【こんのすけ】主の器がでかすぎる件【卒倒】






1 名無しの刀剣
ほんっっっと自重してください


2 名無しの刀剣
2げと
って、どうしたのさ>>1


3 名無しの刀剣
自重しろと言われるほどの主の器とは


4 名無しの刀剣
こんのすけが卒倒するとか何事だよ


5 名無しの刀剣
面白そうだしスペックちょうだい!


6 宗三
>>1こと宗三左文字です
僕については良いですよね

僕らの主はとんでもなく男前な女性です
武器としての本能をわしづかみにするような発言を繰り返されて、いつ心臓が止まるか気が気じゃありません
僕らはそんな主を親しみをこめて「姐様」と呼んでいます


7 名無しの刀剣
宗三がスレ立てって珍しいな


8 名無しの刀剣
とりあえず宗三が主大好きなのは分かった


9 名無しの刀剣
武器としての本能をわしづかみにする発言が気になります・・・


10 名無しの刀剣
心臓が止まるとか大げさすぎません?www


11 宗三
これは錬度が低く、なかなか武勲を立てられずにいた厚に言った言葉なのですが……

「誉を取れず焦るのも、人の身に慣れずもどかしく思うのも無理はない。昼の戦場を得意としていないというのもあるだろう」
「しかし案ずるな。もうすぐ君のための戦場が開かれる」
「宵闇を駆けろ、厚藤四郎!刀を振るえ!力を示せ!そして捧げろ、私に勝利を!」

こんなこと言われたら誉れ取るしかないですよね


12 名無しの刀剣
あっかん!!!


13 名無しの刀剣
これはいかんぜよ……!


14 名無しの刀剣
何これ反則ぅ!!!


15 名無しの刀剣
主君にこんなことを言われたら、誉を取る以外の選択肢がありません・・・!!


16 宗三
そしてとどめです

「闇にひらめく”厚藤四郎”はさぞ美しいだろう。君の活躍、楽しみにしている」

誉持ってかれましたよね


17 名無しの刀剣
うわあああああああああああああ!!!


18 名無しの刀剣
ずっりぃ!これはずりぃよ!!


19 名無しの刀剣
むしろ主にここまで言われて誉れを取らないなど怠慢だろう


20 宗三
ちなみに厚はこの方を姐御と呼んでいます


21 名無しの刀剣
そんなん呼ぶわ!なんだこのかっこいい審神者!


22 名無しの刀剣
俺も姐御って呼ぶわ


23 名無しの刀剣
んじゃ宗三の主のコテハンは「姐御」な


24 名無しの刀剣
で?そんな姐御がこんのすけを卒倒させたことって一体?


25 宗三
これは新たな戦場が開かれる時の話なのですが、まずは一体どんな地で、どんな部隊で臨むのが最善であるか、先遣隊を出すんです
もちろん下調べはしますが、彼女には彼女のやり方がありますからね
それでその先遣隊に、僕を含む打刀を中心とした刀剣が選ばれたのです
僕たち打刀は遠戦も夜戦も行えますから、どんな戦場だろうと適応して見せるだろう、と


26 名無しの刀剣
確かに打刀が一番安定してるよな
今のところ、どの戦場でも影響を受けないし


27 名無しの刀剣
弟達と共に夜の戦場を駆けることが出来て羨ましい限りです


28 宗三
多少の負傷は負いながらも、僕たちで制圧できるだろうと判断し、僕達はどんどん戦場を進んでいきました
主に捧げる勝利がほしいという、その一心で
そして結果として、僕たちはその戦場の本陣を落とし、姐様に勝利を捧げることが出来ました


29 名無しの刀剣
おお!おめでとう!


30 名無しの刀剣
分かる
中途半端なところで帰城の命が出るとまだ足りない、物足りないって思うよな


31 名無しの刀剣
ここまでなら問題なさそうだけど?


