【後輩本丸の日記を晒す】2






168 先輩丸
おっ!まだスレが残っているようだな!
また日記を借りることに成功したんで晒していくぞ!


169 名無しの刀剣
おお!先輩丸!


170 名無しの刀剣
よっしゃ来た!!!


171 名無しの刀剣
何冊目?


172 先輩丸
何と一冊目だ!最初の方は拙くて微笑ましいな
日記というか記録の様だ
途中会話文の様な所もある
全員が参加するようになったところから書こうか


173 名無しの刀剣
拙くて微笑ましいところも読みたいのですが


174 名無しの刀剣
日記で会話文って何wwwwww


175 先輩丸
最初だからか、後輩中心の話題が多いな

===
×月○日(晴れ) 担当:鳴狐
今日の昼休憩のときの出来事。
お供の狐は五虎退の虎たちとお昼寝をしていて、俺は別行動をとることにした。
読書でもしようかと思って部屋に戻ろうとした時、姐様とすれ違った。
「鳴狐。おや?お供の狐はどうしたんだ?」
「昼寝中」
「そうなのか。……今は暇か?」
「うん」
「では、私の相手をしてもらえないか?」
「え?」
「親睦を深めたい。お供を通した君の言葉ではなく、君の声で、君の想いが聞きたい」
その言葉は嬉しかったけれど、俺はあんまり話すのが得意ではないから、ちょっと困った。
口下手な俺ではつまらないだろうし、やっぱり狐を呼んだほうがいいかな、と思ってたら、姐様が言った。
「”もっと”を望むのはいけないことか」
「……え?」
「君を知りたい。君の声が聞きたいんだ」
駄目か?って首をかしげられたけれど、駄目なわけがない。
この後、多分向こう一カ月分くらい話したように思う。
疲れたけど楽しかった。
姐様も楽しんでくれたようで嬉しかった。
でも姐様にはもっと慎重な言葉選びをしてほしい。
心臓に悪いから。

一言
分かる。すっごくわかる。姐さんの言葉ってすっごく強烈だよね:光忠
もし口説かれているのだとしたら、口説き落とされてもいいと思う俺がいる:長谷部
心から同意するぜ、長谷部の旦那:薬研
やめておけ、死ぬぞ:廣光
にちじょうかいわでこれなのですから、ほんきでくどかれたひにはいのちをおとしかねませんよ:今剣
分からなくもないけれど、表現が物騒だよ:小夜
===

俺は大倶利伽羅と今剣に全力で同意しておく
ただでさえ並の口説き文句とは比べ物にならないような台詞を吐くのに、本気で来られたら確実に死人が出るだろうからな


176 名無しの刀剣
どんだけだよ


177 名無しの刀剣
俺、羞恥で折れそう……


178 名無しの刀剣
前回のエピソードでとんでもない男前だということは分かっていたけれども・・・


179 名無しの刀剣
君を知りたいとか普通に口説き文句だろ
これが日常会話とか顔から火が出るわ


180 名無しの刀剣
錬度高すぎだろ、後輩


181 名無しの刀剣
※女審神者である


182 名無しの刀剣
>>181そうだった


183 先輩丸
>>182俺や後輩の本丸の刀剣達は性別:後輩って認識だけどな
後言っておくなら、後輩の実力はこんなものではないぞ

===
×月△日(雨) 担当:大倶利伽羅
先日の鳴狐ではないが、姐さんに自重してくれと叫びたくなる事案が起きた。
俺も、俺自身の話を聞かせてくれとせがまれ、簡単な経歴なんかを話したんだが、その時に姐さんは俺が無銘刀であることに興味を持ったようだようだった。

「無銘刀なのに後世に名を残すなんてすごいな、廣光」
「まァ君は美しいからな。君の美しさが分かる人間がそれだけ多くいたということであり、君自身が人の目を引き付ける物を持っていたんだろう」

ここまで言われて、正直逃げ出したい気分になった。
姐さんの言葉は最後まで聞くと後悔する。
羞恥やらで苦しむことになるからな。
しかし聞かなかったらもっと後悔することになるだろうと思わせるものがあって、毎回最後まで聞いてしまう。

「でもそうか、無銘刀なのか……」
「君に、私の名を刻みつけてやりたくなるな」

全力で逃げ出してしまった俺は悪くない。

一言
ああ、思わず刀を差し出しそうになっちゃったんだね……:光忠
安心しろ、俺だったら差し出してから逃げたと思う:国永
姐様は今の主に満足していない刀剣に合わせたらいけない類の人だと思う:小夜
そうですね、刀は常に最高の状態にしておかなくてはいけませんね!:五虎退
あ、僕迂闊なこと書いたかも:小夜
もう遅い。ほとんど全員が切れ味を確かめに行ったぞ:国広
===

この日の戦績は聞かない方が身のためだと思った


184 名無しの刀剣



185 名無しの刀剣



186 名無しの刀剣



187 名無しの刀剣
大倶利伽羅のデレに戦慄し、後輩の言葉に戦慄し、後輩本丸の恐ろしさに戦慄した


188 名無しの刀剣
>>187それな


189 名無しの刀剣
てか、後輩の言葉の威力やばい


190 名無しの刀剣
小夜の言うこと分かる
確かに今の主に満足してなかったら羨ましく思っただろうなって思った
ま、俺は今の主に満足してるけど!


