姐さんにガチ恋男士






大般若とは逆の選択肢をしたうちの子の話して良い?

お、いいぞー
次誰だ?
大般若が意外だったから、次は誰が来るのか楽しみだ
逆ってどういう意味で逆なの?

山鳥毛だよ
辛くとも側にいたいっていう選択をしたの
「想いは伝えない。友人の一線は越えない。
 そう決めたのは私だ。それを破るつもりはない」
とのことです
たまに想いが溢れそうになっているけどね

山鳥毛!?
お頭!?
いや、めっちゃ意外なんだけど
似合うんだけどね、姐さんの後ろに控えてる姿とかめちゃくちゃ様になってる
極道じゃん
控えめに言って輩とお嬢なんだけど
光忠とか南泉くんを添えると完璧
やめろwww

ところで想いが溢れそう、とは

思わず好きって言っちゃいそうになったりしてる
本当に友達みたいに接してくれていて、山鳥毛を見掛けると笑顔で駆け寄ってきてくれたり、他の子より砕けた口調で話したりしてくれるのが嬉しいんだって
盛大に桜を舞わせてるよ
本人曰く
「まだ、想いが昇華出来ていないだけだ。いずれ時間が解決してくれる」
ってことらしいけど

せ、切ねぇ~!
何でそんなこと言うのちょもさん~!
でもこれが一番警戒されずに近くにいれる方法ではある
それ
友人って姐さんにとったら一番近しい立ち位置だろうし
特別なのは刀剣男士だろうけど、距離が近いのは確かにそうかも
友人なら気の置けない立場に立てるな
姐さん、友達って呼べる人、審神者界にいないもんな
ぼっちみたいな言い方すんなよ
友達同士で審神者出来てる奴なんていないだろ
そういう意味ではある意味特別になれる唯一の立ち位置かも

姐さんとの出会いは演練場だった
最初は腰に差した見事な太刀が目についたらしいの
凄く大事にされているのが分かって、それでその持ち主はどんな人なんだろうって興味が湧いたんだって
丁度、姐さん達の本丸が戦う番だったから試合を見ることにしたんだって
実力は拮抗していて、ほんの少しの差で姐さん達の本丸が勝利を収めた
辛勝って言葉がぴったりの勝利で、そんなギリギリの勝利だったから、姐さんもかなり嬉しかったみたい
そのときの花が咲いたような笑顔に一目惚れしたんだって

まさかの一目惚れ
刀に目が行くのはやっぱ刀剣男士だなって思う
分かる
そこから持ち主に興味が行くっていうね
姐さんってあんまり表情変わらないイメージあるから、その顔ちょっとみたいかも
姐さんって感情の起伏があんまり表に出ないからな
笑うときも微笑んだり、口元を隠して「ふふっ」って感じに笑うからな
たまに口角を上げていたずらっぽく笑うときもあるらしいけど、それが見れるのは刀剣たちだけやろうしな
笑顔に一目惚れっていいなぁ

そのとき私も隣で見てたんだけど、もの凄い接戦だったから応援につい熱が入っちゃって、「凄かったね!」って山鳥毛に声をかけたんだ
でも山鳥毛から反応が返ってこなくて、おかしいなって思って彼を見上げたら真っ赤な顔で姐さんのことをじっと見つめてたんだ
私、この時初めて人が恋に落ちる瞬間を見たよ

その瞬間見たかった
確かにみたい



「椿さんって鋭い人だと思っていたけれど、本当は鈍い人なんだね」
「いいや、そんな事はない。彼女はとても鋭い人だ。だから私がこの関係を壊すようなことを言おうとすると、凄く悲しい顔をする」
「彼女は私と友人のままでいたいのだろう。私の想いが昇華されるのを待っているんだ」

「私は彼の気持ちを否定する気はありません。想いを告げられても、何も困ることはありません」
「ただ、私が彼の想いに応えないと言うだけの話で、私は何も変わりません」
「彼が辛い思いをする、ただそれだけです」
「彼が本当に伝えたいなら、私の制止など振り切って伝えればいい。けれど私は断る以外の答えを持ちません」
「でも私はとんでもなく卑怯で、どうしようもない人間です。だから、一刻も早く彼の想いが昇華されるのを願っている」
「友人になりたいと言ってくれたのが嬉しかった。ただの“椿”として過ごせる時間が楽しかったから」

