イナイレ夢






私は助けを求めた。
まだ、死にたくなかったから。
まだ、皆と笑っていたかったから。
だから、私は助けを求めた。


「誰か・・・!誰か助けて!!」

助けを求めても助からない。
私を、追ってくる、一之瀬君からは逃げられない。
今まで、逃げてこれたのは一之瀬君の気紛れだから。

「逃げたって無駄だよ。
 君は、俺の気紛れで殺されるんだから。」

気紛れなんかで殺されたくない。
死にたくない。
だから、私は助けを求めた。

「嫌だ!死にたくない!殺されたくない!
 誰か助けて!!お願いだから・・・!!」

一之瀬君が笑った。
いつもみたいな笑顔なのに・・・。
だからこそ、一之瀬君の笑顔が怖い。

「バイバイ・・・。」

私が最期に耳にしたのは、その一言。
私が最期に目にしたのは、恐ろしい位に楽しげな笑顔。


助けを求めた。

助からなかったけれど。




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