【演練で見かけた凄まじい審神者の話をする】
164 名無しの審神者
「さすが!」って喜んでる厚きゅんは可愛いけど、このごこちゃんはさすがに怖い・・・
165 名無しの審神者
こええええええええええええええええええええ!!!
166 野次馬
うちの刀剣達も「お、おう……」って感じで顔を引きつらせてたわ
浦島が「五虎退ってあんなやつだったっけ?」って深刻な顔して頭抱えてた
続き
小狐丸に続いて三日月が倒されて白猫はもはや発狂してた
主からの指示が望めないとわかって鶯たちが自分たちで急きょ新しい隊長を立てることになった
新しい隊長は一期
でも目の前でそんなもん見たら、まずそいつを狙うよな
大倶利伽羅が腰の布で一期の視界を奪った
また同じ戦法だと思ったのか、咄嗟に背後を警戒してしまったようで、がらあきの正面から大倶利伽羅にたたっ切られて戦線崩壊
あまりに一方的な展開に動揺したらしい江雪が小夜に首を掻き斬られて崩壊
残ったのは鶯と重症の太郎
絶望的だよな
167 名無しの審神者
うわぁ・・・
168 名無しの審神者
何かもうかわいそうになってきた
白猫じゃなくて白猫の刀剣達が
169 名無しの審神者
白猫こんなんでよく本丸の運営できてたな・・・
170 名無しの審神者
明らかに見せびらかし用の刀剣達だよなぁ・・・
実践慣れしてない感満載
171 名無しの審神者
一時撤退とか体勢を立て直して仕切り直しとかが思いつかん所でそれが浮き彫りになるという
172 名無しの審神者
>>171そう言うのも視野に入れとかないとなー
173 名無しの審神者
何度も同じ戦法使ってくるとか確実に罠なのに・・・
174 野次馬
しかも二人が背中合わせの状態に入ってぐるっとまわりを囲んだからな
白猫側、ホント勝ち目ねぇわって思った
少数体多数なら囲うが定石
よっぽどの錬度差がないと囲まれたら終いだよな
太郎がどうにか囲いを崩そうとしたけど、短刀の機動には敵わず崩壊
太郎がやられたことに気を取られた隙にまんばが鶯を戦線崩壊に追い込んだ
完全S勝利で黒猫側の勝利で終わった
ちな誉はまんばな
175 名無しの審神者
あらら・・・
176 名無しの審神者
お見事
177 名無しの審神者
白猫が荒れただろうなぁ・・・
178 名無しの審神者
白猫側の刀剣には悪いけど、姐さんおめでとー!
179 野次馬
桜をふぶかせながら戻ってきたまんばたちを見て、黒猫が目を細めて笑った
黒「見事な戦いぶりだった。戦場での君たちは、やはり一等美しいな」
山「……さっきは聞きそびれたが、恐ろしくはなかったか?新人審神者は初めてみる大量の血に失神することもあると聞いたが」
黒「恐ろしくないと言えば嘘になる。けれど大丈夫さ。ちゃんと受け止められている」
山「……そうか」
何でか戦闘中だけかぶっていた布を外して、まんばが微笑んだ
黒「褒美は何がいい?」
山「そうだな……。手入れがいいな。あんたの手入れは丁寧で優しいから好きなんだ」
黒「了解した。手入れは明るい時間帯の方がいいな。明日でかまわないか?」
山「ああ、明日が楽しみだ」
黒「そうか、私も楽しみだ」
山「何で姐さんが楽しみにしてるんだ。俺の褒美だろう?」
まんばがくすくすと嬉しそうに笑った
