【ブラック】訳あり本丸に研修に行く【確定?】前編






160 名無しの見習い
見習い、戻ってこねぇな・・・


161 名無しの見習い
ああああああ、大丈夫かな・・・
何があったんだろ・・・


162 名無しの見習い
もうこの展開いいって・・・
このスレ始まってから何回目だよ・・・
もうすぐ200行くじゃねぇか・・・


163 名無しの見習い
>>162気になるんだから仕方ないだろ?
見習いも薬研も心配だし、花のことも気にかかるし


164 名無しの見習い
花がいなくなったってどういうことだろうな?
見習いや薬研じゃなくて、花に何かあったってことか?


165 名無しの見習い
>>164もしかしたら薬研に何かあったんじゃなくて、花に何かがあって、薬研が叫んだとか?


166 名無しの見習い
>>165在り得るな・・・


167 名無しの見習い
このスレってホント胃に悪い・・・


168 名無しの見習い
>>167それな!!!


169 名無しの見習い
何でもいいから全員無事でいてくれ!!!


170 見習い
みんなが政府を敵だって言ってた理由が分かった
政府、敵だわ


171 名無しの見習い
!!!


172 名無しの見習い
見習い!!!


173 名無しの見習い
戻ってきたああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


174 名無しの見習い
よかったああああああああああああああああああああああああああああ!!!


175 名無しの見習い
何があった!?


176 名無しの見習い
見習いも花も薬研も、みんな無事か!?


177 見習い
私は大丈夫
薬研さんも
でも花さんはあんまり無事じゃないかも……


178 名無しの見習い
花!?怪我とかしたのか!!?


179 名無しの見習い
落ちてからの経緯詳しく!!!


180 見習い
ところどころ省略して書くけど勘弁してね
まず花さんがいなくなったって言って落ちたところから

薬研さんが叫び声を上げた時、私も駆けつけようとしたんだけど、一期さんに止められて、詳しいことは全く分からなかったんだよね
私この時混乱しちゃって、花さんをブラック審神者かもって疑っちゃってさ
それで、ここはどういう本丸なのかって、庭先にいた花さんに詰め寄っちゃったんだ
そうしたら花さんに「担当さんから何も聞いてないの?」って逆に聞かれちゃって、二人でぽかんとしちゃったよね
で、花さんが何も聞いてないなら自分が説明するって説明してくれようとしたんだけど、その時花さんの端末に電話が入ったんだ
相手は後で分かったんだけど担当さん
この時は相手が誰かわからなかったんだけど、政府からの重要案件だったら困るから、どうぞ出てくださいって促したの
それで花さんは少し離れた門の前に行って電話に出たんだ
そんなとき、今度はこんのすけさんが大声をあげて本丸内を走り回っている音が聞こえてきたの
「花様はどこですか!?」って
すごくあわててたから「どうしたんですか?」って尋ねたの
政府からの書類が届いてるから花さんを探してるって言われたんだ
そして私にもどこにいるか知らないかって聞かれたの
それで私、花さんなら門の所にいるよって答えようとして、門を振り返ったんだ
でもね、そこに花さんの姿はなかった


181 名無しの見習い
えっ
何で一期止めんの?


182 名無しの見習い
てか花は担当が説明してるもんだと思ってたんだな


183 名無しの見習い
話しされてもやましいことはないってことか?


184 名無しの見習い
やっぱ担当怪しいよな
研修先の本丸に何か事情があったら政府とか担当が説明するのが義務だろ?


185 名無しの見習い
>>184そういやそんな規定できたんだっけ?


186 名無しの見習い
>>185そう
「第三者から公平な視点で」な
審神者本人が話すと審神者に都合がいい様に話すかもしれないからって
まぁ、政府が政府にとって都合の良い様に話さないとも限らないんだけどな


187 名無しの見習い
てか一期も変だな
弟を心配してもらって、それを無下にする奴じゃないだろ


188 名無しの見習い
つーか花、本当に唐突に消えるんだな


189 名無しの見習い
こんのすけも様子がおかしいし、訳分かんねぇ・・・


190 見習い
花さんが突然消えて、私はパニックになった
花さんがいないことに気づいた刀剣男士の皆さんの動揺が収まるくらいに
まぁ、その中で冷静だった山姥切さんに宥められて落ち着いたんだけど
そして私や他のみんなも冷静になってから、慌てていたこんのすけさんに向き直った
こんのすけさんは政府から預かった書類の真偽を確かめるために花さんを探していたらしい
その書類の内容は「本丸を見習いに譲渡せよ」というものだった
しかも、花さんがブラック審神者であることを前提とした内容で
みんなブチ切れたよね
しかも花さんがいた門前に落ちてた端末の最終履歴が担当役人だったし
それで役人を呼びだして詳しい話を聞くことになったんだ
でも役人は上からの命令とかそういうことばっかだし、私の報告のみでブラック判定したっていうし
花さんは改善の余地あり、とかで新しい本丸を作るよう指示されて、それを了承して新しい本丸に移ったっていうし
そうしたら痺れを切らした大倶利伽羅さんや山姥切さんが役人を脅したの
花さんの居場所を教えろって
すると役人は言ったんだ

役「あの審神者は貴方方を捨てたのです!刀剣男士様方が主と敬い、信頼するに値しない下賤な存在だったのです!所詮その程度の、価値のない人間だったのですよ、あの端女は!」

って


191 名無しの見習い
いくら何でも言っていいことと悪いことがあるだろ、役人んんんんんんんん!!!


