風丸夢






葵「ねぇ、風丸。僕、君を一生手ばなす気なんてないんだけど、いいよね?」
風丸「ああ。というか、俺が手ばなす気なんてないんだけどな。」
葵「じゃあ、監禁してもいい?」

風丸「そんなの、今すぐ俺がしたいな。」
葵「じゃあ、手錠でも、鎖でも、足枷でも使って束縛してもいい?」
風丸「俺が懇願させてやるよ。」
葵「僕がするんだよ。」

風丸「随分反抗的だな。まぁ、俺好みに躾けるつもりだから、別にいいんだけど。」
葵「フン。そんな余裕そうにしていられるのも今のうちだよ。
  絶対に僕には逆らえないように躾けてやるよ。」

風丸「かわいいな、葵は。そんな無理なことをいって。」
葵「君ほどじゃないね。僕以外、目に入らないようにしてやるよ。」
風丸「俺の声以外聞こえないようにしてやるからな。」

全員「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!!!
   サディストっつうか、もう、鬼畜の域だろ、お前らぁっ!!!」

二人「ただの、愛情表現だろ。」




END




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