黒バスキャラがどうしようもない殺人鬼だったら






「殺人鬼」とは、殺人に得も言われぬ快感を覚える常軌を逸した存在。
殺人鬼には危険度を示す尺度があり、0を一般人とした0~7までの8段階で設定されている。
0~4までの殺人犯は「一般的な殺人鬼」であり「殺人鬼予備軍」とされる。
5~7は殺人犯の中でも常軌を逸した存在とされ「殺人鬼」と呼ばれている。
「殺人鬼」は殺戮衝動が異常で、人を殺すことを渇望し、人を殺すためなら人間の限界を超える(脚力だけで垂直な壁を登る、など)

Lv0 一般人(基準)
Lv1 異常な破壊願望などの危険思想を持つ
Lv2 殺意を持ち、人を殺そうと試みたり、殺人に興味を持つ
Lv3 殺意の有無に関わらず、何らかの形で人を殺す
Lv4 人を殺すことにためらいを持たない
Lv5 大量殺人を犯したり、快楽を得るために人を殺す
Lv6 殺人を日常、またはごく当然のことと捉えて人を殺す
Lv7 規定不能

この尺度は、ごく一般的な見解により定められている。
なお、殺人鬼の危険度は身体能力の高さ、殺戮衝動の頻度、意欲、思想概念、殺人時の残虐性、殺人人数、殺人件数に基づき、殺人内容、本人の思考回路、性格、年齢によりレベルが上下することもある。


殺人鬼には「部族」が存在し、殺人鬼全体が一つの「部族」とされている。
殺人鬼は自分たちが絶えないように「部族」の中で「同族」(一族とも言われる)を作り、その中でさらに「身内」という疑似一家を作る。
殺人鬼は少数で、自分たちの部族を絶やさないように、本能的に部族を愛し、大切にする性質を持つ。
しかし、すべての殺人鬼が部族を愛するわけではない。
身内だけを異常に愛する者もあれば、自分以外の殺人鬼を愛さないものもいる。
基本的殺人鬼同士が殺しあうことはないが、まれに同族同士で殺しあうときがある。
そうなってしまった場合、他の同族が殺し合いを始めた同族を、他の同族に被害が及ばないように根絶やしにする。

同族には、一族の象徴的存在が一人生まれる。
その象徴(長子、または御子、神子などと呼ばれることもある)が誕生した身内は、同族の中で格が上がり「王族」または「神族」とされる。
王族の人間、または象徴が殺された場合も、同族の人間により、殺した同族は皆殺しにされる。


殺人鬼同士には、部族であることを知らせる「共鳴」というものがある。
一般的な「共鳴」の意味合いも含まれるが、殺人鬼同士の共鳴は、自分が部族であることを認知させるために本能が震え動かす振動のこと。
物理的に行うのではなく、本能が察知するものなので殺人鬼同士にしかわからない。

「共鳴」には、いくつかの種類がある。
代表的なものは「身内」であることを知らせる「共鳴音」と「同族」であることを知らせる「共振音」の2つ。


殺人鬼の殺戮衝動を抑制させるために「殺人鬼保護団体」なるものが存在する。
殺人鬼保護団体とは、殺人鬼を保護し、その見返りに国の利益のために働かせる機関のこと。
国の不利益になる人間の暗殺、犯罪者への極刑を下したりすることで、一般人への殺戮衝動を抑えることを目的としている団体のことである。
保護するのは、Lv5以上の殺人鬼、国のために働く意欲のある殺人者。レベルの高さにかかわらず危険だと判断された殺人者である。
殺人鬼の存在は一般人にも認知されており、学校の授業で履修したり、書籍なども発行されている。

「殺人鬼保護団体」と対極に「反殺人鬼集団”レジスタンス”」が存在する。
殺人鬼を批判するデモ隊のような集団で、そのほとんどが家族を殺人鬼に殺されたものたちで構成されている。
酷い時にはテロさえ起こす、危険思想集団。殺人鬼を根絶やしにするために活動している。




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