ジャミルの友達が姐さんだったら 3






ジェイドのファンの皆様、誠に申し訳ありません。双子がかわいいから、ついやってしまいました。キュートアグレッションですかね……。
今回は珍しく何も悪いことしてないのに巻き込まれちゃったジェイド。可哀想に、顔を悲惨なことにしてしまいました。
でも神様って交通事故みたいなもんだから仕方ないね。もしくは通り魔。

ちなみに冒頭でジャミルが名前を挙げた呪具は「コトリバコ」です。
結構有名な呪具なので、知っている人も多いと思います。めちゃくちゃヤバい呪具です。夢の国に流しちゃいけねぇ劇物。
ジャミルはツバキの影響で東方の国に染まってきているので、「そんな呪具もあるのか」程度で聞ける。
カリムはまだそこまで行ってないので、コトリバコの話を聞いたときは泣いた。

また、ツバキの言った“最古の呪い”というのは、イザナギが黄泉の国へイザナミを迎えに行く神話から来ています。
「あなたの国の人間を毎日千人ずつ殺します」というイザナミの宣言は、東方の国では“最古の呪い“とされています。
現実では“人の生と死の始まり“とか色々な言われ方をしていますけどね。


ツイステッドイワナガヒメ
コノハナサクヤビメという名の妹が居る女神。
とある神に妹と共に嫁ぐのだが、醜女であることを理由に振られてしまう。
それに怒ったイワナガヒメが妊娠した妹を呪い、その呪いの影響で人は短命になったとされている。
その後は山に引きこもり、美しいものを呪い続ける荒魂となっている。
美しいものが山に入ると、妹と混同して呪いを振りまく。
呪われたものは自分で自分の顔を傷付け、最終的に発狂死すると言われている。
発狂死する前に下山できれば生還出来るらしい。
ちなみに、この“美しい”の基準は、その時代に美しいと評価されているもののことを指す。
その山は基本的に立ち入りを禁止されており、イワナガヒメに立ち入りを許可された者のみ登ることが出来る。
また、東方の国の近隣諸国に、イワナガヒメがおわすとされている山と混同視されている山がある。
名前が同じなだけで実際には何の関わりもないが、関わりがあるのではないかと考える者も少なからず存在している。
そのため、そちらの山に登っても同じように呪われてしまう。
けれど、イワナガヒメの逸話は諸外国ではマイナーで、外国の方の山は登山を禁止されていない。
また、本来の山よりも被害が少ないため、事故死として処理されており、今後も閉ざされる予定はない。




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