黒「だって刀は君たちの本体だろう?君たちのすべてだろう?それを握らせてもらえるってことは、私を信頼してくれているということだろう?それはとても嬉しいことだ。かけがえのないことだよ。
思わず呆けてしまうほど美しい刀を、多大な信頼とともに握れる。最高の誉れじゃないか」
そう言って嬉しそうに微笑んだ黒猫の言葉に、まんばが顔を真っ赤にして俯いた
それを見てた薬研が苦笑した
薬「あんたはつくづく人たらしだな。いや、この場合刀たらしか」
黒「心外だな。私がたらしなのではなく、君たちが惚れ惚れさせるような名刀なんだろう?私はただ事実を述べているだけさ」
そう言って薬研が頬を撫でられて膝から崩れ落ちた
耳まで真っ赤になってて「柄まで通された……っ」って絞り出すような声で呟いてたな
黒猫、ホント性別間違えてるわ
お前ら性別交換しろよ
180 名無しの審神者
何これ照れる
181 名無しの審神者
むっちゃんに見せたら「これはアカン」って思わず関西弁になってしまったんだが
182 名無しの審神者
通りがかった平野と前田に見せたら「これは照れますね」って二人してほっぺた赤くした
183 名無しの審神者
刀剣にとっては刀身を褒められるのがやっぱ一番嬉しいことなのかな
184 名無しの審神者
>>183まぁ、刀=本体だからな
俺らで言ったら顔を褒められてるようなもんなんだろ
185 名無しの審神者
つまり人間に置き換えると「貴方の顔は惚れ惚れするほど美しいですね」って言われてるようなもんってことなんだな
そりゃ照れるわ
186 野次馬
>>185それは照れる
てか実際照れたわ
演練場が何とも言えない空気になってたし
そんでもってその空気を壊したのはやっぱり白猫だった
自分が負けたってようやく理解して、白猫が怒鳴った
白「何で負けるのよ!」
我に返っての第一声がこれで、またも空気が凍った
白「それも短刀や打刀ばかりを集めた部隊によ!?恥ずかしくないの!?あんな無能な審神者の、野蛮な刀剣に負けたのよ!?」
本当はもっと言ってたけど割愛する
おもにレア以外は使えない刀扱いの発言が目立ってて胸糞悪かったからな
怒り狂う白猫に対して刀剣達はひたすらに謝り続けてた
「すまない」「油断した」「次は勝つから」みたいなこと
今にも泣き出しそうなほど情けない顔で謝ってた
187 名無しの審神者
何こいつ腹立つ
188 名無しの審神者
姐さんは無能なんかじゃねぇし、刀剣達だって野蛮なんかじゃねぇわ
189 名無しの審神者
>>188それな
うちに来た時もめっちゃ礼儀正しくてほっこりしたわ
190 名無しの審神者
うち?
191 名無しの審神者
>>189お前小人か!
192 名無しの審神者
>>191よくわかったな
見習い、じゃねぇや
黒猫の研修先の審神者です
退屈で死にそうって愚痴ってた鶴丸に端末貸してやったらこのスレを見つけたらしくてな
今、端末をスクリーンに映し出して皆で見てる
そんでもって相変わらずの男前っぷりに刀剣達が悶え死んでる
193 名無しの審神者
小人のとこの刀剣達も姐さんのこと気にいってんのかwwww
194 名無しの審神者
>>193まぁな!良い子だし!
それより続きくれ!
俺の後輩の活躍を!!!
