ジャミルの友達が姐さんだったら 番外編 原作邂逅 4






67勤勉寮長
奮励寮長「ねぇ、ちょっと。そっちはそっちで状況を把握していないわけ?」
厳格寮長「そんなんじゃ、こちらとの情報のすり合わせが出来ないじゃないか」
オルカ「おや、みなさん、守秘義務をご存じない? 語りたくとも語れないものもあるんですよ」
不屈寮長「……なるほど、本職が出張る程の事件だった訳か」
慈悲寮長「何がどうしてそんなことに???」
キノコ「申し訳ありません。契約を交わしているので、先程お話ししたこと以上には語れません」
オルカ「もう少し補足として話すと、呪いの掛かった山に登り、呪殺されそうになったんだ」
ウツボ「結構ギリギリだったんだよね?」
オルカ「そうだな。あと一分遅ければ眼球が潰れ、あと5分遅ければ自らの手で命を絶っていただろうな」
熟慮寮長「本当にギリギリじゃないか! 無事でよかったなぁ……!」
慈悲寮長「お前、もう二度と山に登るな」
キノコ「そんな殺生な」

それでも尚、山に登る気満々で草
いや、逆に草も枯れますわ


68名無しの不屈寮生
待って???


69名無しの厳格寮生
マジでギリギリじゃん……


70名無しの熟慮寮生
って言うか、眼球が潰れるとか、自らの手で命を絶つとか、キノコの受けた呪いヤバすぎないか?


71名無しの勤勉寮生
その前に、そんな呪いが掛かった山が一般開放されてる方がヤバいでしょ


72慈悲副寮長
おやおや……


73名無しの慈悲寮生
おい、登るなよ?
異世界のお前が手も足も出なかったんだからな?
振りじゃねぇぞ???


74名無しの奮励寮生
画面の前の表情が想像できて嫌すぎる……


75名無しの不屈寮生
って言うか向こうの世界、こっちよりヤバいこと起こってない?
大丈夫???


76勤勉寮長
オルカ「これについては同情の余地ありだ。呪いが掛かっていることを知りつつ、自分の利益優先で山を開放している管理人が悪い。まぁ、そのうち何か起こるだろうがな」
厳格寮長「何か起こる前提……???」
勤勉寮長「向こうの世界怖すぎない???」

猫派教師「なんてことだ……」
犬派教師「オルカと言ったか? その山の名前を聞くことは可能か?」
オルカ「もちろんです。一般開放されている山ですし、周知しておくに越したことはありません。ですが、好奇心や度胸試しで登ろうなどと、愚かな真似はなさらないよう」
猫派教師「もちろん、徹底させるとも」
犬派教師「異世界の仔犬とは言え、俺達の生徒であることには変わらない。よくうちの生徒を助けてくれた」
オルカ「それが私の仕事ですので」

メンダコ「おぬし、よく無事じゃったな???」
キノコ「ええ、本当に。ふふふ、オルカさんのおかげで、こうして生き延びて、稀有な体験が出来ています」
ウツボ「そのうちうっかり死にそうなのがキノコだけどね」
トド「山狂いもここまで来ると、いっそ感心しちまうな……」


77名無しの厳格寮生
本当にな!!!


78名無しの熟慮寮生
命の恩人が過ぎる……


79名無しの慈悲寮生
そう言えば、双子が「モストロおいで~」って誘ってたな……


80名無しの不屈寮生
マジ? 結構お気に入りじゃん


81勤勉寮長
高尚寮長「そう言えば、そちらの騎士も世話になったと聞いたな。他にも何かあったりするのか?」
厳格寮長「騎士も!? 事件が起こりすぎじゃないかな、そちらの世界は!」
オルカ「君の寮でもあったぞ」
厳格寮長「………嘘」
ラッコ「むしろ、何も問題が起きてない寮なんてあったか?」
オルカ「ないな」
不屈寮長「うちでもあったのか……」
奮励寮長「嘘でしょ、うちもなの……?」
勤勉寮長「イグニハイドは納得しかないでござる……」
熟慮寮長「う、うちの寮がごめんな~!」
猫派教師「…………各寮で起こったことについて聞かせて貰っても?」
オルカ「概要だけなら構いませんよ」
犬派教師「是非聞かせてくれ」


82名無しの勤勉寮生
寮長wwwww


83名無しの勤勉寮生
イグニハイドの信頼が皆無過ぎるwwwww


84名無しの慈悲寮生
既に事が起こっているのが判明している慈悲寮
低みの見物


85名無しの高尚寮生
高尚寮も同じく


86騎士
お、俺もか……
申し訳ないな……


87雷
何をしているのだ、あちらの騎士は!!!!!
若様の従者とあろうものが!!!!!!!


