ジャミルの友達が姐さんだったら 小ネタ
グロマスネタ
ツバキ「紅蓮の花、か……」
ジャミル「魔力に反応し、魔力を吸い取るようだ。さて、どうしたものかな……」
ラギー「なんでそんなに落ち着いてるんスかね、あんたらは」
ツバキ「慌てる事態ではないからだが?」
ジャミル「ツバキにとっては、これくらいは日常だからな……」
アズール「せめてジャミルさんは慌てませんか?」
ジャミル「慌てていないわけではないが、ツバキが傍に居ない状態で神々が降臨されたときに比べれば、別に何とも……」
イデア「ひぇぇ……。何それ怖い……」
トレイン「何故そんな事態に……?」
ジャミル「さぁ……?」
ツバキ「神々に理由を問う意味などありませんよ。彼等の行動理念を、我ら人間が理解することなど不可能です」
ジャミル「それで? この事態をどうするつもりだ?」
ツバキ「全て枯らすのが手っ取り早いだろう。私がどうにかするから、君達は花の少ない方へ避難していてくれ」
セベク「全て枯らす!? そんなことが可能なのか!?」
シルバー「待ってくれ、ツバキ殿! まさか、一人で事を納めようと?」
ツバキ「ああ。むしろ、周囲に人が居る方が邪魔になる。何、すぐに終わらせるさ」
ツバキ「さて、精々楽しませてくれよ?」
ツバキ「―――――金屋子神よ、お力添えを」
ロロ「な、何が起きて……!? 紅蓮の花が、枯れている……!?」
ツバキ「いくら魔力を吸い上げる花とは言え、それにも限度がある。花がその限界を迎えたんだろうさ」
ロロ「悪党め……! 一体何をした……!?」
ツバキ「何、お望み通り、魔力を与えただけさ。その結果、魔力の過剰摂取により、花が根腐れを起こしただけのこと」
ロロ「なっ……!? そ、そんなことをすれば、たちまちに干からびるはず……! それが事実だというのなら、何故貴様はぴんぴんしている!?」
ツバキ「紅蓮の花の魔力許容量より、私と私を通した天上のお方の魔力の方が上回っただけだ。さて、紅蓮の花を失った君は、一体どうやって私と戦う?」
ジャミル「お前の方が悪役だったな」
ツバキ「おや、酷い。蟲倉に放り込むぞ?」
ジャミル「勘弁してくれ!!!」
ラギー「何かまたヤバい単語出てきたんスけど……」
イデア「字面が既にヤバいんすわ……」
マレウス「何故そんなものが存在するんだ……?」
リドル「気にしたら負けだと思います」
***
マレウス「以前言っていた蟲倉についてなんだが、どのようなものなんだ?」
アズール「何で聞いちゃうんですかね……」
リドル「気にしたら負けだって言ったじゃないですか!!」
ヴィル「なに、むし……? は???」
ツバキ「蟲倉は蟲倉ですよ。一族によって、使い道は違いますけれど」
レオナ「虫は確かに利用できるがな……。お前の言う“使い道”は俺達が考えているものとは絶対に違うと断言できる」
カリム「ツバキの実家と、呪術師の一族でも違ってくるし、全ての神職関係者の家にあるわけではないしな~」
イデア「呪術師の一族にはあるのね……。うん、聞かないほうが良いよ、マレウス氏」
ツバキ「うちは情報収集が主ですね。呪術師の一族では、呪いを生み出したりするのに使っているそうです」
「「「言わなくていい!!!!!」」」
***
多分、何かやらかした
フロイド「次の寮長と副寮長は誰になると思う?」
アズール「死を前提に話すな」
ジェイド「では、見逃して貰えるとお考えで?」
アズール「ツバキさんが見逃してくれるはずないでしょう。3年の***さん辺りが妥当かと」
フロイド「もう先を見据えてんじゃん」
ジェイド「流石アズール。抜かりありませんね」
***
ルーク「あぁ、普段の理知的な姿とは違う、その殺気と怒りに満ちた君も美しいね、ムシュー・マルチ!」
ジャミル「止めて下さいよ、照れるでしょう?」
***
ジャミル「その
***
ジャミル「詠唱出来ないように喉を潰そうとするな」
ジャミル「無詠唱相手に両腕をへし折ろうとするな」
ジャミル「とりあえず再起不能にしようとするな」
ツバキ「じゃあ何ならいいんだ」
ジャミル「何もするな、ばか! 俺が戦闘不能にする!!」
カリム「いや、ジャミルも止めてくれ、頼むから」
***
ジャミル「お前は震源地か?」
ツバキ「君に言われたくないよ、トラブルメイカー」
カリム「それこそツバキに言われたくないなぁ」
***
ジャミル「で、あのお方は何と?」
ツバキ「ああ、我が最愛。いとしの君。今すぐにでも君を連れ去ってしまいたい」
ジャミル「聞かなければよかったな」
カリム「切実にやめてやってくれ」
***
ジャミル「天は二物を与えずと言うが、天は君に何でもかんでも与え過ぎなんだよな……」
ツバキ「まぁ、