195 野次馬
>>194まさかの先輩審神者降臨wwwww
おk、続きなー
散々自分の刀剣を責め立ててた白猫が不自然に言葉を途切れさせた
白「ああ、そうか……。あの女が何か細工したのね?だから私の部隊が負けたんだわ」
そう言って黒猫に突っかかりに行こうとした白猫に、白猫の刀剣達が慌てた
止めようと手を伸ばしたけど、諦めたように手を降ろしてうつむいたのを見て、黒猫の刀剣が動いた
まんばだった
山「何であんたらは大人しく謝ってるだけなんだ。どうして審神者を好きにさせているんだ」
苛立ち交じりの声に、白猫の刀剣達がはっとして顔を上げた
山「同じ刀剣なら刀として扱われないことが、どれほど辛いことか分かるだろう?外見や他者からの評価だけで相手を罵ることが、どれだけ愚かなことか分かるだろう?何故諌めない」
まんばは真っ直ぐに三日月達を見据えた
射ぬかんばかりの強い眼差しが、黒猫によく似ていた
さすがに自分のことが言われているのだと気付いた白猫が文句を言おうとしたけど、まんばの冷たい視線に竦み上がって何も言えない状態になった
それを見て、まんばが白猫の刀剣達の前まで歩み寄った
山「主の言葉にただ従うことだけが努めじゃない。間違いを正すのも、俺達家臣の務めだ」
まんばが鯉口を斬り、刀を抜いた
それに三日月達が警戒の色を見せたけど、まんばは刀を下に向けた
山「後戻りできなくなるところに行きつく前に、主として慕えなくなる前に主を正せ!俺達は主のために刀剣だろう!目を覚ませ、刀剣男士!!」
ザンッ!って勢いよく刀を地面に突きたてて叫んだまんばの言葉に、三日月達の目が生気を取り戻したのが分かった
196 野次馬
三日月や江雪たちの胸には響いたけど、白猫には解せなかったみたいで、今度はまんばに突っかかろうとしたんだ
けど、白猫が何かを言う前に、三日月が白猫の首筋に手刀を決めて気絶させた
その反応はさすがに予想外だったのか、まんばは少し驚いていた
崩れ落ちた白猫を支えながら、三日月が呟いたんだ
三「主のための刀剣、か……」
って
そして目を伏せて、ギュッと白猫を抱きしめた
三「そんな当たり前のことも忘れてしまっていたのだな、俺達は……」
三日月はそう言ってぽろりと一筋、涙を流した
197 名無しの審神者
まんばかっけぇ・・・
198 名無しの審神者
俺達のための刀剣、か・・・
口うるさかったりするのも戦ってくれるのも、確かに俺達のためだよな・・・
199 名無しの審神者
しかし、黒猫に劣らぬ凄い発言だな
200 名無しの審神者
姐さんの考える主従が「下が上を正し、上が下を律する」だからな
だから主が間違ったことをしてるのに諌めなかったり、間違ってるって注意しなかった小狐たちに苛立ちを覚えたんだと思うよ
201 名無しの審神者
>>200それも一つの主従の形だよな
202 名無しの審神者
てか黒猫ってまじで新人なの?
審神者歴5年の俺でもここまでには成れてねぇぞ
203 名無しの審神者
>>202それは人それぞれだから仕方ねーよ
204 名無しの審神者
主従にもいろんな形があるんだよ
205 名無しの審神者
皆違ってみんないいってやつだ
どこが一番とかはない
206 名無しの審神者
刀剣と家族みたいな形を取ってる本丸もあれば、ビジネスパートナー的な形を取ってる本丸もある
本丸の数だけそれぞれの形がある
審神者も刀剣も、双方がそれで納得してたらそれでいいんだよ
207 名無しの審神者
>>203~206は黒猫スレ民と見た
208 名無しの審神者
>>207何故わかったし
209 名無しの審神者
>>207何故ばれたし
210 名無しの審神者
>>207この審神者、エスパータイプか
211 名無しの審神者
>>207何こいつ怖い
212 名無しの審神者
わからいでか
213 野次馬
>>202自分なりの主従の形を大事にな
>>203~206俺でもわかったぞ
続き
三「主がすまぬな。お主らの主を貶し、おぬしらも侮辱した」
