ジャミルの友達が姐さんだったら 小ネタ
フロイド「オルカちゃんってさぁ、嫌になんないの?」
ツバキ「……何がだ?」
フロイド「いざってときに好きに動けないこと〜。てか、分かってるくせに、わざわざ言わせないでくんない?」
ツバキ「………手厳しいな。いや、これが君の友情なんだな」
フロイド「ユージョーとか、寒いこと言わないで欲しいんだけど」
ツバキ「ふふ。………嫌ではないんだ。もどかしいだけで」
フロイド「それってさぁ、つまり苦しいんじゃん。オルカちゃんなら好きに生きられるでしょ? それだけの強さがあるんだし。何で自分から縛られるような生き方すんの? 意味分かんねぇ」
ツバキ「そうだな。苦しくなるときはある。でも、その苦しさも受け止めたいんだ。自分で選んだ道だから」
フロイド「………オレには分かんねぇや。オレは自由に生きたいもん」
ツバキ「それも一つの生き方だろう。私の行く道も、一つの生き方なんだよ」
フロイド「………あっそ。まぁ、オルカちゃんが面白いままなら、何でもいいや」
ツバキ「ありがとう、フロイド。話を聞いてくれて」
フロイド「別に、聞いたのオレだし」
ツバキ「ああ、そうだな。でも、君が私にそうやって忠告のような指摘をしてくれるのは、得難いことだから」
フロイド「………あっそ」
ツバキ「これからも、そういう君でいてくれ」
フロイド「オレはオレの好きなように生きるよ。オルカちゃんもそうしな」
ツバキ「ああ。そうするとも」
***
リリア「サニワ殿は、クリスマスに欲しいものはないのか?」
ツバキ「私ですか? 私は、新しい手入れ道具でしょうか?」
リリア「手入れ道具? ふむ、そう言えばサニワ殿はカタナを使うのじゃったな」
ツバキ「はい。私の大切な相棒です。手入れは欠かせません」
リリア「うむ、素晴らしい心掛けじゃ。戦場では、刃こぼれ一つが命取りになる」
ツバキ「はい、その通りです」
リリア「しかし、特別な日のプレゼントには無骨過ぎる気もするのう。ここにあるようなものは好かんのか?」
ツバキ「いいえ、そんなことは。ですが、私には少々幼過ぎるかと」
リリア「まぁ、年頃の
ツバキ「………幼い頃に憧れたもの、ですか」
リリア「そうじゃ。何でもよい。こういうものに関心があった、程度でもな」
ツバキ「…………絵本に出てきたガラスの靴とか、ふわふわのパンケーキとか」
リリア「ほぉ」
ツバキ「………星の砂が入った砂時計とか、手のひらに乗るくらいのオルゴールとか」
リリア「ほぉほぉ」
ツバキ「ちょっと、女の子らし過ぎるというか。らしくないとは、思うんですけど。綺麗だなって、見惚れたことはあります」
リリア「いやいや、そんなことはない。確かにサニワ殿は勇ましく、雄々しいところはあるがの。だが、それはかわいらしいものを好むのとはまた別の話じゃろう。わしは良いと思うぞ? ギャップ萌えというやつじゃ!」
ツバキ「ギャップ萌え」
リリア「プリンセスに憧れるのは、きっと誰もが一度は通る道。誰に恥じることでもあるまい」
ツバキ「………ありがとうございます。でも、あの、このことは内密にお願いします」
リリア「何故じゃ?」
ツバキ「いや、その……やっぱりちょっと、恥ずかしいので……」
リリア「…………あい、分かった。ここだけの話にしておこう」
ツバキ「はい、ありがとうございます」
リリア(いや、ギャップ凄いのう。わしでもちょっとキュンとしたわ……)
リリア(あ〜〜〜でも、
リリア(……いや、シルバーには刺激が強いかもしれんな)
リリア(まぁ良い。内密にはするが、今後の参考にはさせて頂くとするかの)
***
4-9
ツバキ「彼の魔法が私と入れ替わってくれたら良かったのですけれど……」
ケイト「えっ!? もしかしてツバキちゃん、他人のユニーク魔法を使えたりするの!?」
ツバキ「私の目は真実を映します。故に詳細を覗き、解析し、実際に再現することも可能です。……全く同じ結果にならないこともあるので、完璧に再現することは出来ませんが」
フロイド「それマジ? 今度アズールに言ってやろ〜」
エース「いくら何でも、規格外過ぎるでしょ……」