88名無しの奮励寮生
むしろ騎士は何をやらかしたんだ???


89名無しの不屈寮生
怪異に騙されて着いていったとかじゃね?


90名無しの厳格寮生
>>89ありそうで困る


91名無しの慈悲寮生
>>90分かる


92名無しの勤勉寮生
「助けて~」とか言われたら騙されそう


93勤勉寮長
オルカ「順番に行こうか。まずサバナクローのコバンザメ。ラッコが授かった神からの贈り物を盗み、天罰が下されそうになる」
不屈寮長「(沈痛な面持ち)」
猫派教師「(絶句)」
犬派教師「(頭抱えてる)」
学園長「(魂が抜けてる)」
ラッコ「オルカが介入して、どうにか殺されずに済んだんだ! コバンザメの親族も全員無事だぜ!」
奮励寮長「ちょっと待ちなさい。親族も危なかったの?」
オルカ「当然でしょう。盗んだのは神からの授かり物ですよ? 彼に同情の余地はない。むしろ、五体満足で生きていることに感謝するべきだ」
ウツボ「そう言えば、一ヶ月くらい休学してたねぇ」
キノコ「噂では、一ヶ月ほど高熱に魘されていたとか。よく後遺症もなく復学できたものです」
厳格寮長「一ヶ月も高熱を出していただって!? 普通なら脳に障害が出ていてもおかしくはない!」
トド「これでもマシな方らしいぞ」
ラッコ「ああ。オレ達の予想では、腕の一本くらいは持っていかれると思ってたくらいだ」
ウミヘビ「かのお方にしては、沙汰が甘かったよな」
オルカ「そうだな。だが、かのお方がそれでよしとしたならば、私からは何も言うまい」
熟慮寮長「コバンザメの家族は無事だったのか?」
ラッコ「おう! ちょっと熱が出たくらいで、全員すぐに良くなったぜ! その代わり、コバンザメは辛そうだったけどな」


94ハイエナ
何やってんの、そっちのオレぇ!!!


95名無しの不屈寮生
本当にな!!!


96名無しの勤勉寮生
ラッコからスるのは分かるけど、なんでよりによって神からの授かり物なんてヤバげなものを盗んじまうのかね……


97名無しの厳格寮生
一見すると、ただの高級品にしか見えないとかじゃね?


98名無しの勤勉寮生
加護の付与されたものなんて、すぐに分かりそうなもんだけど……


99名無しの熟慮寮生
>>98隠蔽魔法とか認識阻害とか掛けてあるだろ


100名無しの慈悲寮生
神の加護付きのお宝なんて、普通に国宝レベルじゃん


101名無しの奮励寮生
むしろ神器を一介の人間に渡しちゃう神様って何なの???


102名無しの厳格寮生
英雄の素質でも見出したんだろ、知らんけど


103勤勉寮長
不屈寮長「……神器まで持ってんのか、お前」
勤勉寮長「待って、ラッコ氏も相当気に入られているのでは? むしろ、ラッコ氏が本命だったり???」
ラッコ「いや、オレは基本的に視界にも入ってないな! オレが神様からものを貰ったのも、ウミヘビと一緒に居たからってのが理由だし」
慈悲寮長「そっちのウミヘビさん、本当に何なんです?」
ウミヘビ「俺が聞きたい」

オルカ「キノコは先程話した通りなので割愛。続いてタコ、東方の国のテーブルターニングで呼び出されたものに食い殺されそうになる」
慈悲寮長「何やってるんだ、そっちの僕!!!」
オルカ「まぁ、彼は自業自得半分、巻き込まれ半分だ。狙われていたのは他のボードゲーム部員だったしな」
勤勉寮長「ひぇ……」
キノコ「おやおや……」
ウツボ「ぎゃはは! タコってばそんなことになってたの? 帰ったらからかってやろ~っと!」
厳格寮長「……君達は知らなかったのかい?」
キノコ「タコが口を噤んでいまして」
ウツボ「まぁ、オレらもキノコが死にかけたこと話してないしねぇ」
奮励寮長「それは流石に話してあげなさいよ……」