そっか
姐さんを崇拝の目で見てる刀剣男士は多い
先輩審神者にも一人の審神者としてみられていて、後輩達からも慕われている
姐さんの刀剣の前で見せる姿も素なんだろうけど、友達の前で見せる姿とはまた違うよな
正直友達の前の姐さんって想像できないんだけど
それだけはっきり公私の区別をつけてるってことだろ

「今後一切、気持ちが変わることはない、と……?」
「私の全ては私と自らの刀剣男士だけのもので、彼に一欠片だって譲ることが出来ない。それだけ彼らを愛しています」
「でも、刀剣男士を愛せるなら、彼のことも……」
「いいえ。私は刀剣男士を刀剣男士以外のものとして見ることが出来ません。彼が刀剣男士である以上、私は"自分の物として愛でる"以外の愛し方が出来ないのです」
「それは、彼の望む愛し方ですか?」
私は答えられなかった
山鳥毛はきっと人間みたいな恋をしてるんだ
だからそんな愛され方は望んでいない
他の誰とも違う、彼女の唯一になりたいんだ
彼女は山鳥毛の想いを否定しない
想いを告げることへの制限もしない
けれど、寂しいんだと思う
友人を失うのが悲しいんだ
自分は平気、みたいな言い方をしていたけれど、本当は彼女の方が辛いのかもしれない
山鳥毛はそんな心情を正確に読み取ってしまっていて、想いは伝えたいけれど、彼女を傷付けたくないって言う考えの方が強いみたい
だから友人以上は望まず、ただ側にいることを選んだんだって

つら
姐さんに脈があれば推せたんだけど……!
もし仮に姐さんと恋人になれたとしても、姐さんとじゃ幸せにはなれないと思う
失礼すぎる
じゃあお前は絶対に一番になれないって分かってるのに、幸せになれるのか?
好きな人が自分じゃ無い誰かを常に想っていて、そいつのためなら何だってするんだぞ?
そいつのために平気で傷付いて、平然と命を差し出すんだぞ?
でも分かる
姐さんは自分と刀剣男士の命を天秤にかけたら、何の躊躇いもなく刀剣男士を選ぶ
一瞬の迷いもなく、それが当たり前であるかのように
うん、姐さんは自分の刀のためなら命だって惜しまない
事実、命懸けで刀の打ち直しを行った事例がある
姐さんは絶対長生きしてくれない
人としては尊敬出来るし、好きだけど、一生をともにする相手に選ぶような人じゃない
姐さんと一緒に死ぬ覚悟を持っていて、それを実行できる奴じゃないと、隣には並べないと思う
姐さんは刀剣男士のために生きていて、刀剣男士のために傷付いて、刀剣男士のために死んでいく
それを許せる度量がないと、姐さんの恋人にも伴侶にもなれねぇよ
ハードルが高すぎる
もしくは姐さんの刀剣たちを超えるくらい、姐さんの特別な存在になるか、だな
無理だろ
鬼畜過ぎる
多分、一秒間に腕立て100回の方が簡単
不可能なんだが???

そこまで言う???

お前は分かってない
ちょもさんに聞いてみ?俺らと同じ意見だと思うぞ
はっきり言ってお頭の判断は正しいと思う
姐さんって人間の思考を模倣した人外なんじゃないかって思うときある
あまりにも酷い言い草だな
さすがに言い過ぎ、って言いたいのに納得してしまう自分がいる
多分アレだよ
「分かるー!それ俺も苦労したー!」って共感できる部分と、「そこに至ったプロセスは???」って聞きたくなるような思考との落差のせいだよ
姐さんは審神者代理してる刀剣女士
姐さんは竹刀の付喪神だよ
紅紫苑の擬人化
お前ら「人間としての姐さん」を愛してる刀剣男士たちの前でそれ言える???
ごめんなさい
冗談です、もう言いません
申し訳ございませんでした
話を変えよう!
友達の前の姐さんについて知りたいです!
それ気になる!
あと、ちょもさんがぐっと来たとことか聞きたい