192 名無しの見習い
端女とか今どき使う奴いんのかよ・・・


193 名無しの見習い
つか政府?役人?が可笑し過ぎる
見習いの報告だけでブラック判定とか


194 名無しの見習い
>>193他にもやましいことがあるなら別だけどな
今回は俺も役人の方がおかしいと思うけど


195 名無しの見習い
花の様子見てる限り功績も残してそうだもんな
月見の時みたく


196 名無しの見習い
>>195確かに


197 名無しの見習い
これ、役人の言うことがガチだったら最悪だけど、花の性格的にありえないよな


198 名無しの見習い
刀剣男士の前で主を馬鹿にするとか自殺願望者かよ・・・


199 名無しの見習い
むしろ破滅願望者だろ
過激な奴だったら一族郎党祟ったりするぞ


200 名無しの見習い
>>199惨状派のことかな???


201 名無しの見習い
>>200それは誤字か?わざとか?


202 名無しの見習い
誰を想像しても役人が無事でいられるイメージが浮かばない


203 見習い
みんなの想像通り、その場にいた全員が抜刀したよね
その中で役人に一番近かった山姥切さんが役人に斬りかかったんだ
でも、その刃は役人の首の薄皮一枚を斬り裂いたところで止まった
聞こえてきたんだ

「ただいま」

っていう声が
見れば、花さんがゲートをくぐって本丸に帰って来たところだった


204 名無しの見習い
帰りも唐突だな!


205 名無しの見習い
無事帰ってきたんだな!


206 名無しの見習い
花は見習いと違って本当冷静だな


207 名無しの見習い
花って動揺らしい動揺を見せねぇよな・・・


208 名無しの見習い
見習いは少し落ち着け?


209 見習い
花さんだって動揺したりするから!
ただそれがあんまり表に出ないだけで!

続き
いなくなったときと同じく、あまりに突然の帰還に皆すごく驚いてた
でも花さんが無事だって分かってすごく嬉しそうにしてたよ
何人かはすぐに駆けよってたし
そしてどこに行っていたのかっていう問いに、花さんはこう答えたんだ

花「実は、ブラック本丸に行っていたんだ」

って
顔面蒼白したよね


210 名無しの見習い



211 名無しの見習い



212 名無しの見習い



213 名無しの見習い
おいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!?


214 名無しの見習い
ブラック行ってたんかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?


215 名無しの見習い
お前は動揺しろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


216 名無しの見習い
よく無事だったな!!?!?


217 名無しの見習い
だからお前は何でそんなに落ち着いてんのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!???


218 見習い
これについては私も落ち着き過ぎだと思ったよ

続き
刀剣達が息を飲んで、私があまりのことに硬直した時、役人が驚愕の声を上げた

役「馬鹿なっ!あの本丸に行って何故生きて……っ!」

って
その瞬間、全員の殺意が役人に向かったよね
それで役人は自分の失言に気付いて顔を青褪めさせた
そんな役人に、花さんは言った

花「お前は怯えるばかりで、何も見ようとしない。知ろうとしない。だから分からなかったんだろう」

花さんが門を振り返る
私たちもつられて門を見た
でも、門は普通で、特に変わったことはない
しばらく見ていると、門の中心に、何だか黒い煙のような、靄のようなものが現れたんだ
私にはそれが何なのか分からなかったけど、刀剣達は分かったみたいで、顔を強張らせた
あとで教えてくれたんだけど、その正体はブラック本丸の穢れと、そこで苦しめられてきた刀剣達の怨嗟だって
ずるずると地面を這うような音を立てて、その靄が花さんの隣に並んだ
危ないっ!って思ったし、刀剣達が刀を構えたけど、花さんがそれを制して、靄に話しかけた

花「気持ちは分からなくはないが、靄を解け。見習いたちまで無駄に怯えさせるな」

って
そうしたら靄がゆっくりと飛散した
そして現れたのは一人の刀剣男士
膝丸さんだった


219 名無しの見習い



220 名無しの見習い



221 名無しの見習い



222 名無しの見習い
突っ込みどころが多すぎて捌ききれねぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!


223 名無しの見習い
何故生きてって・・・
殺す気満々じゃねぇか!!!


224 名無しの見習い
膝丸うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!?!?


225 名無しの見習い
何その祟り神膝丸


226 名無しの見習い
穢れと怨嗟って・・・
そんなもん纏ってて堕ちなかったのか!!?


