イナイレ夢






「さぁ・・・。かわいい歌声を響かせて?春奈ちゃん。」

そう言って、リナさんは私の指に手をかける。

「や、やめて、リナさん!!」

そういうけれど、リナさんはやめない。
指がミシミシ言い始めた。
激痛が走る。
その激痛が、まだマシに思えるほどの激痛が走った。

「アぁアぁアぁああアぁああァぁアァァぁあア!!!」

リナさんは笑った。

「これ位の声の高さをソプラノっていうのかな?」

そんなの知らない。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
痛いとしか言えない、思えない。

「うっく・・・。ひぐ・・・・・。もお、やめて、リナさん・・・。」

そういうと、リナさんは、私の声に聴き惚れながら言った。

「アルトかな?もうちょっと低いかも。」

そう言われて、私は絶望した。
彼女は楽しんでいる。
私の声だけに聞き惚れ、言葉には耳を傾けようともしない。

「次は何をしようかな?針で刺す?髪を毟る?いっそ、断末魔の歌声を聴く?」

ああ、もうこんなこと終わらせて。
何をしても、あなたはあなたの言う、歌声を聴けるのだから。

「よし、爪をはごうか。さぁ、歌声を響かせて?」

もう、何でもいいです。
どうせ、最後には歌声すら出せなくなるのだから。

「さぁ、もっと、歌声を響かせて。」


もういっそ、私を殺して・・・・・。




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