ツバキ「まぁ、下手をすると脳が焼き切れてショートするからやらないがな。今回のように手元にある状態なら、負担もほぼ無く再現出来るんだが」
ラギー「ツバキさん一人居たら十分じゃないッスか……。何とかなりません?」
ツバキ「そうしたいのは山々なんだがな……。私がこの出来事をどうにかしようとした瞬間、抑止力が働く。故に、私が動くことはほぼ不可能だと思ってくれ」
グリム「そのヨクシリョク? ってのが働くとどうなるんだ?」
ツバキ「よくて満身創痍。最悪は死ぬな」
グリム「ふなっ!? お前死ぬのか!?」
ツバキ「ああ。だから、結局は君達で解決しなければならなくなる。それでもいいなら動くけれど」
「「「動かなくていいです!!!!!」」」
ツバキ「そうか。それなら有難い」
***
4-17
ツバキ「ブッチ、人はそれをフラグと言うんだ。おそらく、思わぬタイミングでスウィングと鉢合わせることになるぞ」
ラギー「怖いこと言わないで欲しいッス!!!」
ツバキ「冗談だ。来るとしたら、クリスマスイヴだろうしな」
***
5-2
ツバキ「久しぶりだな、グレイブス」
スカリー「ああ、ツバキさん。貴女もいらっしゃって居たのですね。何と喜ばしいことでしょう! この出会いにキスを!」
ツバキ「ふふ、相変わらずだなぁ。でも、私も会えて嬉しいよ」
スカリー「ええ、ええ……! ですが、ジャミルさんともお会い出来るものと思っていましたので、それは少し寂しいですね……」
ツバキ「ああ、そうだな。でも、今回はもう一人の幼馴染が一緒なんだ。是非紹介させてくれ」
スカリー「それは素晴らしい! 是非お会いしたいです!」
シルバー「…………っ!!?!?」
フロイド「落ち着きなよ、クラゲちゃん。小エビちゃん達にもしてたし、ただの挨拶でしょ」
リリア「そうじゃぞ、シルバー。この程度で狼狽えるでない」
シルバー「は、はい。もっと精進します……」
***
5-5
スカリー「さすがレオナさんとジャミルさんのご学友でございます!」
ジャック「おい、ひとんちの寮長バカにしてんじゃねぇぞ!」
カリム「だろ! ジャミルはいつもすげー作戦立てるんだぜ!」
ツバキ「そうだな。ジャミルにはいつも助けられている」
ジャック「今のはぜってぇ褒められてねぇぞ、あんたら」
***
5-17
ツバキ「………分かるよ。自分のものと定めたものを奪われるのが、どんなに耐え難いことか」
ツバキ「そして、大切だと思うものを傷付けられることが、どれほど……!!!」
ツバキ「お前は私の友を傷付けた。故に、お前は私の敵となった」
***
監督生「ツバキ先輩とジャミル先輩って仲良いですよね。喧嘩とかってした事あります?」
ツバキ「もちろんあるとも。まぁ、そう多くはないがな」
監督生「そうなんです? ツバキ先輩って基本的に穏やかだから、喧嘩にならないと思ってました」
ツバキ「あまり得意ではないよ。実際、カリムとは片手で数えられる程度の喧嘩しかしたことがないしな」
監督生「カリム先輩と!? むしろ、カリム先輩とそんなに喧嘩出来るなんて凄いですね……」
ツバキ「内容も思い出せないような事ばかりだよ。多分、カリムも覚えていないと思う」
監督生「ああ、分かります……。ところで、ジャミル先輩とはどんな喧嘩を?」
ツバキ「最近はめっきり無くなったからなぁ……。幼い頃の話になるが、それでも構わないか?」
監督生「もちろんです!」
ツバキ「私は今でもよく間違えられるんだが、ジャミルも幼い頃はよく女の子と間違えられていたんだ。それで、あまりにも女の子扱いされるものだから、私に八つ当たりしてきたんだよ。私と一緒に居るから間違われるんだって。もうツバキと遊ばないって」
監督生「んっふ。ジャミル先輩にもそんなかわいい時期があったんですね」
ツバキ「今でもかわいいよ、あいつは。……それで、何の説明も無しに絶交を言い渡された私が理不尽だってブチ切れて、掴み合いの喧嘩になったんだよな。それで、最終的に両方とも大泣きしたのだったか」
監督生「はえー。今からは考えられませんねぇ……」
ツバキ「多分、あれが初めての喧嘩だったんじゃないかな」