オルカ「「騎士。彼は夢渡りという現象に巻き込まれて異界に迷い込んでしまっていた。こちらも彼に過失はない」
ラッコ「その先で、丁度用事のあったオルカと出会ったんだったよな」
オルカ「ああ。そのあと無事にNRCに送り届けたよ」
メンダコ「いやぁ、騎士の意識が随分と遠くにあったものだから焦ったのなんの……。オルカ殿、本当に感謝する」
高尚寮長「僕からも礼を。……やはり、僕からも何か贈りたいのだが」
オルカ「過剰報酬になるので受け取れません。受け取りすぎた代価は、厄災として私に降り注ぎます」
高尚寮長「そうか……」

学園長「異界!? 異界に迷い込んだですって!?」
犬派教師「勘弁してくれ……」
猫派教師「次は何が来るんだ……」

教師達が頭抱えてるのは大変愉快な絵面なんだけど、ぶっちゃけ拙者達も頭抱えたい……


104名無しの高尚寮生
いや、本当に何が来るんだ


105名無しの熟慮寮生
もうお腹いっぱいなんですが、それは


106名無しの勤勉寮生
夢渡りって何!? 異界に迷い込むような現象とか怖すぎるんだけど!!!


107高尚副寮長
異界に迷い込むってなんじゃ~い!
わしらとて、流石に異界は手を出せん
オルカ様々じゃな……
しかし、これ以上の礼はオルカにとって厄になってしまうのか……
残念じゃ……


108騎士
この会議が終わったら、直接礼を伝えに行きます
異世界とは言え、俺が助けられたので


109高尚副寮長
うむ、わしも一緒に行こう


110雷
僕もお供します!!!!!


111名無しの慈悲寮生
ひぇぇ……
ディアソムニアのやべぇ奴が雁首揃えてお礼参りとか怖すぎ……


112名無しの奮励寮生
ヤクザヴィネルじゃないんだから、お礼参りは違うでしょ


113名無しの慈悲寮生
>>112ヤクザヴィネルはトップ3だけですので悪しからず


114片割れ
あ゛?


115名無しの奮励寮生
すいませんでした!!!


116名無しの慈悲寮生
申し訳ありません!!!


117勤勉寮長
オルカ「ハーツラビュル。寮生が曰く付きのものを持ち込んでしまい、寮内で体調不良者が多発。薔薇の迷路に良くないものが住み着いて肥大化。もう少しで死人が出るところだった」
ウツボ「金魚ちゃんも倒れたんだよね~」
厳格寮長「…………寮に帰ったら寮生の持ち物検査をしなければ」
オルカ「鑑定ならば引き受けよう。こちらの身の安全を保証してくれるならば、お安く出来るが?」
厳格寮長「経費で払える額だろうか……」
オルカ「鑑定だけなら君のお小遣いでも支払い可能だろうな。もし危険なものが見つかって、それの処分も必要になってくると跳ね上がるけれど」
厳格寮長「なるほど……」
慈悲寮長「処分は別途料金なのですか?」
オルカ「本業は神託を授かることだ。本来ならば鑑定も処分も我が家の本分から外れることだよ。割高になるのは仕方のないことだ」
ウミヘビ「オルカが何でも出来すぎるだけだ。他の方々なら、その筋の本職に依頼を回す」
学園長「お若いのに、随分と優秀なのですねぇ……。いやはや、我が校の生徒でないことが実に惜しい」
オルカ「ふふ、学園長殿にお褒めの言葉を頂けるとは恐縮です」
ホタルイカ「オルカ氏、マジでチートですからなぁ……」
奮励寮長「アンタが言うの、それ」


118名無しの勤勉寮生
マジで寮長が言うな


119名無しの熟慮寮生
割と役職持ちはチート多い気がする


120名無しの勤勉寮生
天才と秀才の集いだもんな


121名無しの不屈寮生
っていうか、ハーツラビュルでは死人が出るとこだったの?


