ジャミルの友達が姐さんだったら 4
ジャミル「何が紛れ込んでるって?」
ツバキ「いたた、頬を抓るな。お祓いのついでに解決しようと思っていたんだ」
ジャミル「いつから気付いていた?」
ツバキ「昨日ここに来たとき、何となく違和感があって、今日学園に足を踏み入れて確信したんだ」
ジャミル「……嘘じゃないな?」
ツバキ「嘘じゃないから手を離してくれ。流石に痛い」
ジャミル「……お前はいつも肝心なことを報告するのを忘れるんだ。本当に勘弁してくれ」
ツバキ「すまない。気を付けてはいるんだが……」
ジャミル「報告、連絡、相談! 徹底しろ!」
ツバキ「はい……」
カリム「あちゃぁ……。ツバキの悪い癖が出たなぁ」
フロイド「あれってよくあることなの?」
カリム「そこまで頻繁に忘れるわけじゃないんだけど、たまーにあるんだ。忙しいから、つい後回しにしてそのまま忘れる、とか」
ジェイド「なるほど。まぁ、意図的に為さっているよりマシでは?」
フロイド「うっかりなら治しようがねぇじゃん。そっちのがタチ悪くね?」
カリム「まぁ、ツバキは外しちゃいけないところは外さないし、大丈夫だろ!」