32 宗三
>>31ええ、問題はその本陣で起こったのです
本陣は落とせたのですけれど、僕たちは分断させられて、僕一人だけ、部隊から引き離されてしまったんですよ
その時に喉をつぶされて、仲間も呼べない状況で、一振りを確実に折るための策を張ったのだと僕は思いました
けれどそれは違ったのですよ
相手は短刀二振り
一振りがおとりとなって僕に破壊され、もう一振りが僕の腹に穴を開け、体内に侵入してきたのです


33 名無しの刀剣



34 名無しの刀剣



35 名無しの刀剣



36 名無しの刀剣
まじか


37 名無しの刀剣
え?何?体を乗っ取る的な???


38 名無しの刀剣
>>37お前、映画の見すぎだろ・・・(震え声)


39 名無しの刀剣
穢刀の穢れで俺たちを堕とそうとしたのか・・・?


40 名無しの刀剣
>>39あいつらにそこまでの知能があんの?


41 宗三
姐様の推察では僕らの錬度と彼らの錬度は意味合いが違うのではないか、とのことです
彼らにとって錬度とは知能のことなのではないかと
錬度が上がるごとに刀装を使うようになるのもそのせいではないかと
あくまで姐様一個人の考えですので、鵜呑みにはしないでくださいね?

続き
体内に穴が開き、僕は重傷を負いました
けれど折れるようなことはなく、そのことに疑問を持ちつつも、思考するだけの体力は残されていなくて、意識を保つのが精いっぱいでした
そんな僕を仲間たちが見つけ、帰城するためにゲートをくぐったのです
そして僕たちの帰りを待っていた姐様の顔を見て、僕はようやく気付きました
喉をつぶしたのはこのことを仲間たちに伝えさせないため
殺そうと思えば殺せたのにそれをしなかったのは、本丸内に入り込むため
そして確実に、審神者を殺すためだったのです


42 名無しの刀剣



43 名無しの刀剣



44 名無しの刀剣



45 名無しの刀剣
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!?


46 名無しの刀剣
下手なホラーより怖い


47 名無しの刀剣
こんなことになるなら自害する


48 名無しの刀剣
>>47自害できる体力が残っていたらな


49 名無しの刀剣
しかも主いるとかああああああああああああああああ!!!


50 名無しの刀剣
姐御おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


51 宗三
声が出たら僕も叫んでいましたよ

姐様が僕を手入れ部屋に運ぶよう指示した時、僕の体内から遡行軍の短刀が飛び出してきました
それは刀剣達には目もくれず、一直線に姐様を目指し、刃を向けました
突然のことに誰も動けずにいました
姐様が殺されてしまう
そう思っていました
けれど、敵短刀の刃が姐様を貫くことはありませんでした
姐様がそばにいた一期の刀を使い、刃を滑らせて軌道を変えたのです
ぎゃりぎゃりと刀の擦れ合う音が響き、その勢いのまま、敵短刀は地面に激突しました
ふらふらと体勢を立て直す敵短刀から刀を抜きとり、姐様は笑みを浮かべました

「君たちもなかなか考えるな。体内に入り込んで本丸の襲撃を企てるとは。だがな、私たち審神者が、自分の刀に入り込んだ異物に気づかないわけがないだろう?」

姐様は浮かべていた笑みを消し、怒気をにじませて敵短刀に刀を向けました

「”人”をなめるな」

格好よすぎて自分が重症であることも忘れて姐様の勇姿を網膜に焼きつけることに必死でしたよね


52 名無しの刀剣



53 名無しの刀剣



54 名無しの刀剣



55 名無しの刀剣
あ、姐御おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


56 名無しの刀剣
かっこよすぎか!!!


57 名無しの刀剣
姐御と呼ばれる理由の神髄を見た


58 名無しの刀剣
格好よすぎて酔いが覚めちまったじゃないのさ!