227 名無しの見習い
一緒に見てた髭切が真顔すぎて怖いんだが


228 名無しの見習い
うちは今剣がやばい


229 名無しの見習い
お前ら意外と刀剣男士と一緒にこのスレ見てるんだな・・・
俺はそういう刀剣男士の反応が怖くて一緒に見れない・・・


230 見習い
>>226詳しくは教えてくれなかったんだけど、花さん曰く、ずっと守られてたんだって
髭切さんに
だから体は穢れとかに纏わりつかれてるけど、心は堕ちてないって言ってたよ

続き
花「お前は彼に私を殺させようとしたようだが、彼は見た目ばかりが恐ろしいだけで、敵ではなかったんだ。お前のことならば殺したいかもしれないがな。」

そう言った花さんは軽蔑の色を乗せて口角を上げた

その顔を見て、私は少し驚いた
花さんのあんな顔は初めて見たから
全然短い付き合いだけど、花さんは基本的に負の感情を持つことが少なくて、持ったとしてもそれが持続しないんだ
そして、負の感情を持っていることをあんまり表に出さない
だからこんなに露骨に負の感情を浮かべた花さんは見たことがなかった
それだけ許しがたい物を見てきたんだと思う
膝丸さんのいた、ブラック本丸で


231 名無しの見習い
髭切が障子を蹴倒して走って行った


232 名無しの見習い
今剣が見たこともないスピードで走り去っていったわ


233 名無しの見習い
とりあえずブラックは滅ぶべし


234 名無しの見習い
>>233ホントそれ


235 名無しの見習い
膝丸たちに一体何があったんだ・・・


236 名無しの見習い
もうヤダブラック案件・・・


237 見習い

花「さて、話を聞こうか」

そう言って花さんはにっこりと笑った
私にはいつもの花さんに見えたけど、役人には悪魔の微笑みにでも見えたのかな
すごく震えていたよ


238 名無しの見習い
祟り神状態の膝丸やら抜刀男士を引きつれて微笑まれたら恐怖しか湧かないわ


239 名無しの見習い
>>238それな


240 名無しの見習い
同情するわけじゃないけど役人カワイソスwwwwwwwwwwwwww


241 名無しの見習い
>>240本当に同情の欠片もねぇwwwwwwwww


242 名無しの見習い
>>240笑ってんじゃねぇかwwwwwwww


243 見習い
そして判明した事実がこちらです

・花さんの本丸は二つのブラック本丸の引き継ぎ
・花さんは新人審神者
・担当役人による資材、給料の横領
・ドロップ刀剣の横取り
・情報操作
・ブラック冤罪
・ゲートをブラック本丸につなげる
etc……

この役人ホンッッットどうしようもない屑なんだけど


244 名無しの見習い



245 名無しの見習い



246 名無しの見習い



247 名無しの見習い
はあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?!?


248 名無しの見習い
屑っていうか、悪魔の所業だよ!


249 名無しの見習い
これで一部!?ありえねぇ!!!


250 名無しの見習い
花が新人審神者!?しかもブラック引き継ぎ!?嘘だろ!!?


251 名無しの見習い
見習い研修もブラック引き継ぎも新人のやることじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!


252 名無しの見習い
横領って・・・
そりゃ鍛刀も出来なけりゃお守りも買ってやれねぇよ!


253 名無しの見習い
ドロップ刀剣の横取りって何だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


254 名無しの見習い
ドロップ刀盗られてたんなら刀剣が少ないのも納得だわ
役人マジふざけんな


255 名無しの見習い
花の刀剣を亜種って感じたのはブラック出身やったからなんか・・・(泣)


256 名無しの見習い
この役人ぶち殺してぇ・・・


257 見習い
ホントだよおおおおおおおおおおおおおおおおお!
花さんってば審神者っていう職業を知って、まだ3カ月ほどしか経ってない超新人さんだったんだけど!
審神者の勉強を始めたの、私の方が先なんだけどおおおおおおおおおおおおおおおお!!!??


258 名無しの見習い



259 名無しの見習い



260 名無しの見習い



261 名無しの見習い
花がまだ3カ月程度の新人・・・?
嘘だろ・・・


262 名無しの見習い
信じらんねぇ・・・
ブラックの刀剣が三カ月でこんな穏やかになるとか・・・


263 名無しの見習い
なんか、衝撃が強すぎて・・・


264 見習い
刀剣達の脅しにより、以下4つのことが判明
1資材、給料の横領
2情報操作
3ブラック冤罪
4ゲートをブラック本丸につなげる

詳しく書くと
1ブラック引き継ぎなどでもらえるボーナス及び、本来もらえるはずのお給料や資材を、色々な理由をこじつけてことごとくカット
花さんがもらっていたのは審神者がもらえる最低賃金のみ

2本来知らされていなければならない通達(ブラック引き継ぎであること、演練での新たな試みのお知らせなど)を届けなかったり、こんのすけへの情報を止めるなどの裏工作

3私の不信感を煽り、花さん本丸の評価を落とすよう仕向け、ブラック本丸として通報
このスレに不安を掻き立てる書き込みをして、私やスレ民にブラック通報させようとした

4花さん本丸のゲートをブラック本丸につなげ、花さんを二度もブラック本丸送りにした
本丸にいる刀剣男士の一部は一度目のブラック本丸送りで仲間になったとのこと

そして、何故こんなことをしたのかを聞き出そうとした時、突然岩融さんが声を上げたんだ

岩「思い出したぞ、三日月!この者、前任の担当役人だ!」

って


265 名無しの見習い
今なら怒りで端末握り潰せる


266 名無しの見習い
>>265おまおれ


267 名無しの見習い
ちょっと花の本丸ID教えてくんない?
その役人ぶちのめしに行くから


268 名無しの見習い
二回もブラック送りとかその役人何がしたいの?
役人、マジふざけんな???


