ヒロアカ世界に転生した姐さんの話






・刀剣乱舞×ヒロアカ
『私は漆黒の天使らしい』
ホー常♀の娘に産まれた姐さんの話。
個性は剛翼。翼の色は黒。
黒髪に金眼。

常闇くんは公安所属のプロヒーロー。
ホークスは剛翼なし。
けれど、椿には何故か剛翼が見えている。

***

踏陰「し、漆黒の天使……!!!」
啓悟「かっ……わいい………!!!」
踏陰「け、啓悟さん、私は天使を産んでしまった……!!!」
啓悟「そりゃ、月の神様が産んだ子だもん。天の使いが産まれるのは当然でしょ?」
椿(この人達面白いな……)
椿(というか母さん、獣人とかそういう生き物なんだろうか。父さんは翼が生えているし……)
椿(おそらく輪廻転生の末に、何らかのバグで記憶を持って生まれてしまったんだろうが、世界は随分と様変わりしているようだ……)
椿(まぁでも、優しそうな人達で良かった……)

***

啓悟「つ、翼ちっちゃ〜……! 何これかわいい〜!! ええ、うそ、かわいすぎる……!!」
黒影「ホークスの色違イダナ!」
啓悟「踏陰と同じ色だね」
椿(父さんの翼は、綺麗な赤色だけど、私の翼は黒いのか……)
椿(というか、“かわいい”と言われたら振り返ってしまいそうなほど“かわいい”と言われているな、今世の私)

***

言葉を話せるようになったくらいで「赤色で綺麗」と言って、常闇くんを泣かせる未来が待ってる。

踏陰「わ、分かるのか、椿には……。啓悟さんの翼が見えるのか……?」
椿「……? おそろい、ちがうの?」
踏陰「いいや、違わない。椿の翼は、お父さんから受け継がれたんだよ」
黒影「色ハ俺達とオ揃イダケドナ!」
椿「んふふ、みんなおそろい」
踏陰「そうだな。家族みんな、お揃いだな」

啓悟(え、え~~~? 三人で抱き合って何してるの~~~???)
啓悟(かわいすぎる……。俺も混ぜて欲しいけど、ずっと見てたい気もする~~~)

椿「おとうしゃん、みてるだけ?」
踏陰「啓悟さん?」
黒影「ドウシタノ?」
椿「おとうしゃん、ぎゅうしないの?」
啓悟「します」

***

3歳くらいで個性が発動して、羽根を動かせるようになる。

啓悟「あ゛っ!? ま、待って!!?!? ふみちゃん!!! 椿が羽根パタパタしとう、ばり愛らしか!!!!!」
踏陰「何だって!!!??」
黒影「俺モ見ル~!!」
啓悟「録画!! 録画しないと!!!」
踏陰「抜かりない! ビデオカメラは準備してある!!」
啓悟「流石ふみちゃん!」
黒影「スマホ撮影は任セロ!」
踏陰「任せた!!」
椿(相変わらず面白いな、この人達……)
椿(もう少しパタパタさせておくべきか………?)

***

5歳くらいになると、羽根が大きく成長する。

啓悟「羽根も随分大きくなってきたね~」
踏陰「そうですね。それに、最近では羽根を切り離して動かすことも覚えたようで」
啓悟「まだ教えてないのに? すごかねぇ、椿」
椿「んふふ、もう浮けるよ」
啓悟「え? もう飛べるの?」
椿「ちょっとだけ」

まだ数十秒ぐらいが限界。それでも家族は大喜びで豪華な夕飯を用意した。

椿「…………今日って、特別な日だったっけ……?」
啓悟「何言ってるの! 今日は椿が空を飛んだ日だよ!? こんなおめでたい日、お祝いしないでどうするの!?」
踏陰「ああ、そうだとも。むしろ、もっと豪勢でもよかったくらいだ」
椿「ううん、十分だよ。これ以上豪華にされてしまうと、誕生日が特別な日でなくなってしまうから」
踏陰「ああ、そうだな。椿が産まれた日だものな。一番特別な日だ」
啓悟「確かにそうだね。今年の誕生日も楽しみにしててね?」
椿「うん、楽しみにしている」




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