191 名無しの刀剣
大倶利伽羅が主大好き勢とか、どんな亜種本丸だよ・・・


192 名無しの刀剣
>>191むしろ全員主大好き勢だよ、この本丸


193 名無しの刀剣
五虎退が怖い・・・


194 名無しの刀剣
鶴丸の好奇心にも勝る主大好き度


195 先輩丸
>>194好奇心で死にたくはないからな
しかもこれを見る前に恐ろしい場面に遭遇してしまったから特にな

これは日記ではないんだが、俺たち先輩本丸に、後輩たちが遊びに来た時の話だ
その時御手杵と後輩が刀で打ち合いをしていてな
情けないことに御手杵の奴がすっ転んで後輩を巻き込んで倒れたんだ
慌てて上からどこうとしたんだが、物音を聞きつけて駆けこんできた、後輩の五虎退にその場面を見られてしまってな
一連の流れを知らない五虎退には御手杵が後輩を押し倒しているように見えたわけだ
状況を理解した瞬間の五虎退は、それはもう恐ろしかった
逆光の中で顔は表情すら分からないのに、目だけがらんらんと輝いていて、しかもそれが殺意に濡れているんだ
まずいと思って動き出そうとする前に、五虎退がすでに御手杵の前にいてな
しかもいつの間にか抜刀していて、御手杵の眉間を貫かんとしているところだった


196 先輩丸
そのとき、

「五虎退」

と、妙に落ち着いた声が割って入った

「安心してくれ。ただの事故だ。転んでしまっただけなんだ」
「……そうなんですか?」
「ああ」

ゆっくりと刀を戻し、五虎退がほっと息を吐く
それから慌てたように御手杵を見た

「す、すいません!僕、びっくりしちゃって……。めっ!ってしちゃうところでした!」

めっ!っていうか滅っ!って感じだったけどな!
その後はいつもの五虎退だったんだが、衝撃的すぎてしばらく頭から離れなかったな……
今でも鮮明に思い出せる
それ以来俺たちは後輩本丸の刀剣だけは怒らせないと誓った


197 名無しの刀剣



198 名無しの刀剣



199 名無しの刀剣



200 名無しの刀剣
こえええええええええええええええ!!!


201 名無しの刀剣
御手杵のラノベ主人公感やべぇwwwって笑ってたのに・・・


202 名無しの刀剣
ラッキースケベうらやまとか思ってたら・・・


203 名無しの刀剣
やばいやばいやばい


204 名無しの刀剣
五虎退もガチ勢か・・・


205 名無しの刀剣
この本丸は皆ガチ勢っぽいけどな!


206 先輩丸
まぁ、主たる後輩が刀剣大好きだからな!

===
×月×日(晴れ) 担当:薬研藤四郎
今日、白と金の猫を見かけた。二匹ともかなりの美人で、仲良く縁側で眠っていた。
あんまりにも微笑ましくって、思わず毛布でくるんじまったよ。あれは眼福だったな。
他の奴らにも見せたかったが、気配に釣られて起きちまうと思って、しばらく俺っち一人で堪能させてもらったぜ。
しかし無粋なことに風が冷たくなってきちまってな。可哀想だが起こすかと考えていたら、そこに姐御が通りかかってな。
「起こさなくていい、私が運ぼう」
って、一匹ずつ部屋に運んで行った。
姐御曰く、
「こんな無防備な姿を白日のもとに晒しておくだなんてもったいないだろう?」
ってことらしいぜ?
ってわけだから、昼寝は部屋でしような。
じゃねぇと貫かれちまうぜ?

一言
見事に貫かれた僕がいる:小夜
僕、部屋に運んでるのを見たんだけど、二人ともお姫様抱っこで運ばれていたよ:光忠
更に貫かれるような事実が発覚したんだが:長谷部
それよりも国広と国永が未だに布団から出てこないんだが、どうすればいい:廣光
姐様を投下しよう(提案):鳴狐
やめてあげてください:五虎退
===

思わず顔を覆った


207 名無しの刀剣
息をするように口説く、この後輩


208 名無しの刀剣
この人ホントに女審神者?
熟練のホストより口説き文句が洗練されてる気がするんだけど?