269 名無しの見習い
てか、岩融のいた本丸の担当って・・・
怪しさマックスじゃねぇか


270 名無しの見習い
さらっと岩融がブラック本丸出身であることが判明している件


271 見習い
>>268だよね、そう思うよね

続き
岩融さんの言葉に役人が怯えを見せた
それで私たちは悟ったよね
こいつはまだ何かを隠しているって
口を割らせようと、更に脅しをかけようとした時、来客を告げる鐘が鳴った
相手は花さんの見習い研修を請け負った先輩審神者さん(以下先輩さん)
先輩さんは何度花さんに連絡してもつながらなくて、そのことに胸騒ぎを覚えて直接本丸に来たらしい
花さんのことだから何かの事件に巻き込まれているかも、と思って歌仙さん、青江さん、石切丸さん、御手杵さん、和泉守さん、平野さんを引きつれて
花さんが端末を確認すると、何度か着信があったみたい
でも、落とした拍子にどこか壊れちゃったみたいで、通知が表示されなかったみたい

先「花さん!」
花「先輩、ご心配をお掛けしました」
先「本当だよ!事が片付いたらお説教だからね!」
歌「また無茶したんじゃないだろうね!?」
青「まぁまぁ二人とも、落ち着いて」

花さんに詰め寄る先輩さんと歌仙さん
そんな先輩さんと歌仙さんを宥める青江さん

御「まぁ、気持ちは分からなくないけどなぁ。後輩っていつも何かしらの事件に巻き込まれてるし」
平「見事に今回も何かあったようですしね」
和「御神刀連中でお払いしてやれよ」
石「彼女自身に落ち度はないから、彼女の周りを払い清めた方が効果がありそうだけれどね」

苦笑する御手杵さんに複雑な表情で膝丸さんを見る平野さん
石切丸さんに話しかける和泉守さん
黒い笑みを浮かべて役人を見つめる石切丸さん
それぞれ花さんのトラブル体質に慣れてきている様子がうかがえたよ

石「……君にはいつも驚かされるよ。こんなおぞましい物をまとわりつかせた刀剣男士さえも手懐けてしまったのかい?」

石切丸さんが膝丸さんに纏わりついている靄を見て顔をしかめた

石「ああ、でも……中身は綺麗なままだね」
花「ああ。彼には優しい兄がついているんだ」
石「兄……。なるほどね」

顰めていた顔を一変
優しげな表情を見せた石切丸さん
けれど、その表情も長くは続かなかった

膝「あに……?」

膝丸さんが、どこか呆けた様子で首をかしげていた
それを異常だと感じたのは山姥切さんで、慌てて花さんを振り返った

山「まさか、記憶が……?」

その言葉に花さんは悲しげな笑みを浮かべるだけに終わった
でもわかっちゃうよね
記憶が欠落しているってこと
それが分かって、刀剣達の顔から表情が消えた


272 名無しの見習い
俺からも表情が消えた


273 名無しの見習い
俺は今、怒りをかたどったような顔をしていると思う


274 名無しの見習い
怒りで手が震えて文字入力がきつい


275 名無しの見習い
>>274それな


276 名無しの見習い
てか、石切丸がブラック刀剣が花に懐いているのに何の疑問も抱いてない件


277 名無しの見習い
>>276そんだけ実績があるんだろ
二つのブラック本丸を引き継いでるんだから


278 見習い
花さんが困惑する膝丸さんに近寄り、そっと頬を撫でた
皆びっくりしてたよ
私も驚いた
穢れは人体には毒でしかないって聞いていたから
花さんもおそらくそれを知っているはずで、むしろ身をもって体験している真っ最中であるはずなのに、それを感じさせない笑みを浮かべて、膝丸さんに優しく声をかけた

花「膝丸」
花「髭切だ。ひげきり。君の兄だ。覚えているだろう?君が兄者と呼んで、慕っている刀だ」
花「大丈夫だ。君は忘れてなんかいない。君が助けようとした大切な刀だ。君を守り続けてきた、君を愛する刀の名だ」
花「君は自分を愛してくれた存在を忘れてしまうような、薄情な刀なんかじゃない。ほら、覚えているだろう?」
花「呼んで御覧。君の大切な、兄の名を」

花さんに言われて、膝丸さんが「髭切」と呟いた
それから「兄者」とも
それで少しずつ思い出したのか、忘れていたことにショックを受けたような顔をしていたよ

膝「こんな、簡単に、忘れて……」
花「でも、思い出せたじゃないか」

花さんの言葉に、膝丸さんは泣きそうな顔で花さんを見つめた

花「言っただろう?ここにいる間は、私が何度でも思い出させてあげる、と」
花「そして君は、きちんと髭切のことを思い出せた。今はそれでいいじゃないか」
花「これを繰り返していけば、きっと彼のことを忘れることもなくなるさ」

不安を取り除くような明るい笑顔で笑って、花さんは安心させるように膝丸さんを優しく抱きしめて、その背中をそっと撫でた
でもね、膝丸さんに隠れて、花さんが苦悶の表情を浮かべていたんだ
けれど、それを膝丸さん相手にはおくびにも出さなかった
凄いな、って思ったよ
私には、きっと出来ない
そして思ったんだ
こんな人だから、自分を犠牲にしてまで彼らを救おうとする、痛ましいくらいに優しい人だから、人に傷つけられた彼らの心を開くことが出来たんだって


279 名無しの見習い
そらびっくりもするわ!
穢れと怨嗟に手を突っ込むとか馬鹿なの!!?
抱きしめるとか何考えてるの!!???


