をかましてくる奴がゴロゴロ居るんだ。その程度の変装で誤魔化せると思うなよ」
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「おい、国際問題が来たぞ」
「誰か止めろ」
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ツバキ「ボランティアにボランティアが重なって、更なるボランティアが始まったが???」
ツバキ「以前はボランティアの途中で迷子の親探しや老人の荷物持ちをし始めて、私一人で本来のボランティアをしている状態になってしまったよ」
ツバキ「最後に一人で活動していたことに気付いて、平謝りする馬鹿共にお高いディナーを奢って貰ったよ」
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ツバキ「どなたかは存じ上げないが、高貴なお方とお見受けする。どのようなご用件で?」
マレウス「おや、僕を知らないのか……。いや、東方の国は他国との交流は希薄だったな。僕を知らないのも無理はない……」
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カリム「ジャミル! ツバキがいじわるする!!!」
ジャミル「ツバキは元々いじわるだろ」
ジェイド「いじわるなんです?」
ツバキ「うん? 私はいつだって優しいだろう?」
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東方の国に遊びに来たネタ
グリム「石の前に美味そうなのが置いてあるんだゾ! あれって食って良いのか!?」
監督生「駄目だよ。あれはお供え物だから」
ジャミル「道祖神、だったか? あの石にも神が祀られているらしい。つまり、あの石の前に置かれているものは神への捧げ物だ。あれを食ったら天罰が下るぞ」
グリム「ふなっ!? 天罰ってやべぇ攻撃のことだろ!? オレ様、ぜってぇ手ぇ出さないんだゾ!」
ツバキ「そうしてくれ」
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ツバキ「まだしつこいのか? 情報を根掘り葉掘り聞いてきてうるさいと愚痴をこぼしていた相手」
ジャミル「そうだ。すでに何度か襲撃を受けている。君に渡りを付けろとか何とか言ってきたりもするな」
ツバキ「なるほど。なら、次があったら教えてくれ。看破してやろう」
ジャミル「頼もしいな。あいつの泣きっ面が目に浮かぶよ」
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ツバキ「真剣な告白なら取り合ったが、あんな自己満足のミュージカルなど見せられて、真面目に取り合えるか」
ツバキ「ミュージカルの練習かい? 素敵だねで終わらせたわ」
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ツバキ「人生終了RTAでもしているのか?」
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フロイド「神様のお気に入りって短命って聞いたけど、それってマジなの?」
ジャミル「ああ。ツバキの親戚に生きていたのね、って泣かれたことあるぞ」
アズール「おっと???」
ジャミル「その後はこんなに大きくなって、とお祝いされたな」
ジェイド「現代の健康な人間なら普通のことでは……」
フロイド「いや、事故とか色々あるじゃん……?」
ジャミル「今までどうしていたのか聞かれて、国に帰っていたって言ったら心底驚かれたな」
フロイド「そこで驚かれるって何?」
ジャミル「国から出してもらえたのか、と驚かれたんだよ」
ジェイド「国からすら出して貰えない???」
アズール「そんなレベルなんですか、神のお気に入り」
ジャミル「いや、本当に酷い人だと、国外に出ようとした瞬間、全てがめちゃくちゃにされるらしい。例えば船が沈むとか、事故に巻き込まれて足を失うとか」
フロイド「やっっっば」
アズール「ジャミルさん、大丈夫ですか? 明日冷たくなっていたりしません???」
ジャミル「今のところは大丈夫だろう。ツバキが長生きして厚みのある人間になった俺の方が魅力的になるだろう、と説得してくれたらしいから、そこそこ長生き出来ると予想している」
アズール「いやいやいや!?」
フロイド「それ、説得が成功してなきゃ連れてかれてた可能性大だったってことじゃん!」
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ツバキ「私たちにとって、神はそこにいるものだからな」
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カリム「ツバキがまともなこと言ってる!」
カリム「前言撤回。ツバキは今日もフルスロットルでツバキだった」
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ジャミル「あいつは多分、誰かの人生を狂わせながら生きていく」
ジャミル「そう言うところは、神様と同じだな」
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ツバキ「美味しいに勝るものがあるとでも?」
ツバキ「愛よりよっぽど世界を救えるぞ」
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ツバキ「まぁ、東方の国では神降ろしは珍しくないですが」
クルーウェル「珍しくない!?」
サム「神降ろしなんて奇跡って言われるレベルのことだよ!?」
ツバキ「本職の人なら喚べます。まぁ、きちんとした手順を守り、清められた場所を用意しないと降りては拙いものが降りてきますが」
学園長「なら、何故わざわざ特使を寄越したのです?」
ツバキ「彼の命と尊厳を守るため」
ツバキ「神降ろしは、うちの国ではさして珍しい事でもないが、他国では違うでしょう。神の手が離れたと考えているもの達の元に、神が降りることは稀だ。そのように信じられてしまっているから、降り立つ場所がない。だから、神降ろしの儀式を行っても、降りてくるのは紛い物なんです」
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デュオ魔法(火属性)
ツバキ「ジャミル、手伝いを頼む」
ジャミル「任せろ、完璧に合わせてやる」
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ツバキ「大いなるものに愛される恐怖と絶望を知るべきだな」
ジャミル「お前が言うと説得力が違うな……」
ツバキ「君が言った方が説得力あるぞ。第一神嫁候補の言葉だからな」
ジャミル「待ってくれ」
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ツバキ「ヤバい女の話でもするか?」
ジャミル「お前が言う"ヤバい"は本当にヤバいからやめてくれ」
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ジャミル「ツバキに対する東方の神々?」
ジャミル「全員が全員、俺が育てたみたいな顔して後方腕組みしているぞ」
ジャミル「完全に親目線で見ているから基本的にはノータッチだが、時折モンペ化する」
ツバキ「ジャミルに対する東方の神々?」
ツバキ「厄介ファンがど前で彼氏ヅラしていると思え」
ツバキ「たまに旦那ヅラしてる者もいるから、めちゃくちゃ面倒だぞ」
監督生「どっちもどっちでめんどくせぇのに好かれてるんだなって……」
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ツバキ「主人以外に頭を下げるのを嫌がった従者が殺された事件があった」
ツバキ「ちなみに神の言い分は“主人と一緒に死なせてやったぞ、喜べよ”だったな」