山「俺たちもだいぶ言い返していたがな」
三「まぁな。……美しくないと言われたのは初めてだ」
だろうな、と俺は納得して頷いた
俺には他の三日月と変わらず美しく見えたし
多分黒猫の独特な価値観では、三日月が綺麗に見えなかったんだろう
苦笑してた三日月が、ふと口元を緩めた
三「こんなにもまっすぐに前を見つめる山姥切に出会ったのも、な」
不意をつかれたのか、まんばはきょとんとしてた
山「そんなこと、ない」
三「いや、お主は強い」
山「俺は強くなんかない。……これから強くなっていくんだ」
三日月はまっすぐに自分を見つめるまんばに目を見開いて、けれどすぐに嬉しそうに笑った
「そうか、そうか」って孫の成長を喜ぶ爺のように
何て言うか、本調子に戻ってきたような気がする
214 名無しの審神者
孫の成長を喜ぶ爺wwwwwwww
215 名無しの審神者
やめろよwww
良い話だったのに笑っちまっただろwwwwww
216 名無しの審神者
折角まんばがかっこよく決めたのにwwwwww
217 名無しの審神者
一緒に見てた切国が「俺が写しだからか・・・」って卑屈始めちゃっただろwwwwwww
218 名無しの審神者
まぁでも、こんな前を向いた山姥切りは初めてだわ
219 名無しの審神者
>>218それな
220 野次馬
変な方向に突きぬけちゃった系亜種とかならたまに聞くけどな
続き
爺のあったかい視線にいたたまれなくなったのか、まんばがちょっと居心地悪そうにしていった
山「俺なんかに構う暇があるなら、姉さんに謝罪してくれ。傷つけられたのはあの人なんだ」
三「そうだな」
そう言って三日月が白猫を小狐に預けて、黒猫のもとに歩み寄った
三「すまなかった」
って深く頭を下げて、他の刀剣達もそれに習った
黒猫はふっと口元を緩めて「うん」と一つうなずいた
黒「正直に言うなら謝罪を受け入れたくはない。彼らへの侮辱を許すことのようで嫌だから。けれど今回は許そう。こちらもかなり言い返した自覚がある。私も悪かった」
三「お……ぬしが、謝る必要は、ないだろう……?」
苦笑して謝る黒猫に、三日月がちょっとたじろいだ
黒「君達を傷付けたのは私も一緒だからな。でも、賭けを無かったことにするつもりはない」
三「……っ!」
表情を消した黒猫に、三日月が目を見開いて、それから警戒するように身構えた
黒猫は真剣な表情で白猫を見やった
黒「”刀剣たち一振り一振りと向き合うこと”」
三「……!」
黒「レアだとかそうじゃないとか、そんな贔屓目は捨てて、一振り一振りを見ろ。賭けに勝ったのは私だ。違えることは許さない。必ず遂行させろ。いいな?」
三「あ、あい分かった……」
強い眼差しに気圧されて、三日月が頷いた
221 名無しの審神者
姐さんってば刀剣を振りまわす天才だな、おい
222 名無しの審神者
つーか、何でも言うこと聞くって言ってたのに提案した条件がこれって……
かっこよすぎるわ
223 名無しの審神者
>>222それな
224 名無しの審神者
刀剣達のこと考えすぎぃ!!!
225 名無しの審神者
三日月がたじろぐところとか超見たいわ
226 名無しの審神者
三日月が気圧されるほどの眼差しとは
227 野次馬
>>226あの眼力は凄かった
言葉の内容によってはちびってた
続き
凄まじい眼力を緩めて黒猫がちょっと困ったように眉を下げた
一気に空気が変わって、三日月はぽかんとしてたな
黒「後な、これはお願いなんだが……」
三「な、何だ……?」
黒「一緒に謝ってくれないか?彼らに……」
そう言って黒猫は俺達ギャラリーに目を向けた
だいぶ時間を取ってしまったし、罵り合いなんて不快なものを見せてしまったからって
もう何なのこの子、惚れるわ
228 名無しの審神者
姐さんって何で女の子に生まれてきたんだろう・・・
229 名無しの審神者
>>228世の女の子が姐さんに掻っ攫われるのを防ぐためじゃないかな!
