イナイレ夢






「おかしいな~・・・。何か、なくしたと思ったのに・・・。」

部活が終わって、帰ろうと思ったんだけど、教室に忘れ物をした。
忘れ物は、ちゃんと、すぐに見つかった。
でも、何か足りないような気がしてならない。
というか、なくしたような気さえする。
だから、こうして、探してるんだけど見つからない。


「あれ?半田、何してんの?」
「え・・・?あ、沢口か。」

忘れ物取りにっていうと、沢口が私もって行った。

「私は、見つかったけど、半田は?」
「う~ん・・・。どうだろ?」

なんだ、そりゃって沢口がこけた。
見事に。

「何、探してんの?私も、手伝うよ。」
「え、別にいいって・・・。」

自分でもわからないものを探してもらうのはなんだかなぁ・・・・・。

「こういうのは、頼っとくもんだぞ。」
「やっぱ、いいよ。俺も、わかんないし。」

また、なんだ、そりゃとか言われると思ったけど、沢口は何も言わなかった。
そして、しばらくしてから沢口が言った。

「・・・多分、答えを探してるんだと思うよ。」
「答え?」

沢口は、笑って、うなずいた。

「うん。何かを探してるんだけど、それが何か分からなくて、ずっと、迷ってるんだ。」

私も、何を探しているのか分からなくなるときがある。
沢口が言った。


ああ、そうか。
俺も、探してたんだな。


「見つかった。」
「へぇ~?あったの、探しもの。」
「ああ。ありがとう、沢口。」

そういうと、沢口は笑って、どういたしましてと言った。


答えは、あった。
俺の探してた、

探し物。


探し物。
それは、お前の、心の中に。




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