122名無しの厳格寮生
向こうの学園の安全管理はどうなってるんだ……


123厳格副寮長
とりあえず、うちの寮生は荷物をまとめておけよ?
ああ、やましいものを隠しておくのは推奨しない
隠したものが見つかった方が、後が怖いぞ?


124名無しの厳格寮生
ひえっ……


125名無しの不屈寮生
厳格寮生じゃない俺氏
高みの見物


126名無しの奮励寮生
ハーツ寮生の絶望顔wwwww


127名無しの勤勉寮生
愉快よのぅwwwwwww


128名無しの厳格寮生
殺してぇ……


129勤勉寮長
オルカ「ポムフィオーレ。特別な人の隣に並び立てるような、特別な人間になりたいと願った者が良くないまじないを実行する」
奮励寮長「うちの寮生とあろう者が、なんでまじないになんて手を出すの……」
オルカ「元々、精神的に参っていたのかもしれません。そのせいで正常な判断が出来なかったようで」
ウツボ「結局、入院病棟で首を括ったらしいよ」
奮励寮長「……っ!!」
猫派教師「ああ……」
犬派教師「そちらでは、そのようなことが……」
厳格寮長「そちらでは、死者まで出ているのかい……?」
オルカ「まぁ、何人かは」
熟慮寮長「な、何人か……???」
オルカ「私が把握しているだけでも、複数の死者がいると言うことだよ。まぁ、私の認識の埒外で死んでいる可能性もあるけれど」


130名無しの熟慮寮生
向こうの世界、物騒すぎない!?


131名無しの不屈寮生
オルカが把握しているだけで複数人も死んでるのかよ……


132名無しの勤勉寮生
この学園、安全性ってモンを知らないのか???


133名無しの厳格寮生
うちの学園で精神的に参る人間なんているの???


134名無しの慈悲寮生
>>133そこかよ


135名無しの奮励寮生
首を、括る……?????


136勤勉寮長
オルカ「イグニハイド。ウミヘビを妬んだものがタチの悪いものと契約し、その代価としてウミヘビを生け贄に捧げた」
勤勉寮長「何やってんの、イグニハイドォ!!!!!」
熟慮寮長「う、ウミヘビぃぃぃ!!??? だ、大丈夫なのか!? け、怪我とか……! し、刺客だったのか……!!?」
ウミヘビ「熟慮寮長、うるさい。……それより勤勉寮長先輩、そんな大声出せたんですね」
勤勉寮長「今そこどうでも良くない!? っていうか、なんでそんなことに!!?」
不屈寮長「なんでウミヘビはそんなに他人事なんだよ……。つうか、聞き捨てならねぇ言葉が聞こえた気がしたんだが?」
オルカ「流石の私も異常者の精神構造は理解出来ません。ラッコが天使に見える狂人が、ウミヘビをラッコのストーカー呼ばわりして勝手に発狂したんです。そして烏滸がましくもラッコのヒーローを気取ってウミヘビを排除しようと、このような凶行に及んだという話で」
厳格寮長「言葉の端々に物凄い憎悪を感じる……」
オルカ「いやぁ、許されるなら私の手で直接殺してやりたかったんだがな。まぁ、その前に沙汰が下されてしまったから、私が手に掛けることは出来なかったんだが」
勤勉寮長「サラッと死んでるぅ……」
慈悲寮長「いや、めちゃくちゃ恨んでますね? もう死んでいるんでしょう?」
オルカ「自分の大切にしているものを害されて、許してあげられるほど寛大ではないんだ。例え相手が地獄に落ちていようとも、それを喜びはすれ、同情など出来ようはずもない」
ウミヘビ「お前、俺のこと好きすぎじゃないか?」
オルカ「まぁな。でも君だってそうだろう?」
ウミヘビ「それはそうだが」
ラッコ「オレも二人が大好きだぜ!」
「「はいはい」」
ラッコ「もうちょっと真剣に受け止めてくれても良くないか!!?」
トド「お前ら仲良いな」
メンダコ「仲良きことは美しきかな、じゃ!」
ホタルイカ「雑にまとめすぎでは???」
不屈寮長「いや、俺の質問に答えろよ」
高尚寮長「僕も聞きたいことがある。沙汰とは何だ?」
ホタルイカ「―――――それ、本当に聞きたい?」


137名無しの勤勉寮生
ねぇ、急にトーン落とすのやめない???