280 名無しの見習い
穢れは人体はもちろん精神にも甚大な被害を及ぼします!
今すぐ止めさせなさい!!!


281 名無しの見習い
分かるけど、抱きしめてあげたくなる気持ちは分かるけど!!!


282 名無しの見習い
でも、花がたった3ヶ月で刀剣達と良好な関係を築けた理由が見えた気がする
苦痛に耐えてでも、苦しんでる刀剣を見捨てずにいれるような人間でないと、ブラック刀剣の心は開けない
自分を犠牲にしてでも刀剣のために動けるようなどうしようもないお人よしだから、刀剣達も花に心を許したんだろうな


283 名無しの見習い
本当に、どうしようもないくらいに優しくて、痛ましいな


284 名無しの見習い
俺も、きっとこんなこと出来ない


285 名無しの見習い
普通じゃ出来ないことをやってのけられる人間だから、花はこうして二つものブラック本丸を引き継げたんだろうな


286 名無しの見習い
でも、もうちょっと自分を大切にしてほしい
自分のためにも、花を慕う刀剣達のためにも


287 名無しの見習い
ブラック審神者だなんて疑ってごめんな、花


288 見習い
私もごめんなさいって強く思ったよ
だって彼女はブラック審神者なんかじゃなくて、むしろ救おうとしてる側の人で、ブラックとは対極の存在だったんだもの

続き
膝丸さんを抱きしめてなだめていた花さんの手は、苦しみによってか怒りによってか、ぶるぶると震えていた

花「こんなにも悲しい存在を生み出したのは、私たち人間だ」

抱きしめていた膝丸さんを離し、花さんが役人を睨みつけた

花「自我すら失い、記憶すら奪うほどの絶望を与えたのは彼の本丸にいた審神者と、その審神者を良しとしたお前だ……!」
花「かつて人に苦しめられた彼らは言ったよ。人間は勝手だと。ああ、本当に勝手な生き物だ。汚れた本丸を放棄し、彼を救うことすらせず放置した。こんなものを背負わせたまま……!」

悲痛な表情で叫んだ花さんは今にも泣いてしまいそうだった
怒りとか悲しみとか、たくさんの感情でぐちゃぐちゃになってて、今にも崩れ落ちてしまいそうで、見ているこっちまで辛くなったよ
とっさに鶴丸さんと一期さんが花さんを支えに走るくらい

石「どうやらそれだけじゃない様だけどね」
青「後輩に呪いの心得は無いはずだものねぇ」
花「まじない?」

石切丸さんたちの意味深なやり取りに、花さんの目が剣呑なものになる

青「妙な気配がするよ」

青江さんが妙な言い回しをすることもなく、笑みを浮かべることもなく、鋭い目つきで辺りを見回した
その言葉に、また役人が体を震わせた
それを見逃さなかった石切丸さんが口元だけの笑みを浮かべた

石「心当たり、ありそうだね?」

その笑みを見て改めて思ったよね
ああ、この人も噂の三条派だった、って


289 名無しの見習い
花・・・


290 名無しの見習い
花って、本当に強い人だな
ブラック本丸の刀剣と接するだけでも苦しいことだろうに


291 名無しの見習い
>>290人間の罪を常に見続けているようなもんだもんな


292 名無しの見習い
>>291それだけじゃないだろ
ただでさえ気難しい刀剣だっているのに、人間に敵意さえ抱いているのがブラック出身の刀剣男士だ
例え敵意がなくなっていようとも、心に深い傷を負っている事実は変わらない
どこにどんな地雷があるのか、常に気を張っていなきゃならない
その心労は計り知れないぞ


293 名無しの見習い
加えて役人の悪意にもさらされて、いつぶっ壊れてもおかしくないのが花の立場だ
それをおくびにも出さず、見習いにも気づかせず、笑って刀剣達に接している
とんでもない精神力だ


294 見習い
うん、花さんは本当にすごい人だよ
でも、限界はどんな人にでもあるもの
だから、新たに判明した事実に、もう本当にいい加減にしろって叫びたくなったよね
この役人、花さんの所にドロップするはずの刀剣を横取りしてたの
この本丸自体にまじないをかけて、花さんと繋がったドロップ刀剣との縁を他の審神者に繋げたり、自分の所に転送されるようにしてたんだ
そして花さんから奪った刀剣を資材に変えたり、レア刀剣を売りさばいて私腹を肥やしてたんだって
それがなかったら花さんの本丸は花さんが攻略している戦場で手に入る刀剣男士はすべて揃っていたみたい