209 名無しの刀剣
でも嫌いじゃない


210 名無しの刀剣
乙女ゲーのパッケージ飾ってそう


211 名無しの刀剣
>>210それな


212 名無しの刀剣
てか、山姥切りはともかく、鶴丸を抱えられるとかすげぇな!?


213 先輩丸
ちなみに後輩の腕力測定結果(この当時のもの)
体重は短刀<鳴狐<山姥切<鶴丸<大倶利伽羅<長谷部<燭台切な

結果
姫抱き:大倶利伽羅まで抱えられるも、すぐに膝をつく
抱っこ:燭台切まで持ち上げられるも、足が浮く程度
おんぶ:燭台切まで背負えるも、背負って移動は困難

だそうだ
可笑しい、女子の腕力じゃない
って言うかお前ら、抱っことかしてもらったのか


214 名無しの刀剣
何でそんな測定したし
うちの伊達組が撃沈しちまっただろ


215 名無しの刀剣
>>214ノリだろ


216 名無しの刀剣
>>214むしろノリ以外に何がある


217 名無しの刀剣
>>214ノリじゃなきゃこんなことできねぇだろ


218 名無しの刀剣
>>214ノリはノリでも男子校のノリだって主が言ってる
後に黒歴史になるタイプのノリだって


219 名無しの刀剣
てか抱っこエピソードとかないの?wktk


220 先輩丸
>>219うちの本丸での話なら

うちの本丸は景趣を春にしていてな
よく庭で昼食を取ったりするんだ
後輩はまだ景趣を買うに至っていないから、後輩も招いては波をしたんだが、その時にうちの山姥切の布が桜の木に絡め取られてしまってな
無理に引っ張ると桜を傷付けてしまうだろう、と動けなくなってしまって困っていたんだ
それで踏み台でも持って来てやろうと立ち上がった時、後輩が山姥切を抱き上げたんだ
皆ぎょっとしたよな

「これで届くか?」
「と、届くが……。あんた重くないのか!?」
「刀一本抱えられない私じゃないさ」

といってから、少し考えて

「いや、刀十本抱えられない私じゃない」

って不敵に笑った
後輩本丸の刀剣達が崩れ落ちたよな


221 名無しの刀剣
口説くことで呼吸してるのかな、この後輩


222 名無しの刀剣
兄弟、良い子……
自分より桜の花を心配できるなんて優しい、尊い


223 名無しの刀剣
拙僧の全筋肉を持って同意するのである


224 先輩丸
ちなみにこのあとちょっとおまけがあってだな
後輩の助けを借りて無事に布を回収できた山姥切が、顔を真っ赤にしながら言ったんだ

「お、俺たちの主だってカッコいいんだからな!」

不意打ちを食らった俺たちの主が地面に突っ伏した


225 名無しの刀剣
普段デレない奴のデレって効くよね


226 名無しの刀剣
他にはー?


227 先輩丸
あまり言いたくないんだが、これも驚きの提供のためだ、仕方ない

俺の話が一つある
まだ後輩が見習いだった頃の話だ
俺が驚きの仕込みのために桜の木の上に登っていたことがあってな
その時不覚にも足を滑らせてしまって、木から落ちたんだ
やばい、と衝撃に備えようとしたんだが、衝撃は一向に襲ってこない
それで恐る恐る目を開けると、俺は後輩の腕の中にいた

「おや、てっきり春の精でも捕まえてしまったかと思いましたが、その正体はお転婆な鶴だったようで」
「君な……」
「お転婆もほどほどに、桜に連れて行かれる物と不安がられてしまいますよ」
「そんな不覚は取らないさ」
「ではこう言いましょう。危ないことは控えましょう?貴方が怪我を追うようなことがあったら、審神者さんが心を痛めましょうから」

結果:俺の惨敗


228 名無しの刀剣
何の勝負だよwww


229 名無しの刀剣
てか後輩の口のうまさよ・・・


230 名無しの刀剣
先輩丸も主のことが大切なんだっていうのが垣間見えてほっこりしたのは俺だけ?


231 名無しの刀剣
>>230俺もだ


232 名無しの刀剣
主に心配かけたくないもんねー


233 先輩丸
さて、今回はここまでにしよう
脱線したままだが、そろそろ日記を返さなくては
また後輩本丸の日記を見る機会があったらスレを立てよう
ではまたな


234 名無しの刀剣
あ、逃げた


235 名無しの刀剣
照れたんだな


236 名無しの刀剣
ま、先輩丸のことだから、またスレが立つさ


237 名無しの刀剣
早く次の機会があったらいいな




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