138名無しの熟慮寮生
途中、ほのぼの空間になってたでしょ


139名無しの厳格寮生
変えた空気を最後まで貫いてくれ、頼むから


140名無しの高尚寮生
メンダコが雑にまとめてくれたので終わってよ


141名無しの不屈寮生
一回まとまったんだから打ち止めてくれ


142名無しの慈悲寮生
ポムフィオーレもやべぇって思ってたけど、イグニハイドダントツでやべぇんだけど


143名無しの熟慮寮生
どこも大概だけどな


144勤勉寮長
高尚寮長「……知っているのか、ホタルイカ。お前は、その沙汰を見た、と?」
ホタルイカ「…………まぁ、そうだね。ホント、ろくでもないものだったよ」
高尚寮長「……そうか」
ラッコ「オレは沙汰を見たのは三度目だったけど、どれもこれも凄いぜ? “口に出すのも悍ましい“っていうのは、まさにああいうのを言うんだろうな」
オルカ「人間だって同じくらい悍ましいけどな」
ウミヘビ「下手をすれば人間の方が悍ましいと感じるときすらあるよな」
不屈寮長/トド「確かにな……」
ウツボ「闇が深ぁい……」
キノコ「深海より暗い色をしていますね」
ホタルイカ「抱える問題が重すぎるメンツ、ちょっと黙ってて」
メンダコ「おぬしら、メンタル大丈夫か???」

犬派教師「…………定期的なカウンセリングを義務付けましょう」
猫派教師「それがいい」
学園長「そうですね、手配しておきましょう」

熱砂と草原、本当に大丈夫なの、この二国……
向こうの世界は東方の国もヤバげだけど……


145名無しの不屈寮生
ホタルイカにはろくでもないと言われ、ラッコには悍ましいと表現される沙汰……


146名無しの慈悲寮生
まぁじで熱砂と草原の闇が深すぎてだな……


147名無しの厳格寮生
そりゃあ、ツイステッドワンダーランドでも屈指の闇深国家だもんよ


148名無しの熟慮寮生
>>147勝手に闇深国家に認定すんな


149名無しの勤勉寮生
でも深淵だろ?


150名無しの熟慮寮生
そうだけども


151名無しの不屈寮生
否定出来るだけの材料がないな……


152名無しの勤勉寮生
人間の欲望と策謀が渦巻く熱砂の国
弱肉強食を地で行きすぎて貧富が凄まじい夕焼けの草原


153名無しの勤勉寮生
どっちもどっちで草も生えぬ


154名無しの厳格寮生
良い国でもあるんだけどなぁ……


155名無しの熟慮寮生
どっちも治安が良いとこと悪いとこの差が激しい国だよな


156名無しの勤勉寮生
取りあえず裏路地に入ったら終わる


157名無しの熟慮寮生
>>156暗がりに入り込む方が馬鹿


158名無しの不屈寮生
>>156自分から人目を避けるなんて襲ってくださいって言ってるようなモンじゃん


159名無しの慈悲寮生
これだから闇深国家は……


160勤勉寮長
オルカ「それで、生け贄について、でしたか。そのままの意味です。捧げたんですよ、その愚か者は。生者の命を」
不屈寮長「…………何にだ」
オルカ「タチの悪いもの、ですよ。あなたが思い描いているよりも、ずっと」
不屈寮長「…………口に出すのも憚られるほどに、か?」
オルカ「よくお分かりで」
不屈寮長「……そんなタチの悪いものもどうにか出来ちまうのか、お前は」
オルカ「出来ますとも。それらを相手取るのも、我らの仕事の一つですから。本分からは大きく外れていますけれど」
奮励寮長「…………取りあえず、アンタを敵に回しちゃいけないことだけは分かったわ。他はまったく分からないけれど」
慈悲寮長「僕もです……。理解が追いつきません……」
オルカ「ふふ、それが良いですよ。私と敵対するということは、その化け物と敵対することと同義ですから」
ウミヘビ「化け物退治できる奴を相手取るんだから、それ以上の怪物を相手にするようなもんだろ……」
ラッコ「オレ、オルカと戦うくらいなら、全部捨てて逃げる方を選ぶなぁ……」
ウツボ「逃げ切れる自信ある?」
ラッコ「ない!」
トド「それなら死ぬ覚悟で戦う方がマシじゃねぇか」
ウミヘビ「楽に殺してくれるなら、それも良いんでしょうけどね。オルカ以外に捕まったら、殺してくれと泣き叫ぶ事になりますよ?」
ホタルイカ「どっちにしろ地獄じゃん……」