花「そんな……、なら、本当はもう、」

彼らと再会させてあげられていたはずなのか
そう言って、花さんは絶望したような、酷くショックを受けた顔をしていたよ


295 名無しの見習い
花ぁぁぁ・・・・・!。・゚・(ノД`)・゚・。


296 名無しの見習い
それも当然だよな
ブラック本丸って、高確率で刀剣が破壊されているし
平和な本丸に来られたんだ
折れた奴らに会いたいっていう奴がいてもおかしくはない
本来ならその望みはもう叶えられていたはずなのに、役人の悪意によって阻まれていたなんて知ったんだ
ショックを受けるのも納得だ


297 名無しの見習い
苦しい


298 名無しの見習い
花の立場じゃないのに俺の方が泣きそう


299 名無しの見習い
こんなのってないよ!!!


300 名無しの見習い
誰も呪いに気づかなかったの?


301 名無しの見習い
>>300確かに
こんだけの刀剣がいたら一人くらい気付きそうなものなのに


302 名無しの見習い
御神刀じゃないと気付けない類だったとか?


303 名無しの見習い
>>302さすがに三日月とか神格高い奴までは欺けないだろ


304 見習い
この本丸に掛かっていた呪いは、凄く高度なものなんだって
御神刀とか霊剣と言った、いわば本職の刀剣男士だから気付けた
それくらいに巧妙なもの
本丸全体に掛かっていて、正常な本丸を知らない者からしたら分からなくて当然だって言ってたよ


305 名無しの見習い
こんなところで出るなよブラックの弊害ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!


306 名無しの見習い
>>305ほんとそれなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


307 名無しの見習い
ドロップした刀剣ってひと振りもいないの!?


308 名無しの見習い
>>307それはさすがに無いんじゃないか?
無いん、だよな・・・?


309 見習い
いるよ
厚さんと宗三さんがそうだって

これだけでも最低なんだけど、私を新人の花さんの本丸に送った理由が最低すぎた
この役人、実はブラック審神者を排出しまくってて、それを隠ぺいしてたんだ
でもそれが政府のホワイト陣営にばれそうになってたんだって
そんなとき質のいい霊力を持っていてレアを降ろしやすくて、何の後ろ盾もなくて、その上ブラック本丸を立て直したっていう実績を持った花さんを見つけたの
しかも花さんの元担当さんが、年とか霊力の関係で審神者の担当役人をやめることになってさ
これを利用しない手はないって、半ば無理やり後任に着いたらしいんだ
しかも花さんね、訳あって現世に帰れないんだって
だから、いつ死んでも誰も困らないって
花さんにブラックと新品の本丸を交互に与えていけば、戦力が増えて地に落ちた自分の評価も上がるんじゃないかって
膝丸さんの本丸についても、ほとんど期待してなくて、はなさんの命と引き替えに浄化がかんりょうしたら万々歳って
そんなふにおもtってたみたいで


310 名無しの見習い



311 名無しの見習い



312 名無しの見習い



313 名無しの見習い



314 名無しの見習い
は?何それ?


315 名無しの見習い
役人って本当に人間か?
それが人間のすることなのか???


316 名無しの見習い
これが同じ人間とか思いたくない


317 名無しの見習い
花の命と引き換えに浄化しようとか、何でそんな発想が出来るの?


318 名無しの見習い
見習い、一旦落ちていいぞ
お前、今泣いてるだろ


319 名無しの見習い
お前の気持ちは痛いほど分かる
落ち着いてからでいいぞ


320 見習い
>>318>>319ありがと、大丈夫

私、許せない
あんなに優しい人の、その柔らかな心を利用して、傷つけて、苦しめて
そんな惨いことをしてまで、自分の保身と利益を得ようとした役人が、どうしても、許せない


321 名無しの見習い
見習い・・・


322 名無しの見習い
さっきまでブラック審神者って疑ってた癖に何言ってんだって言われそうだけど、俺も役人が許せない


323 名無しの見習い
>>322みんな同じ気持ちだよ
俺も役人が許せない


324 名無しの見習い
政府って何なの?
役人には屑しかいないわけ?


325 名無しの見習い
>>324全員が全員そうではないんだろうけど、そうとしか思えないほどの屑率の高さしてるもんな


326 見習い
まぁ、許せないとか、そんなこと言ったって、やっぱり一番役人を許せないのは刀剣達なわけでして
山姥切さんが花さんに向かって言ったんだ

山「花さん、俺を本霊の所に連れていってくれ」

って
そんな山姥切さんに、花さんはきょとんと首をかしげた

花「構わないが……。どうするんだ?」
山「人間への助力停止を訴える」

まさかの発言に私は硬直し、花さんも目を丸くしてた
けれど刀剣達はそれを当然のことの様に受け止め「それはいいな」って次々に賛同していった

役「なっ、何を……っ!?」
山「これだけの刀剣がこの戦いから消えれば、その原因となったお前や政府を、他の審神者や刀剣達はどう思うだろうな?」
役「そ、そんなことになったら、俺の首が……っ」
山「首が飛び、とでも言うつもりか?」

笑わせるな、と山姥切さんはまっっったく笑っていない目で笑った

山「その程度で終わるとでも?」

うっそりと笑う山姥切さんは本当に美しかったです
冷や汗と背筋の震えが止まらないくらいに

山「お前の未来は、さぞや愉快な地獄だろうな」

それはそれは美しく、鮮烈でいて壮絶な笑みで、山姥切さんは笑ったのでした(白目)


327 名無しの見習い
ひぇっ


328 名無しの見習い



329 名無しの見習い
こっわ・・・


330 名無しの見習い



331 名無しの見習い
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ


332 名無しの見習い
やばい、ちびりそう


333 名無しの見習い
俺の知ってる山姥切と違う・・・


334 名無しの見習い
あれ、山姥切ってこんな怖かったっけ???