山鳥毛も言ってた……
「特別になることを臨むものでは隣には立てない」って……
何なの、私にはちょっと理解できない……
姐さんは懐に短刀を忍ばせてたから、完全に二人きりとは行かなかったんだけど、少し前に二人で出かけたことがあったんだ
そのときに姐さんが「食べ歩きをしたい」って言ったんだって
「出店の食べ物だけでお腹いっぱいになりたい」って
「私は学生の時、剣道をしていたのだけれど、スポーツをする人間にとって体は資本だろう?だからきちんとしたご飯を三食食べることを心がけてきたんだ。まぁ、それだけじゃ物足りなくて、一日に四食くらいは食べていたけれど」
「それで、刀剣男士たちにも、きちんとした食事を取ることを推奨していて、審神者になってからはそういうことをしたことがないんだ。だから今日は普段しないことをしたくて。付き合ってくれるか?」
「○○さん(私のこと)には言っても良いけど、私の刀剣男士には内緒な?」
って言われたから、二人で食べ歩きをしながら、普段姐さんがあんまり行かない区画を案内したって

姐さんって結構きっちりしてるもんなぁ
真面目でストイックだから、スポーツ選手とか向いてるんじゃないかな
一途で一生懸命だから、剣道に対して真剣に、大事に向き合ってたんやろ
懐に短刀ちゃんがいるんですが、それは……
遊び心もあるけど、羽目を外しすぎないイメージ
分かる、自制心強そう

意識を沈めててくれたみたい
だから姐さんが楽しんだことしかわからなかったらしいよ
ちなみに懐にいた今剣からは「きょうのあねさまはずっとたのしんでおられて、ぼくのほうもうれしくなっちゃいました!」とのお言葉をいただきました
山鳥毛が派手に桜を舞わせたのは言わずもがなだよね

刀剣たちの山鳥毛の印象は悪くないんだな
嫉妬とかはしないのかな
まぁ、姐さんの刀剣たちも姐さんに似て、理由無く相手を嫌ったりしないから
山鳥毛が姐さんの害になると判断したら、一瞬で手のひらを返すけどね
刀剣たちは姐さんのことを女性として好きなわけじゃないし、姐さんが幸せならそれでいいんじゃない?
まぁ、山鳥毛を刀として褒めたりしたら嫉妬するだろうけどな

やめて怖い
次、ぐっと来たとこね
彼女の手を見る機会があったらしいんだけど、彼女の手ってたことかアカギレが凄いらしいの
凄い努力してきた人の手なんだって
姐さんは剣道をやってたって言ってたし、今でも竹刀を振るったりしてるって言ってたし
家事や炊事も出来るだけ関わってるみたいだから、そのせいだと思う
好きなものや好きなことを大切にして、大事なものを疎かにしない
けれどそれはとても大変なことで、それをおくびにも出さずに続けるのは、とても凄いこと
そのとき改めて素敵な人だなって思ったんだって
それでね「君はとてもかっこいい人だな」って褒めたんだって
そのときに姐さんは凄く嬉しそうに、けれどちょっと自慢げに「だろ?」って言って笑ったんだって
その「にかっ」て音がつきそうな無邪気な笑顔が「凄く可愛かった」とのこと

姐さんが自慢気って珍しい気がする
うん、姐さんって相手を持ち上げる形で謙遜するイメージある
確かにそうだけど、自分の誇りを持っていることに対しては謙遜しないぞ
ああ、「私の刀剣男士は最高だろ!」みたいな
しかし、ちょもさん、ホントに姐さんが好きなんやな
姐さんを可愛いって言うやつはなかなかいないぞ???
女の子なんだけどね、姐さん
姐さんの顔見てみ?内面が顔に滲み出てるから
つまりイケメンってこと?
そう、しかもクール系
優しい性格とのギャップがやばいな




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