彼らの幸せを願う
<ホトトギス>
薬研「ホトトギスって知ってるか? 織田・豊臣・徳川の三将軍の性質をホトトギスで例えたものなんだが」
今剣「しってますよ! ころしてしまおうとしたり、なかせてみせようとしたり、なくまでまとうとするやつですよね!」
小夜「間違ってはいないと思うけど、何その認識」
五虎退「姐様は鳴くまで待ってくれそうですよね」
薬研「そうか? 姐御は織田信長に一番近いような気がするがなぁ。あの苛烈さとか」
今剣「あねさまはいがいとこうどうはです! なかせてみよう、がぴったりだとおもいますね!」
小夜「……ホトトギスではなくなってしまうけど、姐様はちゃんと選択肢を与えてくれるし、自分で考えさせてくれる人だから『鳴かぬなら それでもいいよ ホトトギス』とか、そんな感じだと思う」
今剣「なるほど!」
五虎退「確かにそんな感じですよね!」
薬研「ほぉ、上手く例えたなぁ」
小夜「姐様は優しい人だから、無理はさせないんじゃないかなって……」
今剣「小夜くんはいいこですね。よしよし」なでなで
小夜「そ、そんなんじゃ……」
五虎退「ぼ、僕も撫で撫でします!」なでなで
薬研「おっ、じゃあ俺っちも混ぜてもらうとするかね」わしゃわしゃ
小夜「わ、わっ」あせあせ
長谷部「……短刀達は何をやっているんだ?」
光忠「さぁ……。新しい遊びかな?」
お供「でも楽しそうですよ! 彼らが楽しそうだとわたくしめも嬉しいです!」
鳴狐「俺も」
光忠「彼らの明るい声を聞くと元気が出て来るよね」
国広「……あいつらが集まって楽しそうにしてると和む? な?」
国永「そうだな、和むな(国広も含めて)」
廣光「(国永も和んでる……)」
姐さん「私からすれば、全員もれなく可愛いんだがな」