335 名無しの見習い
>>333おまおれ


336 見習い
そんな山姥切さんに役人は戦意喪失
先輩さんが呼んだ他の役人たちによってあっさりと確保された


337 名無しの見習い
こんなん戦意喪失するに決まってるわ


338 名無しの見習い
というかそもそも刀剣達と戦いたいとすら思わない件について


339 名無しの見習い
>>338それな


340 見習い
あ、ちなみに私が花さんをブラック審神者だって疑ってたことについてはきちんと謝ったよ
そしたら花さんってばなんて言ったと思う?

花「気にしなくていい。事情を知らない者からすれば、私の本丸は確かに不審な点が多い」
花「だから、気に病まないでほしい。私の方も、貴方にきちんと確認すればよかったんだから」
花「確認を怠った私に落ち度がある。余計な不安を抱かせて本当に申し訳ない」

だって
花さんってば器が大きすぎて眩し過ぎるんだけど
この人、実は神様かなんかの生まれ変わりなんじゃないの?


341 名無しの見習い
花さんってば心広すぎぃ!!!


342 名無しの見習い
花さん神かよ


343 名無しの見習い
花さんはもっと怒っても良いのよ?


344 見習い
>>343本当にそう思うよ
花さんはもっと怒っていい

後、一期さんが私を止めた理由についても聞いたよ
錯乱状態の薬研さんが花さん以外の人間を前任と区別することが出来ないからだって
本当、前任もブラック役人もくたばればいいのに


345 名無しの見習い
それな


346 名無しの見習い
それな


347 名無しの見習い
ホントそれ


348 名無しの見習い
そう言えば、呪いについては?


349 見習い
呪いについては石切丸さんたちが解いてくれたよ
一応、念のために数日通ってくれるらしい
御神刀総出で加持祈祷もしてくれるって
でも、他に繋げられた縁を取り返すのには相当な時間がかかるそうなんだ
役人くたばれ

続きいくね
役人が連れて行かれるのを見送って、事が一段落ついたとき、花さんが膝から崩れ落ちたんだ
皆ぎょっとして、慌てて花さんに駆け寄った

山「花さん!」
今「はなさま!」
先輩「大丈夫!?」
私「花さ……へぶっ!」

私はびっくりし過ぎて駆け寄ろうとした瞬間、盛大に転んだ


350 名無しの見習い
花大丈夫か!?と思ったらwwwwwww


351 名無しの見習い
花が崩れ落ちたっていうから心配してたのにwwwwwwwww


352 名無しの見習い
見習いwwwww
お前という奴はwwwwwww


353 名無しの見習い
シリアスがシリアルに変わっちまったじゃねぇかwwwww
どうすんだ、この空気wwwwwwww


354 見習い
仕方ないじゃん、慌てちゃったんだから!
まぁ、心配するつもりが、逆に心配されちゃったんですけれども

続き
花「私は大丈夫だ。少し疲れてしまっただけで……それより見習いさんだ顔から転んだようですが大丈夫ですか?」
私「私より自分を心配してください花さんんんんん!!!」
御「それな」
和「ったく、お前ってやつは……」

真顔の御手杵さんと呆れ顔の和泉守さんに助けられつつ、私は全力で叫んだ
というか正直、悲鳴みたいな声あげちゃったよ
だって花さん、顔真っ青だったもん
いや、むしろ真っ白でやばかったもん

一「見習い殿の言うとおりです。前にも言ったはずですよまずがご自身を愛してください、と」
明「見習いさんや一期さんの言うとおりですわまずは自分を大切にせな。そんな顔で心配されたら、逆にこっちが心配でどうにかなりそうですわ」
花「そんなに疲れた顔をしているか?」
鶴「正直俺より白い顔をしているぞ」
花「それは……拙いな」

鶴丸さんの言葉に花さんが口を引き結んだ
ようやく自分の顔色の悪さを自覚したらしい
遅いよ、花さん


355 名無しの見習い
花ェ・・・・・


356 名無しの見習い
鶴丸より白いとかガチでやばい奴うううううううううう


357 名無しの見習い
血の気が引いてるって辞書で引いたら出てきそうな顔色だな


358 見習い
そんな花さんを見て、自分が原因だと思った膝丸さんが出来るだけ靄を抑えつつ、花さんから距離を取った

膝「やはり俺は……あそこから出るべきではなかった……」

そう言って拳を握りしめる膝丸さんは見てるこっちまで辛くなりそうなほど傷ついた顔をしていた
そんな膝丸さんに花さんが声をかけようとしたんだけど、先輩さんがそれを制した