161勤勉寮長
厳格寮長「脳が理解を拒む会話をしている……」
奮励寮長「理解できない方が幸せよ」
勤勉寮長「向こうの僕、かわいそう……」
熟慮寮長「そんな怖い奴に見えないけど、オルカってヤバい奴なのか……?」
不屈寮長「今その段階なのかよ」
高尚寮長「オルカの周囲も化け物揃い、ということか……」
慈悲寮長「これは……ウツボの発言が真実味を帯びてきましたね……」

犬派教師「思考を放棄したい」
猫派教師「気持ちは分かるがね……」
学園長「カァ……」


162名無しの慈悲寮生
熟慮寮長おっそい……!!!


163名無しの熟慮寮生
ねぇ、地獄~~~! もう全部が地獄~~~!!!


164名無しの厳格寮生
あいつの危機感どうなってんだよ……


165名無しの慈悲寮生
海なら瞬殺


166名無しの高尚寮生
環境が危機感を鈍感にさせたんじゃないか?


167名無しの勤勉寮生
麻痺してなきゃ生きていけないだろ


168名無しの不屈寮生
>>167やっぱ闇じゃん……


169勤勉寮長
オルカ「そう言えば、例の沙汰はラッコのユニーク魔法でも出来そうだよな」
ウミヘビ「最悪の可能性を提示するのはやめてくれないか」
オルカ「でも出来そうだろう?」
ラッコ「出来ないことはないだろうけどさ〜!」

トド「………おい、お前見たんだろ? あいつに出来ることなのか?」
ホタルイカ「………出来ると思う。ラッコ氏のユニーク魔法の汎用性が分からないから、断言は出来ないけど。でも、ラッコ氏にあれをする発想がなくてよかったと、心の底から思うよ」
トド「マジか……」

ラッコ「でも、オルカも出来そうじゃないか? 召喚魔法を応用したらさ」
オルカ「ああ、確かに。でも、体内に召喚陣を形成出来れば誰だって出来るだろう」
ラッコ「座標を指定するの難しくないか?」
オルカ「人体の構造を把握していれば可能だと思うが」

トド「やめろやめろやめろ! 馬鹿なこと考えてんじゃねぇ!!!」
ホタルイカ「ホントに待って、そこ二人!! あれは人がやっていいことしゃないから!!!」
トド「てか、体内ってなんだよ!!?!?」
ホタルイカ「聞かないでよ、口に出すのも嫌だよ、あんなの!!」
オルカ「そう言えば、紹介させて頂いたカウンセリングは受けましたか? それに関しては守秘義務でこちらに情報が回って来ないんです」
ホタルイカ「有り難く利用させて貰いました!!! リモート対応してくれてありがとね!!!」
オルカ「どういたしまして」
ウツボ「そこら辺のサポートはしっかりしてんのね」
キノコ「僕のときも手厚い対応をして頂きましたね。これが加害者側と相対すると、先程のような無慈悲な顔を見せると……」
メンダコ「差が激しいのぉ……。いや、まぁ、自分の友人が傷付けられたのじゃから、当然と言えば当然か?」


170名無しの不屈寮生
メンタルケアが必要な程のことだったのね……


171名無しの熟慮寮生
それを出来ちゃう可能性のあるラッコ……


172名無しの勤勉寮生
>>171オルカが他の可能性を示しちゃったから、召喚術が得意な奴はワンチャン全員出来てしまう可能性ががが……


173名無しの慈悲寮生
口に出すのも嫌なほどのことかぁ……
考えたくもないなぁ……


174勤勉寮長
オルカ「とまぁ、こんな感じですかね。他にも細々としたものはありますが、特に印象に残ったものをピックアップしました」
厳格寮長「印象的すぎるよ」
勤勉寮長「これでもピックアップしたものだけなんでしょ? そっちの世界、ヤバすぎない……?」
慈悲寮長「もう突っ込むのも放棄し始めましたね、みなさん……」
奮励寮長「誰も触りたくないのよ、察しなさい」

