ジャミルの友達が姐さんだったら 小ネタ






ツバキ「ああ、良かった。ジャミルに続いてカリムまで異世界にまろび出てしまうなんて……」
カリム「ツバキ! 迎えに来てくれたのか?」
ツバキ「ああ。だが、こうしてまろび出てしまったことには意味がある。故に、その"意味"を成し遂げなければ帰還は難しい」
ラギー「つまり、ツイステッドワンダーランドに帰るには条件があって、その条件を達成しないと帰れないってことッスか?」
ツバキ「そう言うことだ。理解が早くて助かるよ」
エース「ツバキ先輩まで異世界とか言い出すってことは、ガチのマジってことじゃん……」
カリム「そうだ。ツバキならここがどう言う場所か分かるんじゃないか? ツバキに不利益がないなら、教えて欲しいんだ」
ツバキ「見当は付いている。だが、私はこの場所の名称を知らない。本質は見えても、それがそのまま答えになる訳ではない」
フロイド「そんな小難しいこと言ってないで、見えてるもんだけ教えてよ。どうせ説明されても分かんないんだしさぁ」
ツバキ「…………世界に影響を及ぼす場所、とでも言うべきか。ここで成したことは、事実として"あった"ことになる。そう言う場所だ」
デュース「う、ううん? よく分からないな……。もう少し分かりやすく教えて貰えませんか?」
ツバキ「分からない方がいい。いや、分からなくていい。ここはツイステッドワンダーランドではないどこか。それだけ分かっていれば十分だ」
フロイド「………ふぅん。ま、楽しければ何でもいいや」
ツバキ「…………楽しいだけで終わればいいが。まぁ、なるようになるだろう」


***


カリム「ツバキも服が変わってるな! 黒いコート似合うな〜!」
ツバキ「そうか? ありがとう」
カリム「おう! あと、被ってるのはヘアバンドか? オレとお揃いだな!」
ツバキ「そうだな」
フロイド「オルカちゃん、赤が似合うなーって思ってたけど、黒も似合うねぇ」
ツバキ「ありがとう。フロイドもよく似合っている」


***


リリア「サニワ殿、妙な魔力に気付いておるか?」
ツバキ「はい、もちろん。……私は何でもありの勝負なら勝てる自信はありますが、魔法のみでの勝負は並の学生と思ってください」
リリア「いや、どこが並の学生なんじゃ??? おぬし、学園どころか魔法士全体でも上澄みじゃろ」
ツバキ「真面目な話です」
リリア「す、すまぬ……」
ツバキ「……この場において、私の最優先事項はカリムです。もちろん、フロイドやシルバー達にも傾ける情は持ち合わせていますが、それでも優先順位は変わらない」
リリア「うむ、それについては理解しておる。わしとて、万が一のときは優先順位を付けて守りに専念する」
ツバキ「私は基本的にカリムの守護に専念します。いざとなったら紅紫苑これで応戦しますが、この場で私が出過ぎた真似をするのは相応しくない。故に、後衛及びカリムの側につくことを前提として考えて頂きたい」
リリア「了解した。極力、ツバキ殿には頼らない心積りでいよう」
ツバキ「そうして頂けると幸いです」


***


ツバキ「な、何故ジャック・スケリントンを相手にそんなに怯えて……?」
ラギー「いや、どっからどう見てもヤバい奴でしょ!!」
ツバキ「ジャック・スケリントンが、ヤバい奴……?」
エース「ツバキ先輩が信じられないものを見たような顔してる……」
カリム「まぁ、普段もっとヤバい奴らを相手にしてるからなぁ」
ジャック「どんだけッスか、それ……」


***


スウィング「………楽しむためには、一人、厄介じゃまそうなのがいるな」
ツバキ「ふふ、一体誰のことでしょう」
スウィング「分かってンじゃねぇの。理解してンなら、大人しくしててほしいンだがね……」
ツバキ「まぁ、いいでしょう。此度の一件、私はあまり出過ぎた真似をしない方が良さそうなので。ですが、私には守るべきものがある。害されれば、黙ってはいられない。例えこの身にあらゆる咎が降り注ごうと、仇なすものは、斬らねばならない。その程度の覚悟なら、とうの昔に出来ている」
スウィング「………思った以上に、厄介そうだ」


***


カリム「ツバキはクリスマスを知ってるか?」
ツバキ「いいや。だが、そういうイベントが存在する世界がある、という事実なら観測した。そのうちの一つが、きっと監督生の故郷なのだろうな」
エース「マジであるんだ!?」
ツバキ「あるとも。とても素敵なイベントだよ」


***


グリム「もらえるに決まってるんだゾ〜!」
ラギー「オレらほどのよい子、そうそういないッス!」
「「「その通り!」」」
監督生「みんないい笑顔!」
ツバキ「うーん、羨ましい程に凄い自信だ」
監督生「あれ? ツバキ先輩は貰えると思っていないんですか?」
ツバキ「さて、どうだろう。その人の国や思想によって、判断基準が異なるからな。よい子と悪い子の判別をする者が、何を基準によい子だと判断するかで変わってくる」
監督生「確かに、宗教とか法律が関わってくると、とある国では聖女として崇められる程のよい子でも、また別の国では悪女として罵られるものですからね」
ツバキ「ああ」
デュース「そ、そんな難しく考えなくても……」
エース「だ、大丈夫ッスよ、ツバキ先輩! 先輩はいっつもお仕事頑張ってエライですって!」
シルバー「そうだな。ツバキ殿がプレゼントを貰えないなどあり得ない」
ツバキ「………そうかな。そうだといいな」





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