イナイレ夢
どうしたらいいんだ・・・。俺は・・・。
風丸が悩んでたのに、気付けなかった。
皆、皆、傷付いた。
俺は・・・キャプテンなのに・・・・・。
なんで、気付けなかったんだ・・・!
「円堂。」
「空傘・・・。」
空傘が俺の隣に来た。
金網にもたれかかって、こういった。
「お前が悩んで、落ち込んで・・・。何になるんだ?」
キャプテンはお前だろう?
その言葉に、俺は何も言えなかった。
「らしくもないな、円堂守。」
空傘が低い声で言った。
「悩んで、落ち込んで、迷ってるお前など、らしいはずがない。」
いつもは、優しくて、ちょっと厳しい兄貴分な空傘が、今はただ厳しいだけになっていた。
「お前はいつも、前向きで明るくて、単純だから迷わない。
どんな相手でも、真正面から、正々堂々、全力で立ち向かう・・・。」
それがお前だろうが。
空傘に言われて俺は、ハッとした。
自分でもわかる。俺らしくない。
自分が自分でないと思える位に。
「俺の知ってる、円堂守は・・・。
サッカー馬鹿の中のサッカー馬鹿だ。」
じゃあな、どこかの誰かさん。
空傘はそういった。
「待てよ、空傘。」
空傘は振り返らずに立ち止まった。
「なんだ?どこかの誰かさん?」
「どこかの誰かなんかじゃない。」
そういうと、空傘がゆっくり振り向いた。
「俺は、円堂守。お前たちのキャプテンだ!」
皆で強くなろうぜ!
空傘が小さく笑ったと思ったら、大きく笑った。
つられて、俺も笑う。
どうしたら・・・と悩んでた。
そんな自分がちっぽけで・・・
馬鹿らしく思えてきた。