オルカ「情報のすり合わせをしてみたが、なかなか興味深い結果だな」
ウミヘビ「ああ。こちらとは全然状況が違うようだ」
オルカ「というか向こうの学園、こちらより全然マシでは? 私の負担という意味で」
ウミヘビ「いや、向こうに君がいないから、問題が露見していないだけでは?」
ホタルイカ「嫌な可能性に気付いちゃったね、ウミヘビ氏……」
ラッコ「実際、オレがちょっと良くない奴に誘い込まれたからなぁ……」
トド「聞いてねぇぞ」
キノコ「情報共有って知ってます?」
ウツボ「オルカちゃんの悪い癖~」
オルカ「私が“失せろ”と言っただけで逃げていくような小物だったから、もう喰われているか、逃げ出しているよ」
ホタルイカ「待って。今、“喰われてる”って言った?」
ウツボ「口ぶりからして、そいつより大きい奴だよね? この学園にも何かいたりするの?」
トド「霊脈には色々と集まりやすいのは事実だが……」
オルカ「私にどうにか出来ないレベルのものは存在していません。少しでも異常を感じたら、私に相談してください。全員無事に帰還することを最優先とし、世界を同じくするものに限り、代価は頂きません。多少のお手伝いはして頂くかもしれませんが、無茶はさせないとお約束します」
メンダコ「それは構わんが……。負担が大きすぎぬか?」
オルカ「いえ、特に負担に感じるようなことではありませんから。現段階ではたいしたものも見つかっておりませんし」


175名無しの勤勉寮生
神様相手取る奴の『私にどうにか~』は信用ならんのよ


176名無しの慈悲寮生
俺達のことも護って……
代価は要相談だけど、お手伝いくらいならするから……


177名無しの熟慮寮生
>>176言うてすぐ帰る奴らだぞ


178名無しの厳格寮生
そうだね


179勤勉寮長
勤勉寮長「なんなの……なんなの、ホントに……」
高尚寮長「世界は、広いな……」
不屈寮長「もう少し感動的なことで世界の広さを知れ」
高尚寮長「僕だって不本意だ」
慈悲寮長「それはそうでしょうね……」

オルカ「ふふ、本当の世界はこんなものではありませんよ。何せ、世界の向こう側にも世界は広がっているのですから」
ウミヘビ「異界もそうだが、宙の外だったか。矮小な人間には知覚できない世界が多すぎるな?」
ラッコ「オルカの一族が千年観測し続けても尚、全容がはっきりしてないんだろ? その世界に果てはあるのか?」
オルカ「どうだろうな。うちは観測が専門ではないし……。観測を主に行う組織もあるにはあるが、彼等は秘匿事項中の秘匿事項だ。観測結果なんて極秘も極秘。私の元に真実が渡ることはないさ」
メンダコ「追い打ちは止めてやってくれんか???」
ウツボ「話の規模が違い過ぎてついてけね~~~!」
トド「むしろ、この幼馴染み共はなんでついて行けてるんだよ……」

厳格寮長「もう嫌なんだけど、向こうの彼等」
勤勉寮長「帰って……帰って……」
奮励寮長「今回ばかりはあんたに同意するわ」
熟慮寮長「…………ところで、うちの寮は何があったんだ?」

「「「………………………」」」

熟慮寮長「無言は止めてくれよぉ!!!」
慈悲寮長「先程までの饒舌さはどこへ???」
勤勉寮長「無言止めてもろて!!!」


180名無しの不屈寮生
も~~~~~! 向こうの奴嫌なんだけど!!!


181名無しの勤勉寮生
もう知らなくていいんじゃないかな
どうせろくでもないことだろうし


182名無しの厳格寮生
知ったら後悔するんだから知らないままでいいに一票


183名無しの奮励寮生
>>182満場一致


184名無しの熟慮寮生
解散!!!!!




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