イナイレ夢






「あのな、不動。さっき、片倉がさ・・・。」

まただ。また、俺以外の奴の話をする。

「でさ、その後、郷院が・・・。」

黙れよ。俺以外の奴の名を口にするな。

「不動?」

俺は、リクトを、壁に押し付けて逃げられないようにした。

「お前は、俺のことだけ見て、俺のことだけ考えてりゃいいんだよ!!」

そういうと、リクトはうつむいてしまった。

「バッカじゃねぇの?
 他の奴のこととか、何か、かんか、考えてないと・・・。話して、気をそらさないと、心臓が破裂しそうなんだよ!!」

・・・!!?
い、今のは、聞き間違いか?
それとも、空耳か、何かか?

「~~~っ!!いいから、早く、離れろよ!!!」

耳まで、真っ赤か。かわいいな。

「嫌だね。なんで、俺様が、受けの命令を聞かなきゃいけねぇ。」
「黙れ!!受けって言うな!!!」

うるさい口を塞いでやろうと、指で顔を上げる。
すると、リクトが硬直した。
俺は、そのまま、唇を近付ける。
唇が、重なり合うまで、後、一秒。


「あ、押し倒す前に、キスにいったか。」
「ほらな!キスするパターンに、いったろ?」

この声は・・・。

「ぎゃあ!!?げ、源田!!佐久間!!」

リクトが、叫ぶ。

「あ、止まるなよ。そのまま、続けろよ。
 小鳥遊に、頼まれたんだよ。」

そんなことを、言いながらカメラを構える、源田と佐久間。
俺は、別に見せつけてやるのはかまわねぇんだよな。
見せつけてきたら、殴るけどよ。

・・・。
そういや、リクトへのお仕置きがまだだったな。

「いいぜ。続けてやるよ。」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

妬かせた罰だ。
そう言って、唇を近付ける。
・・・抵抗はしない癖に。


唇が、重なり合うまで、

後、一秒。




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