ジャミル「そういう問題か? 神様との混血でも、類を見ない多才さだと思うんだが……」
ツバキ「多少特殊である自覚はあるが、本当にヤバい人は規模が違うので……」
ジャミル「いや、君も大概だよ」
***
イデア「そう言えば、君達の瘴気耐性ってどのくらいあるの? 異界でも活動できるんでしょ?」
ツバキ「測定不能でした」
レオナ「は???」
ジャミル「こいつ、
イデア「いやいやいや!? 普通、瘴気の中で寝てらんないから!? 自我を保った状態で正気を保つってんなら分かるけど、Sランク帯で意識手放すとか、それこそ正気失ってるから!!!」
レオナ「そもそも、SSSランクの瘴気を用意することが普通出来ねぇんだよ。しかも何故そんな危険地帯で眠りについた???」
ツバキ「ジャミルも寝てられますよ。ちなみにその異界は東方の国の近海に出来ていました」
イデア「おかしいよ、この幼馴染!!!」
ジャミル「いや、東方の国がおかしいんです。あの国、国民全体が瘴気耐性バグってるんで」
レオナ「どういうことだ?」
ジャミル「魔力無い人でも、Bランクはあります。人によってはB-、B+と上下しますが」
イデア「それ、魔法士の最低ランクじゃん!? 一般人でそれなの!?」
ジャミル「ちなみに、向こうには神気耐性というものがありまして、神威に耐えられるランクも付けられているんです」
イデア「おかしい。何でそんなランク付けが為されてるの」
ツバキ「必要だからですね。ちなみに、私はそれも測定不能でした」
イデア「この子、存在が世界のバグだよ」
ツバキ「ちなみにジャミルも測定不能です」
レオナ「ジャミルも大概じゃねぇか」
瘴気耐性:E~SSSランクでランク付けされている。神気耐性も同様。
「-」「+」:特定の条件下でランクが上下する。
***
始まりのハロウィーンネタバレあり
ツバキ「古本市かぁ……。確かに良いものも手に入るんだが、曰く付きのものが混じっているときがあるんだよなぁ……」
ジャミル「報酬は払うから鑑定してくれないか?」
ツバキ「ああ、もちろん。しかし、怪しいものを手放したいからと言って、一般に流通させないで欲しい。専門機関に回してくれ、頼むから」
リドル「とりあえず、東方の国から渡ってきた本には触れないでおくよ」
マレウス「東方の文献は禁書に指定した方が良いのでは?」
ツバキ「それは早計かと。良い本は本当に良いものなんですよ。危険なのは一部だけです」
アズール「一部でもあるのが問題なんですよ」
***
ジャミル「うわっ!」
レオナ「チッ」
リドル「何をするんだい!」
トレイ「おおっと!?」
ジェイド「おや」
アズール「うっ……」
イデア「ヒィ!」
ヴィル「ちょっと!」
マレウス「ほう……」
スカリー「あなたのお名前を伺ってよろしいでしょうか?」
ツバキ「ああ。私はツバキ・サニワだ。よろしく、グレイブス」
スカリー「この出会いに感謝を示しても?」
ツバキ「ああ、どう」
ジェイド「ちょっとお待ち頂けます???」
ツバキ「ぞ?」
監督生「速い」
グリム「一歩が半端なく大きかったんだゾ……」
エペル「最早空間移動だったね……」
***
ジャミル「ツバキ、君にはこの世界がどう見えているか聞きたいんだが、答えられるか?」
アズール「ああ、そう言えば、ツバキさんには世界の真実が見えているのでしたね。ツバキさんはこの事態をどう見ているのかお聞きしても?」
リドル「確かに気になるね。君なら出口が分かるんじゃないかい?」
ツバキ「…………」
エペル「ツバキサン……?」
セベク「何か隠し立てしているのではあるまいな?」
ツバキ「…………
ヴィル「真実を語れない? どういうこと?」
ツバキ「障りがあるんです。代償とでも言いましょうか……。真実を語ることで不利益が生じれば、抑止力によって断罪を受けることになる」
イデア「真実を語ることで……? っていうか、抑止力により断罪って……」
ツバキ「まぁ、死ですよね。此度の一件も、私の口から語ることは出来ません。命を代価に払って頂けるのなら、お話しできるのですが……」
レオナ「そんな面倒くさい事態なのかよ……」
マレウス「ふむ、では、語れることや真実を詳らかに出来る瞬間が来たら、そのときには語って貰おう」
ツバキ「はい、お約束します」
***
7章ネタ
もしツバキがマレウスに眠らされていたら。
自分で夢の中の刀剣男士やジャミル達を殺している。
なんて、悍ましい夢なんだ。彼等とジャミル達が交わる事なんて、絶対に起こり得ない事だ。だって彼等は、全部あちらに置いてきたのだから。
「君には申し訳ないが、君の主君については一度思い切り殴らせて頂く。異論は認めない。此度の事は許さない」
シルバーがツバキの夢に入ってしまったら、きっと彼の心が死ぬ。