先「君は何も悪くないよ。無茶をしたのはこの子だし」
膝「しかし……」
先「それは君のせいじゃない。だから自分を責めちゃいけない。それに、君を責めるということは、君を助けたいという彼女の優しさを否定することになる」

先輩さんの言葉にハッとした膝丸さんがオロオロしながら花さんを見た
縋る様な瞳で見つめられた花さんはふっと優しく微笑んだ

花「私は余計なことをしてしまったか?」

そう尋ねると、膝丸さんがぶんぶんと首を振って、それを否定した

膝「俺をあそこから連れ出してくれて、助けてくれてありがとう」
花「どういたしまして」

花さんの顔色もほんのり戻ったように見えて、空気が温かくなったのを感じた


359 名無しの見習い
ああああああああああああああ
膝丸ううううううううううううううううううう


360 名無しの見習い
膝丸ううううううううううううううう!!!


361 名無しの見習い
うちの髭切が膝丸のもとへと駆けて行った


362 名無しの見習い
髭切にこのスレ見せたら、怒って泣いて、一周回って真顔になった


363 名無しの見習い
>>362そして>>359のやり取りを見て、ちょっぴり微笑むんだろう?


364 名無しの見習い
>>363何故わかったし


365 名無しの見習い
>>364うちがそうだったから


366 名無しの見習い
なるほど


367 名無しの見習い
てかホントに膝丸のせいじゃねぇから!
どんなことがあって祟り神状態なのか分かんねぇけど、花の言葉を聞く限り、悪いのは人間だから!

368 名無しの見習い
ホントもうブラック審神者くたばれよ、今すぐに!


369 見習い
噂でしか聞いたこと無かったけど、ホントブラック審神者は滅ぶべきだよね
今日でよく分かったよ

続き
先「で・も!君が無茶したのは事実だから!」

そう言って先輩さんが花さんの額を軽く掌ではたいた

先「誰かのために一生懸命になれるのは悪いことだとは言えない。でも、何でもかんでも抱え込んでしまうのは、君の悪い癖だよ」

先輩さんがそう言って、腰に手を当てて、目を吊り上げた
花さんは一瞬きょとんとして、それから愛しげな顔で笑った

花「私は抱えてなんかいませんよ」
先「え?」
花「だって彼らは私と共に歩いてくれる。抱える必要なんてないんです」

花さんの言葉に刀剣達が嬉しそうに微笑んで、今度は先輩さんがぽかんと口を開けていた
けれどすぐに参りましたと言わんばかりに肩をすくめて苦笑した

花さんって本当凄いなぁって思うよ
こういう信頼を示す言葉を何のためらいもなく口に出来るところとか、一点の曇りもない眼差しで相手の目を見ることが出来るところとか
こういうところが、彼らに心を開かせて、主と認めさせたんだろうなぁって


370 名無しの見習い
相手の目を見て話すのって、簡単そうに思えて結構難しいよな


371 名無しの見習い
信じてるぞ―って感じの言葉って、照れちゃってなかなか言えないんだよなぁ……


372 名無しの見習い
当たり前のことを当たり前にやるのって、結構難しい
そういうことを当たり前に出来る花は、やっぱり凄いんだろうな


373 名無しの見習い
そういや膝丸は花の刀剣になるのか?


374 名無しの見習い
>>373それ俺も気になってた


375 見習い
>>373ううん、膝丸さんが仕えたいと思う主に出会うまで、居候って形で花さんの本丸で預かるんだって
でもきっと、膝丸さんは花さんの刀剣になると思うんだ
根拠はないけど、そんな予感がする


376 名無しの見習い
奇遇だな
俺もだ


377 名無しの見習い
おまおれ


378 名無しの見習い
むしろそれ以外の選択肢ってある???


379 名無しの見習い
膝丸の未来は明るいな!


380 名無しの見習い
花さんと膝丸が笑い合う未来が目に浮かぶ


381 名無しの見習い
預言者の多いスレだな、ここは


382 名無しの見習い
そういやこのスレ、どうすんだ?
花がブラック審神者かどうかを見極めるために立てたんだろ?
ここで終わり?


383 見習い
>>382ここまで来たら研修期間の最後まで続けようかなって思ってるよ
という訳で、みんなにはもう少し付き合ってもらうよ


384 名無しの見習い
おお、続けてくれるのか!


385 名無しの見習い
ここまで来たら最後まで見たいって思ってたし、続けてくれるんなら、最後まで付き合うぜ!


386 名無しの見習い
見習いが立派に卒業するところまで、見届けてやるからな!


387 見習い
うん、ありがとう!
明日は花さんの大事をとってお休みだけど、今までの研修内容を見返したり、色々したいことあるから、今日はもう休むね


388 名無しの見習い
おー、お疲れー


389 名無しの見習い
ちゃんとした本丸でよかったな


390 名無しの見習い
疲れただろうし、しっかり休めよ


391 名無しの見習い
お疲れ


392 名無しの見習い
お疲れ様ー


393 見習い
うん、ありがとう!
また来週ね!


394 名無しの見習い
おつー!


395 名無しの見習い
来週、楽しみにしてるぞー











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