230 名無しの審神者
>>229それだ
231 名無しの審神者
>>229それだ
232 名無しの審神者
>>229お前天才か
233 名無しの審神者
>>229確定
234 野次馬
>>229それしかねーわ
その後謝ってもらって、三日月達白猫刀剣は本丸に帰ったよ
黒猫は意見交換とか情報交換とかしたいからって残った
これから演練って気分じゃなかったし、黒猫にいろいろ教えてほしいって言われたし、ほぼ雑談してたわwww
手入れのコツとか戦術について聞いてきたわ
俺らはそれに答えたり、どうやって大倶利伽羅達と仲良くなったのか聞いた
黒「特に何をした、というわけではないですが、日常的に彼らを握っています」
審神者1「握る?」
黒「はい。素振りに使わせてもらったり、帯刀させてもらったり。傷の手入れだけでなく、日常的な手入れをさせてもらったり。彼らの魂に触れることで、こちらの心を知ってもらっているんです。そうしているうちに信頼を寄せてくれるようになりました」
審神者2「そうなんだ……。でも心を覗かれるって嫌じゃない?」
黒「見ようとしなければ見えないそうですよ。方法は分かりませんが、こちらから相手の心を知ることも出来るのだとか」
審神者1「手入れすら嫌がられる場合は……」
黒「刀は彼らのすべてなんだそうです。手入れを嫌がるのは己のすべてをさらけ出すのに慣れていないからだと聞きました。慣れるまで待った方がいいかと」
自分の心をさらけ出すのもいとわないとか、これは好かれて当然だわ
235 名無しの審神者
まじか
236 名無しの審神者
勉強になるわぁ・・・
237 名無しの審神者
新人から教わる俺らって・・・
238 名無しの審神者
>>237それな
239 名無しの審神者
こんな交友の測り方もあるんやな
240 名無しの審神者
俺、加州あたりに帯刀させてもらおうかな・・・
241 名無しの審神者
黒猫を真似ていれば素直なまんばちゃんが拝めるようになるかも・・・!?
242 名無しの審神者
>>241そんな下心満載じゃ無理だろ
243 野次馬
刀剣達が「アレマジなの?」的なことを口々に聞いてたな
全部本当のことらしくて全員うなずいてた
鶴「男前にも程があるだろ……」
ってうちの鶴丸が呆然としてたわ
そりゃそうだよな
刀を握ることがどういうことか分かってる上で魂の触れ合いもいとわないとか
その心意気だけで惚れるわ
てか多分、刀剣達は黒猫に惚れてるな
男が漢に惚れる的な意味で
244 名無しの審神者
これは惚れる
245 名無しの審神者
俺抱かれてもいいわ
246 名無しの審神者
>>245わかる
247 野次馬
鶴丸の言葉に黒猫が笑った
黒「男前というのとは少し違いますね。魅せられたのは私の方だ。全てを投げ出してもいい。私が糧となるのなら、全てくれてやろう。そう思わせるだけのものが彼らにはあった。だから私は自分の魂を差し出すこともいとわない。それだけのことですよ」
どこがそれだけなんだ。
むしろ愛してると言われた方が恥ずかしくねーわって思うくらい強烈な殺し文句だった
ちなみに黒猫の刀剣達は黒猫の言葉にずしゃあ!って膝から崩れ落ちてたわ
その気持ち、よく分かる
248 名無しの審神者
249 名無しの審神者
250 名無しの審神者
251 名無しの審神者
252 名無しの審神者
253 名無しの審神者
254 名無しの審神者
かっこよすぎて意味が分からない
255 名無しの審神者
息が出来ない
256 名無しの審神者
動悸が収まらないんだが
257 名無しの審神者
俺の後輩がかっこよすぎて刀剣ともども悶え死にそう
258 名無しの審神者
小人wwwwwwwww
だが同意する
259 野次馬
こりゃ素直になるのも当然だわ、って感じの空気が流れた
その中で一人の審神者が、顔のほてりを冷ますように手であおぎながら言った
審神者2「これだけ好かれていたら神隠しが心配ですね」
と
空気が凍ったよな
260 名無しの審神者
!!?!?
261 名無しの審神者
俺も冷えたわ
262 名無しの審神者
何言っちゃってんの、その審神者!!?
