改変された世界で
今世の姐さん
審神者・椿としての生を終え、改変された世界に転生した少女。
自分の命であり、誇りである刀たちも、何を置いても守りたい両親も、審神者になってから得た大切なものはすべて無くしている。
そのため今世で大切なものは今世の家族だけである。
しかし、その家族のために戦うと決めた翌日、その家族すらも奪われ孤児として生きていかなければならなくなった。
その後、保護施設で過ごすことになるのだが、その施設に歴史修正主義者が来て、椿を引き取る。
幾度となく繰り返された喪失に心が耐えきれず、時の政府に敵対することに戸惑いはない。
歴史修正主義者になってからの椿は遡行軍を自分の刀として率いることはほとんどないが、刀の扱いに長けているため、遡行軍に慕われている。
遡行軍の士気向上及び、審神者側を引っかき回すのが主な仕事。そのためよく戦場に現れる。
自分の存在が正史的に正しくないことを理解しており、いつか修正されると覚悟している。
けれど足掻くこともせず、それを受け入れるつもりはないので全力で抵抗する所存。
清く正しく歪みの中をまっすぐに突っ走っているため、前世の椿とは大きな矛盾が見受けられる。
穏やかで親しげな笑みを浮かべながら審神者たちを地獄に堕とす悪鬼となった。