59 名無しの刀剣
自分の主様に置き換えて死にそうになりました


60 名無しの刀剣
>>59わかる


61 名無しの刀剣
>>59同士がここに


62 名無しの刀剣
>>59お前は俺か


63 宗三
ちなみに使用された一期が色々と重症でした


64 名無しの刀剣
そらそうなるわ


65 名無しの刀剣
こんなの無事でいられるわけがない


66 名無しの刀剣
心が重傷を負うこと請け合いだよね


67 宗三
まぁ、これだけなら平和だったんですけどね


68 名無しの刀剣
これを平和と言える宗三のメンタル何なの


69 名無しの刀剣
>>68待て
これだけじゃスレタイ詐欺だ
こんのすけが卒倒するような事態になっていない


70 名無しの刀剣
>>69十分卒倒案件なんだが


71 名無しの刀剣
この後のことなんて考えたくもない


72 宗三

「さて、君の処遇についてだが、私の刀剣を傷付けたという事実もあり、正直なところ、今すぐにでも斬り捨ててしまいたい」

姐様はそう言って、手の中で短刀を遊ばせました

「けれどそれは得策ではない。遡行軍の一振りを捕獲することが出来たのだから、情報を引き出さないで破壊するなんて、もったいないだろう?」

そう言って口角を上げた姐様に、敵短刀はひるんだ様に後退しました
しかし、後退したところで本体は姐様の手のうち
敵短刀は諦めたようにうなだれました
そのことに姐様は満足げに頷き、即座に僕の手入れに入りました


73 名無しの刀剣
物騒だけどかっこいいな、姐御


74 名無しの刀剣
>>73物騒って僕らが言っていいセリフなの?


75 名無しの刀剣
てか姐御冷静だなぁ
普通もっと動揺しねぇ?


76 宗三
>>75正直僕は姐様が動揺らしい動揺を見たことがありません
もともと表情が大きく変化する人ではないので、顔に出ないだけかもしれませんが

続き
この後、僕を含む刀剣達で敵短刀を破壊してしまうよう姐様の説得を試みたのですが、彼女はどこ吹く風

「敵意を見せたら斬ればいい」

ここまで来ると敵短刀すらもうろたえていましたよ


77 名無しの刀剣
うろたえもするわ


78 名無しの刀剣
むしろどうしてあんたはうろたえないんだ


79 宗三
しかもその後驚くことに姐様は敵短刀の手入れをし、色々と禁止事項は設けつつも自由にさせていたんですよ
敵短刀がそれをきちんと遵守していたことにも驚きましたけど


80 名無しの刀剣
おっふ


81 名無しの刀剣
ここまで来ると姐御って最強なんじゃないかと思えてくるな


82 宗三
自由にさせつつも姐様はきちんと政府に掛け合い、敵短刀を引き渡そうとしたのですが、政府の方が受け取りを拒否してきたんです
逆に情報を盗まれたら困るとかいろいろ言っていましたけど、ぶっちゃけると怖かったんでしょうね
この小さな穢刀が


83 名無しの刀剣
それに比べて政府ときたら


84 名無しの刀剣
姐御の度胸を見習えよ政府・・・


85 名無しの刀剣
>>84いや、姐御のメンタルはちょっと可笑しいレベルだぞ???


86 宗三
仕方なくそのまま本丸でとらえていたら、どうやら敵短刀が姐様に完全服従しまして、懐刀の様な事まで始めたのですよ


87 名無しの刀剣
ふぁっ?


88 名無しの刀剣
はい?


89 宗三
姐様の懐から突然飛び出してきた敵短刀に驚き、こんのすけはびっくり仰天
泡を拭いて倒れ込んでしまいました
敵すら懐柔してしまう姐様に、僕らは「さすが姐様」以外の言葉がありません









この敵短刀、どうしたらいいです?


90 名無しの刀剣



91 名無しの刀剣



92 名無しの刀剣



93 名無しの刀剣



94 名無しの刀剣
そんなんこっちが聞きてぇよ!!?


95 名無しの刀剣
もうやだこの姐御・・・


96 名無しの刀剣
この人の上手をいける存在が思い浮かばない


97 名無しの刀剣
>>96それな


98 名無しの刀剣
もう姐御がいたら世界は平和になる気がしてきた


99 名無しの刀剣
それな


100 名無しの刀剣
終われ




2/2ページ
スキ