263 名無しの審神者
空気を変えるためとはいえ、これはない
264 野次馬
悪気はなかったっぽい
その人病気がちで一回病気で死にかけたんだと
その時に沖田組が神隠しして延命させようとしたんだってさ
まァ、未遂に終わったんだけどな
今は病気が治って元気だから問題ないたしいけど
ちなみに沖田組とは神隠ししないって言う契約を結んで今でも仲よくやっているらしい
病気しててあんまり仲を深められていなかった自分でも神隠しされそうになったから、黒猫のことが心配になったんだと
265 名無しの審神者
おっふ・・・
266 名無しの審神者
沖田組は主大好き勢だし、病気で死にかけたってのがなぁ・・・
267 名無しの審神者
神隠ししたら延命どころじゃないんだけどな
てかむしろ不死になってしまうし
268 名無しの審神者
死にたくないとは思うけど、不死身は嫌かなぁ・・・
269 野次馬
>>268それな
刀剣達の黒猫に対する惚れ具合を見てると確かに心配になるけど、それを当人たちを前にして聞くのか!?って思ったわ
でも刀剣達の間でもそれを懸念してるやつがいたみたいで「そんなことしないよな?」ってこっそり聞いてたわ
大「するわけないだろ」
と大倶利伽羅が即答した
今「ぼくたちは、いまのにんげんとしてのあねさまをしたっています。そんなことしません」
薬「仮に神域に連れていって人でなくなった姐御が、果たして今と同じでいられるか?答えはきっと否だ」
小「過ぎゆく月日に終わりが見えなければ、きっと姐様だって狂ってしまう。そんなのは嫌だ」
山「それに、短い一生を懸命に生きるから人は美しく、そして愛しいんだ。不死になってしまえば、それはきっと損なわれる」
鶴「神隠しなんて早まったことをした奴らは、今頃後悔しているだろうぜ?」
五「僕たちはそんなこと、絶対にしませんよ」
皆すごく穏やかに笑ってた
いつか来る別れも覚悟の上って感じだった
黒猫もそんな感じだったよ
何て言うか、凄いなって思ったよ
どういい表わせばいいのか分からないけど、その生きざまって言うか、在り方って言うか
そう言うのが凄いって思ったんだ
人が死ぬのも、形あるものが壊れるのも、当り前だと思っていて
死ぬのは当然として、でもそのうえで生きる覚悟を決めてるって言うか、そんな感じだった
何て言えばいいのか分からないけど、そんな風に思ったんだ
270 名無しの審神者
何て言うか・・・凄いとしか言いようがないな・・・
271 名無しの審神者
この子ホントにjk?
272 名無しの審神者
>>271すっかり忘れてた
この子若いんだよな
むしろ老兵って感じ
273 名無しの審神者
それ分かるかも
戦争経験してるって言われても納得するわ
274 名無しの審神者
今絶賛戦争中なんですがそれは
275 野次馬
圧倒されるような何かがあるのは確かだわ
続き
そろそろお暇しますって全員にあいさつして黒猫たちは本丸に帰って行った
「まさか国広があんなふうに怒るだなんて~」とか皆でわちゃわちゃしながら
かっこいいのか微笑ましいのか、そのギャップも合わせて『凄まじい審神者』だったな、と思ったわ
最初から最後まで、本当強烈だった
話はこれで終わり
予想以上に凄まじい審神者だったろ?
276 名無しの審神者
ホントにな
277 名無しの審神者
姐さんかっこよすぎ
278 名無しの審神者
見習いがかっこよすぎて辛い
279 名無しの審神者
>>278もう見習いじゃねーだろwwww
280 名無しの審神者
新人だけど立派な審神者だよwwwww
281 名無しの審神者
コテハン持ちすぎだろ、黒猫wwww
姐さんに見習いに黒猫ってwwww
282 野次馬
むしろどんだけスレ立てられてんだって話な?wwww
んじゃ、俺はそろそろ落ちるなー
黒猫の凄まじさに共感してほしかっただけだしwwww
後は雑談にでも使ってくれ
283 名無しの審神者
乙ー
284 名無しの審神者
乙かれー
285 名無しの審神者
乙乙ー
・
・
・
・
・